1000冊の絵本を集めた我が家のおすすめの仕掛け絵本！ 仕掛け絵本が育むものとは？
仕掛け絵本って、絵本の中でも特別ですよね。ページをめくるとき、大人でもワクワクしてしまいます！
仕掛け絵本は、触ったり、飛び出したり、引っ張ったり、音が出たりと、五感が刺激されるような作りになっており、これが脳に適度な刺激を与え知的な発達を促す効果があると言われています。さらに仕掛け絵本のもたらす感動や驚きは、感受性を育んだり好奇心や創造力を育んでいくことにつながるとされています。
我が家は、母の私の絵本好きが高じて胎教から絵本を集めて、気が付けば1000冊の絵本の溢れる家になっておりました。子供の頃から本が大好きで、いつか本に囲まれた図書館のような家で暮らすことは私の夢でした。本は私の宝物なので、断捨離という言葉を聞くたび耳が痛いのですが・・・良い本は何度でも繰り返し読みたくなるし、人生の糧になると信じています。子供にとっても、一生の宝物になるような本と出会わせてあげたい、そんな気持ちで今日まで1000冊の絵本を読み聞かせてきました。本日は、そんな我が家の絵本の中でも特別な存在である、おすすめの仕掛け絵本をご紹介したいと思います。
「モーリーのすてきなおいしゃさんバックや」ひさかたチャイルド 作：ミリアム・モス 絵：デボラ・オールライト 訳：浜崎絵梨
お医者さんに変身したモーリー。バッグの中には、お医者さんグッズがたくさん詰まっています。風邪をひいたり、ケガをした動物たちをモーリーは優しく治してあげます。お医者さんバックの仕掛けがとにかくキュートで、大人もわくわくしてしまう夢いっぱいの絵本です。絵本の仕掛けの体温計や絆創膏が、お医者さんごっこのグッズとしてそのまま使えるので、絵本としても、お医者さんごっこのおもちゃとしても利用できるところも嬉しいです！
【対象年齢：２歳、３歳、４歳】
「フェリックスからの手紙 小さなウサギの世界旅行」ブロンズ新社 話：アネッテ・ランゲン 絵：コンスタンツァ・ドローブ 訳：来栖カイ
ぬいぐるみのフェリックスが世界中を旅しながら、旅先の様子を綴った手紙を送ってくれるという絵本です。絵本の中の封筒を開けてみると、お手紙や写真が入っているのです。最後のページにはおみやげも届きます！まるで自分宛てに届いたようで、手紙を開けるときのワクワク感が味わえる夢いっぱい絵本です。その国を地球儀で調べたりしながら、世界の国々を知るきっかけにもなります。この絵本は、文章が長めなので読み聞かせには少し大変かもしれません。小学生なら自分で読むのも良いですし、小さなお子様ならお手紙を読みながら、１か国ずつ読み進めてあげても良いと思います。
【対象年齢：自分で読むなら小学生以上】
「かわいいてんとうむし」大日本絵画 作：メラニー ガース 絵： ローラ ハリスカ・ベイス 訳：きたむらまさお
可愛いてんとうむしが、一匹ずつ消えていってしまいます。少し不安になってドキドキしてしまいますが、結末はハッピーなので大丈夫です！カラフルな色彩で、立体的なてんとう虫が可愛くて、思わず触りたくなってしまいます。一匹ずつ減っていくというお話なので、数の勉強にもなります。後ろから読んで一匹ずつ増えていくお話にしても、楽しいです。しっかりとした装丁の絵本なので、プレゼントにも良いと思います。文も短く読みやすいので、０、１、２歳のお子様の読み聞かせに良いと思います。
「ミュージアムポップアップ～フランス国立自然史博物館～」大日本絵画 作：アンヌ=フロランス・ルマソン 絵：ドミニク・エルハルト 、翻訳：瀧下哉代
パリの植物園の中にある国立自然史博物館のギャラリーが、飛び出す仕掛け絵本です。小さいサイズではありますが、絵が美しくて、作りも実際のパリの自然史博物館を訪ねているようで、大人も楽しめる絵本です。内容的にも小さなお子様に読み聞かせするタイプの絵本ではなく、小学生なら高学年向きかもしれません。漢字にフリガナが付いていないため、自分で読む場合は手助けしてあげてください。もちろん小さなお子様も、親子で一緒に楽しむこともできると思います。絵本を読むというより、博物館を訪れたようにお子様に声掛けしてあげながら読むと楽しいです。飾りたくなる美しい絵本です。
「とびだす!どうわのしかけえほん 3びきのこぶた」大日本絵画 作：スザンナ・デイヴィッドソン 、絵：リチャード・ジョンソン、翻訳：みた かよこ
お馴染みの名作童話「３びきのこぶた」の可愛らしい飛び出す仕掛け絵本です。お馴染みの家や、家が吹き飛ばされるシーンが飛び出す絵本で読めて、我が家の子供たちは大喜びでした。飛び出す仕掛けも、こぶたたちの家の中も丁寧に描かれて、我が家の子供たちは目をキラキラさせていました。ストーリーを知っていても楽しめる仕掛け絵本だと思います。
今回は、仕掛け絵本をご紹介いたしました。仕掛け絵本は、プレゼントにしても喜ばれるのでぜひおすすめですよ。お子様の一生の宝物になるような素敵な絵本に出会えることを願っています！
高木美紀
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