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家賃だけで決めないで!賃貸物件を選ぶなら「めやす賃料」を知っておこう

taguaki不動産ライター

アパートやマンションを賃貸する際、家賃は少しでも安いほうがいいですね。

けれども、家賃が安いと思っても、初期費用や更新料を考慮すると結局、他の物件と変わらない、もしくは高くついたということがあります。

そこで、今回はアパートやマンションを賃貸する際に役立つめやす賃料についてお伝えします。

めやす賃料とは?

めやす賃料とは、4年間、同じ物件を賃貸した場合の1ヶ月あたりの金額のことです。家賃、共益費、管理費、礼金、更新料などを含めて計算します。

同じような条件でも、敷金や礼金、更新料がゼロの物件や、最近ではフリーレント(一定期間、家賃が無料)などがあり、物件によってかかる費用がまちまちです。借りる側にとって分かりにくく、トラブルに発展することも少なくありませんでした。

そこで、分かりやすく比べやすくするために導入されたのが、めやす賃料の表示です。

めやす賃料の計算方法は?


まず、めやす賃料に含むものは次の通りです。

  • 家賃
  • 共益費、管理費
  • 礼金
  • 敷引金
  • 更新料

めやす賃料に含まないものは、次のようなものがあります。

  • 仲介手数料
  • 敷金
  • 更新事務手数料 
  • 火災保険などの保険料
  • 鍵交換費用
  • 駐車場代
  • 保証会社を利用した場合の利用料

めやす賃料は次の計算で表します。

めやす賃料={(1ヶ月分の家賃+共益費、管理費)×48+礼金+敷引金+更新料}÷48

分かりずらいと思いますので、二つの物件を比較してみましょう。

①物件A

  •  家賃 70,000円
  •  共益費  2,000円
  •  礼金 70,000円
  •  更新料 140,000円

計算すると、めやす賃料は、76,375円

②物件B

  • 家賃 72,000円
  • 共益費 2,000円
  • 礼金 0円
  • 更新料 72,000円

計算すると、めやす賃料は、75,500円

家賃だけをみると、物件Aのほうが安いですが、めやす賃料で計算すると物件Bのほうが安いのが分かります。

めやす賃料の活用


めやす賃料は、他の物件と比較しやすいのが特徴ですが、先ほどお伝えしたように、仲介手数料や敷金、駐車場代などが含まれていません。ですので、他にもかかる費用があることを覚えておきましょう。

また、めやす賃料は同じ物件に4年間居住した場合を想定しています。1〜2年で引っ越しをする予定なら、費用が変わる可能性があります。

物件がある程度決まったら、トータルでどのくらいの費用がかかるか計算(不動産会社に確認するのがベスト)し、自分の希望条件などを考慮して決めるのもいいですね。

不動産ライター

元不動産会社賃貸営業。保有資格、宅地建物取引士。不動産に関する情報を分かりやすくお届けします。

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