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引越しの挨拶は必要?挨拶をする際に知っておきたいこと

taguaki不動産ライター

そろそろ新生活が始まる時期ですね。今回は就職や転勤、進学などで新しい住まいで生活する人のために、引越し先での挨拶は必要かどうか、挨拶をする際に知っておきたいことについてお伝えします。

引越しの挨拶は必要?


引越し先での挨拶は、一般的にマナーとされています。知らない地域に引越しをすると分からない事が多く、何かと不安になるでしょう。そんなとき、頼れる存在がいると心強いものです。

また、一度でも挨拶を交わしておくと些細なことでトラブルに発展しにくくなるというメリットもあります。

けれども、挨拶は絶対に必要だとは言い切れません。挨拶のため訪問したら、手土産のことで嫌みを言われたり、時間帯によっては迷惑だと言われたり、挨拶をすることによって逆に気まずい関係になってしまう事例もあるからです。

最終的には、その地域の習慣や周囲の状況に応じて、自分自身の判断で挨拶をするかどうかを決めるしかありません。

不動産会社に聞く

といっても、自分では判断できないことも。そんなときは不動産会社に聞くという方法があります。アパートやマンションなどの賃貸物件の場合、不動産会社はその物件や物件周辺の状況を詳しく把握しています。なので、心配であればどんな人が入居しているのか、挨拶回りはしたほうがいいのかなどを聞いてみることをおすすめします。

ただ、プライバシーの問題もありますし、近隣住民一人ひとりについて把握しているわけではないので、大きな期待はしないほうがいいですね。

一人暮らしの女性は要注意

一人暮らしの女性の場合の挨拶は、防犯面を考えると挨拶はしないほうがいいかもしれません。挨拶をする場合でも一人暮らしであることを、あえて言う必要はなく、心配であれば親や兄弟、男友達等に一緒に来てもらうといいですね。

手土産は何?相場は?

挨拶に行く場合は手土産を持って行きますが、相場は500円~1000円です。あまり高額なものは、相手に気を遣わせてしまうため避けましょう。

渡す物は、食品だと好みやアレルギーの問題があるため、どんな人でも使える日用品やギフトカードがいいのではないでしょうか。

購入する場所はスーパーマーケットやギフトショップなどがあります。お願いすると、店員さんやサービスカウンターなどで、のしをつけてくれます。その際、「引越しの挨拶」と伝えると、きちんとやってくれるはずです。

また、自宅にパソコンとプリンタがあれば自分で作ることもできます。無料で作成できるツールが、ネット上にたくさんあります。

挨拶をするのはいつ?

挨拶をするタイミングは、可能であれば引越しをする前がいいでしょう。引越し当日は業者のトラックが来て騒がしくなったり、場合によっては道をふさいでしまったりするからです。事前に挨拶をしておくと、不快に感じる度合いは変わってくるものです。

ただ、人によっては遠方などで事前に挨拶ができないこともあります。その場合は引越し後、なるべく早目にお騒がせしたお詫びの言葉と併せて挨拶をすればいいですね。

渡す時間帯は朝早くや夜遅くは避けて訪問するようにします。何度か足を運んでも留守の場合は、メッセージカードと手土産を置いてくるという方法があります。

メッセージの内容は、何度か訪問したが留守だった旨、どの部屋に引越してきたのかなど簡単に書くといいですね。

挨拶はどこまで必要か?

一般的にアパートやマンションなどの集合住宅の場合は、上下両隣の部屋です。一戸建ての場合は、「向こう三軒両隣」という言葉があります。古くからの慣習になりますが、迷ったら、向かい3軒と両隣に挨拶すれば間違いないといえます。

不動産ライター

元不動産会社賃貸営業。保有資格、宅地建物取引士。不動産に関する情報を分かりやすくお届けします。

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