お笑い芸人のAMEMIYAが「冷やし中華はじめました～」と唄って注目されたのは、何年前のことでしたっけね。

そんな歌になるように、夏季限定メニューの代表格といえば「冷やし中華」ですね。

北海道では「冷やしラーメン」と呼ばれることが多いですが、冷たい麺に、細切りのキュウリやハムなどをのせて、酸味のある醤油ダレをかけて食べるアノ料理です。

筆者は冬でも食べたいほど「冷やしラーメン」が好きなのですが、猛暑の続く今年の夏はあまり食べていませんでした。

暑すぎると冷たいものより温かい料理をカラダが求めるようです。

それでも「冷やしラーメン」が食べたくなって向かったのは、国道39号線に面した大雪通4丁目にある『らーめんや京楽』です。

『らーめんや京楽』は、昭和27年創業の老舗ラーメン店で知る人ぞ知る名店。

味も接客も大好きなお店なんですが、前回来たのは昨年12月。

食べ歩きを仕事にしていると、毎日食べたいほど好きなお店でも1年に1回ぐらいしか来れません。

今回注文したのは、もちろん「冷やしらーめん」。かっこ書きで（夏期間）と書き加えられています。

店内にはエアコンがありましたが、カウンター席は厨房からの熱気でかなりの暑さ。

洒落たうちわが置かれていたので、「冷やしらーめん」が来るまで、腕が筋肉痛になるほど全力であおいでいました。

火を使う厨房の中で仕事をするお店の方たちは大変ですね。

『らーめんや京楽』の「冷やしらーめん」は、定番のキュウリとハム、錦糸卵の他に缶詰のミカンが2つ添えられていました。

このミカンが何気にうれしいですね。

タレはしっかりとごま油の風味と酸味が効いていて、夏にぴったりの味。さすが老舗ラーメン店の「冷やしらーめん」です。

『らーめんや京楽』のすぐ横には、モルメンが人気の「ラーメン専門ひまわり」があり、あまり目立ちませんが、『らーめんや京楽』はすぐ近くにある日本製紙旭川工場で働く人たちや近所の方への出前で超忙しい隠れた繁盛店。

店内には、2015年にテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」で、訪れた笑福亭鶴瓶さんの写真とサイン色紙が飾られています。