朝8時からオープン!昔ながらのパンから、コンテストで入賞したパンなど多彩なパンが楽しめる 京都
世界遺産の金閣寺までも徒歩圏内!大人な京都パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは京都府・北大路
京都市営地下鉄烏丸線で京都駅からは13分、北大路駅を下車したら徒歩で20分くらいのところにある雨の日も風の日も。えっ、そんなに歩きたくない!って場合は、京都駅または北大路駅から市バス205、206番に乗り「建勲神社前」下車。そちらからは徒歩で2分の近さ。
どこか和を感じる、木を基調にした店内。朝は8時からオープンしていて、あんぱんやクリームパンなど昔ながらのパンから、コンテストで入賞したパンなど多彩なパンが揃っています。
ちなみに店名の由来は、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」で始まる、宮沢賢治の詩の世界観が、シェフのパン職人としての心意気と重なるというところからつけたのだそう。右の壁に詩の書が飾られていました。
クルクルセイバリー、ほうじ茶のカヌレ、全粒粉クリームパンを実食
「第20回全日本カリフォルニアくるみ製菓・製パンコンテスト」のグランプリを受賞したクルクルセイバリー。たっぷりのクルミとベーコン、チーズが入っています。基本的な形は丸型なのですが、1日に1個だけハート型で作っているそう。小さなことだけれど、ちょっと幸せな気分。
食感はハードなのだけれど、全体的に軽い口あたり。クルミはコンテストでグランプリ受賞しただけあり、たっぷり入っています。それにベーコンのジューシーながらも感じる塩味、個人的にはチーズのコクよりもローズマリーの香りが鼻にぬけることが印象に残った感じ。惣菜パンと言うほど重くもないし、朝などに軽くトーストして頂きたい一品。
フランスの伝統菓子であるカヌレを和風にアレンジしたほうじ茶のカヌレ。手のひらサイズで外側はカリッと、中はしっとり、カヌレ特有のペタっとした食感。外と中の硬さのコントラストが良き。カヌレというと、ラムがきいた焼き菓子なイメージあるけれど、こちらはほうじ茶も入っているので、気持ち渋みも感じて大人なカヌレって感じです。
全粒粉の生地にたっぷりのカスタードクリームが入った全粒粉クリームパン。生地はもっちりしていて、全粒粉が入っているからか滋味深い味わい。形もグローブ型ではなく細長く食べやすいです。カスタードクリームは、甘すぎず、それでいて卵感強く、舌触りはなめらかなのだけれど、とろ~りって感じではない。例えるなら厚焼き玉子のような食感。
店内にはイートインコーナーがあるので、そちらで食べていくことも出来るようですよ。ちなみに、雨の日も風の日もの近くには枯山水などの石庭で有名な大徳寺(500m、徒歩7分くらい)や、世界文化遺産である金閣寺(1.6キロ、徒歩23分くらい)があるので、ぶらり立ち寄ってみるのも良いのでは?!
雨の日も風の日も
住所:京都府京都市北区紫野東野町6
電話番号:075-432-7352
営業時間:8:00~
定休日:木曜日・日曜日