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ドーミーインへの刺客 スーパーホテルプレミア池袋が10/27開店!

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なぜケチケチなアパホテルを選んでしまう人が多いのか?

池袋駅の北口に、ホテルチェーンのスーパーホテルプレミア池袋がオープンしました!

池袋駅北口から、ドンキホーテの横を通り、平和通りへ。5分足らずで到着。(地図

スーパーホテルは、ドーミーインとアパホテルのいいとこ取りのホテルチェーンです。アパのように部屋を効率よくコンパクトにして価格を下げ、ドーミーインのように大浴場がついています。

※大浴場は支店によります。例えば東京都の場合、25支店中14支店が大浴場付きで、うち3店舗が天然温泉です。(2022年10月現在)

グランドオープン日のスーパーホテルプレミア池袋の部屋に到着!

部屋はアパホテル流にコンパクトですが、写真はエクストラルームのため、大きなデスクがあり、少し広めです。今回は景色がない(吹き抜け側)の部屋でしたが、街側のリクエストも可能とのこと。

この吹き抜け側にも、景観がない部屋を作るのは、アパホテル&リゾート横浜ベイタワーがそうで、やはりアパの効率主義と似た色を感じます。その代わりに、宿泊代は、比較的安く済みます。

スーパーホテルの特徴は、この正方形の大きなデスク! 冷蔵庫やポットの収納スペースの上をうまく利用しています。とにかく大きく、作業がしやすいです。テイクアウトでの食事にも最適。

筆者は、正方形デスクが目当てで、スーパーホテルを選んでいるようなところがあります。

正方形のデスクにつくこのソファーは、やや硬め。PC作業をするには特に向いていますし、食事やテレビを見るのにも、問題なく使用できます。

スーパーホテルは、正方形デスクか、移動式のミニデスクの2パターンがあります。ややグレードの高い「エクストラルーム」が正方形タイプです。

営業開始前に撮影させていただきました。
営業開始前に撮影させていただきました。

一方、ドーミーインと似ているのが、ありがたい大浴場の存在。スーパーホテルで近年オープンの支店には、たいてい準備されています。

※例えば東京都の場合、25支店中14支店が大浴場付きで、うち3店舗が天然温泉です。また、全国に展開している、プレミアとつく支店は、必ず天然温泉です(赤坂を除く)。(2022年10月現在)

ドーミーインのように、最上階・天然温泉が原則という訳ではなく、中低層階で人工温泉のこともあります。スーパーホテルプレミアム池袋は、天然温泉でした。塩化物系の温瀬で、ぬめりもしっかりあり、ビジネスホテルとしては、非常に良いお湯です。

ドーミーインのように、天然温泉・露天風呂つきにこだわらず、サイズも小さめですが、その分室料が下がり、さらに見逃せないメリットがあります。

なんと部屋にも、お風呂があります! 

ライバルのドーミーインは、部屋は原則シャワールーム。そこで浮いた費用を、大浴場につぎ込む方式です。

一方、スーパーホテルは、原則部屋にもお風呂付き。やはり、スマホでも見ながらのんびりできる、部屋のお風呂もあったほうが良いです。

無駄のない設計で、浴槽から見ると、やや洗面台が近くなります。
無駄のない設計で、浴槽から見ると、やや洗面台が近くなります。

ライバルのアパホテルは、部屋にお風呂はありますが、経費節減がやや行き過ぎ、たまご型の窮屈な浴槽。

一方、スーパーホテルプレミア池袋も、やはり小ささはありますが、簡単に言えばレディースサイズ。全体にやや小ぶりですが、力士の方や、大きな体型の方でなければ、問題のない大きさです。

(※一部のスーパーホテルもたまご型浴槽あり)

スーパーホテルは、アパホテルとは効率重視のコンパクト設計が共通し、ドーミーインとは大浴場のもてなしが共通していると言えます。

ただ少し違うのが、正方形のデスクがある部屋は、アパホテルよりも大きさにゆとりがあること。ドーミーインと異なり、部屋にもお風呂がある点で、いいとこ取りの面も持っています。

実は元祖はスーパーホテル?
大浴場と言えばドーミーイン、コンパクトな部屋と言えばアパというイメージもあるのですが、実はスーパーホテルは、もともと大浴場(かつては男女交代制)、コンパクトな部屋と低料金を売りにしていたホテルです。例えば、分別式のゴミ箱をすでに20年前に導入しています。

さらに、スーパーホテルは決してモノマネではなく、すきあらば、何かと話題になるドーミーイン、アパを超えようとたくらんでいる、要注意のホテルでもあります。ドーミーインが草食のバッファローなら、アパは肉食のライオン。スーパーホテルは、チーターのように素早く変化しています。

※店舗数は、スーパーホテルの方がドーミーインよりは多いです。

第1の工夫が、ウェルカムバー。全国のビジネスホテル全体でもまれなこのサービスですが、スーパーホテルでは、例えば東京都内なら、25のうち19の支店で実施しています(2022年10月現在)。

注目は、右下のハンドル。ボタンを押すと、炭酸水、コーラ、レモン水などが出てきます!

