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《昭和レトロ》あのなつかしのお茶パック買えます!

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧twitter/Instagram)です。

《伊豆》ブラタモリで話題の伊東温泉 単純泉の概念を覆す大東館の記事でご紹介した、お茶パック(正式には「ポリ茶瓶」)の反響が大きく、買い方などをお伝えします!

あの、なつかしのお茶パック(ポリ茶瓶)を、気軽に買えるのが伊東駅(静岡県)です。期間限定ではなく、いつも置かれていますので、手に入れやすいはずです。

2022年7月に訪ねたさいも、健在! お土産屋さんと、駅弁の祇園(ぎおん)の2か所で販売しています。なお、祇園は1番線ホームからの購入も可能です。

伊東駅以外では、下の各駅で、以下の日付現在の情報として、販売を確認できました。

  • 新庄駅 2021年3月
  • 横川駅 2020年7月
  • わたらせ渓谷鉄道 神戸(ごうど)駅 2020年11月
  • 津和野駅 2021年7月

なつかしのお茶パック(ポリ茶瓶)は、特急や、各駅停車のボックス席で、景色を見ながら楽しむのが定番。

ワーケーションや、自宅でのリモートワークでも、気分が変わりおすすめです!

駅のお茶パックの歴史
1889年 静岡駅で陶器の「汽車土瓶」の販売開始(岐阜県文化財保護センターによる)
1921年 一時的に汽車土瓶はガラス製に代わるが、のちに復活。
1955~1960年頃 汽車土瓶に代わり、ポリ茶瓶が登場。
1985年頃 缶のお茶が登場(伊藤園による)
2000年頃 温められるペットボトルの登場で、主流に。(伊藤園による)

それにしても、なぜ伊東駅では、長きに渡り、ポリ茶瓶を販売しているのでしょうか?

ブラタモリ伊東編では、戦時期に「兵士の療養」を名目に、必死の思いで鉄道を誘致した歴史が紹介されました。写真にも「武運長久」という垂れ幕が見られます。(【ブラタモリ伊東】ロケ地|タモリさんが伊東温泉や大室山の成り立ちを探る#208‐とらべるじゃーな!‐)

「鉄道に思い入れがある町」というのが背景にあるのかも知れません。

ほかには、「静岡駅で汽車土瓶の販売が始まった」「静岡はお茶の名産地である」「株式会社新幹線サーブという、お弁当のお茶に強い会社がある」 など、いろいろと推理できます。

伊東でポリ茶瓶を購入するなら、ぜひおすすめしたいのが、ポリ茶瓶販売店の1つ、祇園のいなり寿司とから揚げ。

ダシたっぷりのいなり寿司と、片栗粉系の冷めても絶品のから揚げは、地元民の支持が厚く、午後にはなくなってしまうほど。《伊豆》ブラタモリで話題の伊東温泉 単純泉の概念を覆す大東館(Yahoo!クリエイターズプログラム)でも紹介しています。

伊東駅の祇園では、ポリ茶瓶のほか、なんと1955~1960年頃にほぼ絶滅した、汽車土瓶も販売していました!(個数限定)

ポリ茶瓶を探しつつ、東京からなら日帰りも可能な伊東を、ぜひ訪ねてみてください!

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穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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