浜松市にはメジャーなグルメはたくさんあり、その中でも「浜松餃子」や「うなぎ」は全国レベルで知れ渡る名産品です。そんな中、おそらく若い人はあまり知らないであろうこちらの商品をご存知でしょうか。一見「たこやき」のような粉ものに見えるのですが、その正体は意外な食べ物です。

浜松の超ローカルフーズ「磯やき」とは

実はこの特集を以前から実施したいと思いながら、なかなか実施できなかった。それもそのはず、この商品に出会えるには、運が必要。「餃子」のように、駅構内、スーパーやコンビニなどで売られているものではなく、突発的に出店されるというかなりレアな商品。

その名も「磯やき」です。

今回は秋祭りで出店がされていたので、ようやく購入することが出来た。

「磯やき」は、1950年代に浜松まつり等のイベントののグルメとして人気となった「B級グルメ」。

中身は、小麦粉をかためた生地に、イカ・青のり・天かすなどが入っており、最後にソースをかける。中に入っている具材が「海のもの」なので「磯やき」なのだろう。

素材はほぼ「たこやき」や「お好み焼き」と同じ粉物ですが、形状がはまぐり型となっております。

価格は1パック600円（税込）。

実は「磯やき」の元祖「元祖磯やき」が、高丘にあるのですが、今回はその店が出店しているのか、それとも別なのか、残念ながら今回は知ることが出来なかった。

「磯やき」を食べてみる

では「磯やき」を食べていきます。「はまぐり」ということですが、どちらかといえば「はまぐり」ではなく、植物の「栗」のように見えますが……いただきます。

うまい！

生地の中にも「青のり」が入っていて全体的に磯の香りが漂ってきます。まさに「磯やき」という名前にふさわしい味わい。

最初に食べたのは、小学校の頃だっただろうか、祖母が食べさせてくれた磯やき。その味わいを忘れられず、ようやく長い月日を経て食べることが出来たなんとなく懐かしい味わい。

ちょっぴりソースが苦く感じられたのですが、これも何か隠し味なのかもしれません。

今度は、実店舗の方に行って食べてみたいですね。