お酒は、数えた限り、40種類前後ありました! しそ風味の焼酎など、珍しいものも。

朝食会場は、チェックインから自由に使えますので、そこで飲むこともできます。また、部屋に持ち帰ることもできます。ウェルカムバー(コーヒーもあり)は、17時から20時でした。

あきらめないで!全国旅行支援の予約の取り方

フリースペースを兼ねた朝食会場
フリースペースを兼ねた朝食会場

第2の工夫が、女性に喜ばれるデザインです。ドーミーインはある程度女性を意識していますが、アパはやや男性向けであり、スーパーホテルの1つの特徴になっています。

スーパーホテルは、ロハス(健康、環境、持続可能)を意識しており、緑や木目のデザインが多いのも特徴です。

スーパーホテルプレミア池袋には、女性専用フロアがあります。注目は、大浴場(女湯、パウダールームつき)もそのフロアにあるということ。男性の目を気にすることなく、ゆっくりと楽しめます。

また、女性限定でアメニティが5点までもらえます。

その代わりに?最近は部屋置きの定番となりつつある「洗顔フォーム兼ハンドソープ」はなく、ボディーソープでの洗顔となっていました(男性は、気にする人は少ないですが)。

そしてちょっと驚いたのが、部屋置きのお茶の廃止。部屋には湯沸かしポットはありますので、お茶パックは持参の必要があります。ウェルカムバー(17〜20時)にコーヒーはあります。

スーパーホテル第3の工夫は、自由に選べる枕。低反発枕などを選ぶことができます。このサービスは、恐らく全店で実施ではないかと思います。(念のため宿泊の支店にお尋ねください)

枕はホテルのサイトで販売もしており、さほど高額ではなく、枕選びにも使えるかもしれません。

驚いたのが、シーツはマットレス全体でなく、ベッドパッドだけにかけていること! これにより、ベッドメイクの時間が縮まるはずで、宿泊費の値下げにつながっているのではないかと思います。
(ホテル勤務経験がある、筆者独自の見解です)

第4の工夫として取り上げたいのは、天井の材質の「珪藻土(けいそうど)」の採用です。植物性のプランクトンである珪藻から作られ、小さな穴が空気を含むことで、保温性が高いのが特徴です。

ホテルは、構造上乾燥しやすく、のどを荒らす人もいます。珪藻土は、湿気が多いときに湿気をため、低いときに吐き出します。(条件が整えば加湿器の30~47%の働きをするという実験あり)

また、比較的静寂を保ちやすいホテルのアキレス腱が、入口ドアからの騒音の侵入です。どんなに壁を厚くしても、ドアは薄いため、廊下の話し声がつつ抜けになります。プレミア池袋では、マグネットつきのドアを採用し、騒音の侵入を防ぎます。

ほかにも、部屋のキーがないのが、スーパーホテルの特徴。アパホテルですらカットできなかったカードキーを割愛しています。アパがカードキーを割愛できないのは、エアコンの不在時オフの機能が大きいのではないかと思うのですが、実はエアコンは、短時間の外出ならつけっぱなしの方が電気代がかからないというデータも出ています。この辺を考えているのが、ロハス(健康、環境、持続可能)のスーパーホテルだと思います。(※筆者独自の推測を述べています)

そして第5の工夫が朝食の進化。ワンプレートのハンバーグ、または魚料理つきで、他はバイキング形式です。

スーパーホテルの朝食は、基本的には一般的なバイキング(焼き立てパンを強調)ですが、プレミア池袋では、実験的な最新の朝食となっています。ハンバーグの肉質は普通くらいでしたが、雑穀や大麦の入ったご飯がおいしく、ロハス(健康、環境、持続可能)というコンセプトに沿ったものです。

スーパーホテルプレミア心斎橋でも、ワンプレートつきの実験的な最新の朝食を実施しています。
スーパーホテルプレミア心斎橋(Yahoo!トラベル)
スーパーホテルプレミア池袋(Yahoo!トラベル)
また、スーパーホテル公式サイトでは、10月28日正午より、全国旅行支援(東京都)のホテル独自枠の受付を開始しています。この記事は、少しでも多くの方が予約できるよう、突貫工事で28日夕方にアップしましたので、ぜひ挑戦してみてください。ただし、プレミアと普通のスーパーホテルは内容に差があり、支店ごとにも、大浴場の設定などが異なります。

トルティーヤは、セルフで作ります。器がカラフルなのも良いです。

楽しみにしていたのが、自作のハンバーガー! 高級バーガーに欠かせないアボカドもあり、ベーコンは焼きたてです。パンはパイもあり、なかなか良いです。

スープはエビのビスク。フルーツは、やはり女性を意識して、ベリー系やヨーグルトもありました。

グランドオープン初日は、7時台に相当余裕があり、8時以降は7割程度の席が埋まりました。朝食つきプランの販売数を抑えており、ビニール手袋を置くなど、感染対策も万全です。

なお、夕食は、近くのつけ麺えん寺がおすすめです。

池袋らしい風景
池袋らしい風景

初日のためかグリーティングカードは全室手書き!
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穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

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