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新緑の古都!鎌倉を訪れたらぜったい行きたい2軒の文具店「コトリ」と「TUZURU」

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

鎌倉・文具と雑貨の店 コトリ

 鎌倉駅の東口から徒歩十数分。鎌倉市大町にあるコトリの魅力は、こじんまりとした店内に、かわいいアイテムが所狭しと並んでいるところです。
 店頭を一歩入った目立つ平台には一般的な筆記具、例えば「プラマン」(ぺんてる)とか「ブレン」(ゼブラ)があります。よく見ると、コトリならではのかわいくてレトロなアイテムが目白押しです。
 そのひとつが、「オリジナルペンケース」。柔らかい素材でできています。また、どのタイプも小鳥のモチーフがあしらわれています。

コトリオリジナルのペンケース。フエルト素材で、見た目よりも収納力がありそう。構造はシンプル。大きなタイプは1540円。小さい方は1320円
コトリオリジナルのペンケース。フエルト素材で、見た目よりも収納力がありそう。構造はシンプル。大きなタイプは1540円。小さい方は1320円

 こんな袋もあります。

「イツモアリガ糖」配合の「コレアゲール」。クスリの袋に見立てた封筒。「コトリ文房具調剤局」にも注目。
「イツモアリガ糖」配合の「コレアゲール」。クスリの袋に見立てた封筒。「コトリ文房具調剤局」にも注目。

 レトロ感のなかにシャレが効いたアイテムですね。

 同店には、これ以外にも、エコバッグや手ぬぐい、ブローチ、お店のマーク入りのノート(アピカとコラボ)、便箋などなど、いろいろなオリジナルアイテムを展開しています。

オリジナルの手ぬぐい。和の色合いとカタカナのロゴの組み合わせが、シックかつ新鮮
オリジナルの手ぬぐい。和の色合いとカタカナのロゴの組み合わせが、シックかつ新鮮

 上述のように、いわゆる普通のマルチペンやふせんなどと、オリジナルアイテムが、こじんまりとした店内の中で奏でている二重奏。それがこのコトリというお店なのです。

 レジのワキにはその名も「コトリガチャ」があります。来店したお客さんが記念にやっていくのだそうです。1回400円。どんなアイテムが出てくるかはやってみるまでわかりません。
 と、まあこんなふうに文具や雑貨の数々があるお店ですが、写真ではきりがありません。
 そこで、かわいらしい文具が所狭しと置いてある店内の様子を動画でまとめました。

 ちなみに私は、コトリで、般若心経のシステム手帳リフィルとオリジナルブローチを買いました。お店の場所はここです。コトリの場所
Webサイト

店名:鎌倉・雑貨と文具の店 コトリ
電話番号 TEL/FAX 0467-40-4913
住所 〒248-0007 鎌倉市大町2-1-11 鎌倉駅東口より徒歩7分
営業時間 11:00~18:00
定休日  月曜不定休
Webサイト https://www.kamakura-kotori.com
kamakurakotori@gmail.com
●5月のお知らせ
◆定休日:月曜と木曜がお休みになります
6日(木)・10日(月)・13日(木)・17日(月)
20日(木)・24日(月)・27日(木)・31日(月)
◆3日(月祝)は通常営業

TUZURU

 もう一軒のお店は、TUZURU。鎌倉駅西口から銭洗弁天方面に数分歩いたところにあります。
 TUZURUの特徴は、筆記具と紙を中心とした品揃えでしょうか。

TUZURU。漆黒の外壁にガラス張り。鎌倉駅西口から銭洗弁天方面に数分歩いたところにある。
TUZURU。漆黒の外壁にガラス張り。鎌倉駅西口から銭洗弁天方面に数分歩いたところにある。

 TUZURUの人気アイテムは、木軸の万年筆とボールペン。イタリアの「フィオレンティーナ」のものです。実際に見てみると、その表面の加工となめらかさ、そして独特のフォルムに思わず目を奪われます。

イタリアの万年筆ブランド「フィオレンティーナ」。きれいな木軸に目を奪われる
イタリアの万年筆ブランド「フィオレンティーナ」。きれいな木軸に目を奪われる

 それらは、漆の高級万年筆の持つ雰囲気とはひと味もふた味も違います。それでいて、価格は十分に手の出る範囲(数千円程度)からです。

 またモノクロのポストカードや、栞、メモパッドなども人気だそうです。

 TUZURUというお店を語る上で外せないのがライティングルームです。

ライティングルーム。残念ながら現在は使用中止。
ライティングルーム。残念ながら現在は使用中止。

 ここは、お店の奥にあります。ライティングデスクで手紙を書くことができるスペースです。残念ながら現在は利用中止となっていますが、切手を貼った手紙を赤いポストに入れれば、実際に投函してくれるサービスを実施していたそうです。まさに店名を体現するサービスですね。
 ロゴ入りのオリジナルバッグもあります。万年筆をモチーフとしたロゴは、かわいいと言うよりシックですね。

万年筆をモチーフとしたシックなロゴのオリジナルバッグ。
万年筆をモチーフとしたシックなロゴのオリジナルバッグ。

 こちらも店内の様子を動画にしたので見てください。

TUZURUの場所
Webサイト

TUZURU

TEL/FAX 0467-24-6569

住所 248-0011

神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-1-4

営業時間 11:00~17:00 (※しばらくの間)

定休日 水曜日 

Webサイト http://www.tuzuru-kamakura.com

鎌倉の文具店は、文具のセレクトショップ

 いかがだったでしょうか。
 今回紹介した2つの店舗は、一言で言えば文具のセレクトショップなのだと思います。まず取り扱い商品は、お店のコンセプトに沿ったものが中心。その中に世界観を演出するオリジナルアイテムもとりまぜて店内の商品が並んでいるわけですね。
 それは、大きな売り場面積の中に各種の最新アイテムを取りそろえている首都圏の大型雑貨店、文具店とは違うアプローチです。商店のサイズとしては、昔ながらです。決して大きな売り場ではありません。これが凝縮感を演出します。また、所狭しと商品がある感じも、昔の文具店っぽい感じです。
 ただし扱いのアイテムは、店主のセンスで選び抜かれた物ばかり。そしてなにより、かわいい、またはシックなオリジナルアイテム。
 今回の2つのお店は、鎌倉というロケーションや文具というアイテム、またそのキュートさについつい目がうばわれます。
 そして実際には、店舗としては、実は斬新な存在なのではないか。今回の取材を終えてそんなことを思いました。

TUZURUで筆者が購入したフィオレンティーナの万年筆。木軸。ウォーターマンのカートリッジが適合した。
TUZURUで筆者が購入したフィオレンティーナの万年筆。木軸。ウォーターマンのカートリッジが適合した。


デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は日経新聞「あとがきのあと」登場ほか、大学受験の問題に2回出題。その他『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も行う。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。自ら作詞作曲して手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。新曲「一般男性」も発表し、新知財プロジェクトも発表。人呼んで言葉のイノベーター。

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