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はじめてのアパート暮らしで気をつけたい7つのこと

taguaki不動産ライター

はじめてアパート暮らしをする場合、新しい生活に胸を膨らませている一方で、少し不安もあるという人も多いのではないでしょうか。今回はそんな方のために、アパート暮らしで気をつけるべき事についてお伝えします。

できるだけ不要なトラブルは避けて、楽しいアパート暮らしをしたいですね。

気をつける事は次のようなものがあります。

  1. 家賃滞納
  2. 無断転貸
  3. 騒音
  4. ペット飼育
  5. カビ
  6. 水道管凍結
  7. 水漏れ

家賃滞納


家賃の滞納は気をつけたいところです。ついうっかり忘れてしまったということはよくある話ですが、3カ月以上の滞納となると、裁判沙汰になったり、部屋の明け渡しを要求されたりします。

家賃が払えない、遅れそうなどの場合は、必ず不動産会社に相談するようにしましょう。相談すれば滞納してもいいというわけではありませんが、連絡の有無で印象がまったく違うものです。

無断転貸


転貸とは、又貸しのことで、借りた部屋を他の誰かにさらに貸すことをいいます。

無断転貸も場合によっては、強制退去となる場合があります。

アパートを借りる際、入居審査をするのが一般的です。この人になら部屋を貸してもいいと判断したわけです。それなのに、見知らぬ人が住んでいたとなると、部屋を貸す側としては憤慨するかもしれません。

やむを得ない事情により、一時的に転貸する場合でも、トラブル防止のため、不動産会社に相談しておきましょう。

騒音

アパートやマンション等の集合住宅では、騒音トラブルが多く発生しています。

大音量のテレビや音楽、大きな声での会話などは、隣の住民から苦情がくる場合があるため注意が必要です。最近は釘打ち不要で簡単にセットできる防音ボードなどが販売されているため、気になる方は試してみるのもいいですね。

ペット飼育


ペットの飼育が禁止されている物件で、ペット飼育をして部屋を汚し、多額の損害賠償を請求された事例があります。

なお、ハムスターなどの小動物ならいいと思うかもしれませんが、不要なトラブルを避けるため、不動産会社に確認してからにしましょう。

カビ


部屋の物を撤去したら、カビだらけになっていたということがあります。

入居者側に落ち度があるような場合は退去の際、クリーニング費用等を請求される可能性があります。入居者側の落ち度とは、例えば結露を放置したり、換気や掃除を怠ったりした場合です。

建物の構造の影響によるカビは、費用の負担はしなくてもよいとされていますが、トラブル防止のため、カビを発見したら早目に不動産会社に相談しましょう。

カビの防止策として次のようなものがあります。

  • まめに換気をする
  • 除湿器を使用する
  • 押し入れには除湿剤を使用、スノコを敷く
  • 家具や家電は壁から少し離して設置する

水道管の凍結


これからの時期は要注意です。基本的に、水道管凍結は入居者の責任となります。万が一凍結してしまった場合は、7万〜10万円と高額な請求をされる可能性があるので、夜寝る前の水抜きなどの対策はしておいたほうが無難ですね。

水漏れ


洗濯機の排水ホースが外れて、床が水浸しという経験ありませんか?自分の部屋だけならまだしも、アパートやマンションなどの集合住宅は、下の部屋にまで被害が及んでしまいます。

保険でカバーできる場合もありますが、他の住人に迷惑をかけてしまうのは変わりありませんから、気をつけたいところです。

最後に


アパート暮らしで気をつけたい事をお伝えしてきました。どれも他人に迷惑をかけたり、痛い出費があったりするものです。

アパートなどの賃貸物件では、借主と貸主の信頼関係が大事です。借主の行為が悪質で信頼関係が破壊されたと判断されると、契約は解除され退去しなければなりません。

他人から部屋を借りていること、壁の向こうには他人が住んでいることを頭にいれて生活をしたいですね。

不動産ライター

元不動産会社賃貸営業。保有資格、宅地建物取引士。不動産に関する情報を分かりやすくお届けします。

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