時短家事コーディネーターの田中ゆみこです。皆さんは「時短家事」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか？「時短家事はズボラや手抜き」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか？

時短家事とは「時間と心にゆとりをつくり、丁寧な暮らしを叶えるためのアイデア」です。今回は今すぐ真似できる暮らしの工夫を５つご紹介します。

１.掃除道具はすぐ手にとれる場所に置く

掃除道具の収納が遠い場所にあると、取りに行くのが面倒で掃除を後回しにしてしまうことはありませんか？汚れが気になった時こそ、すぐに掃除道具を取り出して掃除したいものです。

インテリアなどの見た目を気にするあまり、動線が不便になるとかえって家事に手間や時間がかかります。家事は頑張らないものだからこそ、「掃除用具はすぐ取れる場所に置く」がおすすめです。

２.予防掃除を取り入れる

予防掃除とは、あらかじめ汚れを溜めにくいように工夫をしておくことです。たとえば、冷蔵庫の上に布や新聞紙、ラップなどを敷いたり、キッチンの台は汚れがつきにくいようにコーティング剤を使う方法があります。

排気口や換気扇にフィルターを貼ったり、サッシのレールに防水テープを貼る方法もあります。

汚れは、溜まれば溜まるほど掃除が大変になるので、最初から汚れを予防する「予防掃除」は忙しい毎日、家事を頑張らない工夫のひとつですよ。

３.「あれどこ？」と言わせない片づけの仕組みをつくる

「あれどこにある？」「どこに片づけた？」とパートナーや子どもに聞かれることはありませんか？

暮らしをラクにするには、「収納する場所（定位置）を家族全員が知っている」ということが大事です。家族共有で使う救急セットや文房具、子どもが使う登園・登校グッズ、保険証などの定位置を家族全員で共有することが、時短家事につながります。

「あれどこいった？」と家族に言わせないような工夫をしてくださいね。

4.一汁三菜は目指さない

筆者は結婚当初、料理は一汁三菜、家族の身体に良い料理をバランスよく作らなければならない…と思っていました。でも、ある時、おかずを何品も作るより、具だくさんの汁物とおかず１品でも良いのではないか？と思い、今は一汁一菜の食卓の我が家です。

忙しい時は一汁さえなく、ご飯とおかず１品の時もあります。こうあるべきという価値観を手放し「時にはそれぐらいでOK！」という気持ちで過ごすと家事がラクになりますよ。

5.お任せできる家事は手放す

なにがなんでも私がやらなければならない家事はありません。筆者宅では、拭き掃除はお掃除ロボットに、時間がない時の料理には電気圧力鍋にお任せしています。

アウトソーシングでも、パートナーや家族と家事シェアするのもよし、便利家電に頼るのもよし！

お任せできるところはお任せして、時間と心にゆとりをつくりましょう。

さいごに

時短家事のアイデアは他にもありますが、大事なことは「自分にとって無理のないレベルを探すこと」です。

ラク家事に便利な道具やグッズ、電化製品が沢山あるので上手に使いこなして時間とこころにゆとりを持てるといいですね。皆さんの暮らしの参考になれば嬉しいです。