年始に訪ねたい!2023年ブラタモリが訪ねた7つの町-関東編|旅の専門家
旅行歴500泊、関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
NHKの人気紀行番組「ブラタモリ」では、2023年に7つの関東の町を訪ねました。この記事では、そのれぞれのロケ地の見どころや行き方をご案内します。
【関西編はこちら】年始に訪ねたい!2023年ブラタモリが訪ねた5つの町-関西編
1/28 足利
ブラタモリ足利編の見どころは鑁阿寺。浅草から東武線特急で約1時間20分。足利駅で降り、10分強の便利な場所です。
年末年始穴場度=混雑
ブラタモリが注目したのは、門のそばに見られる土塁や堀の跡。鑁阿寺は、武士の居館でもあったのです。
鑁阿寺の本堂は、何と鎌倉時代のもの! 火災に遭わずに残った鎌倉時代の寺院の本堂は非常に貴重です。
初詣は寺院でも良いとされ、年始の訪問にもおすすめです。
このほかの紹介地(織姫神社ほか)
【ブラタモリ足利 全ロケ地】室町幕府に関係深く、家康の軍師も輩出#227(とらべるじゃーな!)
2/11 前橋
ブラタモリ前橋編の見どころは、臨江閣(りんこうかく)。
東京駅から新幹線を使い、高崎でJR両毛線へ。前橋駅で降り徒歩4分。片道合計約1時間半の道のりです。
年末年始穴場度★(やや穴場、休館日注意)
※12/29~1/3日休館、月曜日休館(祝日は開館。直近の平日が休館)
臨江閣は、明治期に迎賓館として建てられた貴重な建物です。開館日には、内部の見学が可能です。
裏側から見た様子。臨江閣は、名前が示すように利根川に臨んだ低地に建てられました。一方、左手に見える群馬県庁は、前橋台地に建ちます。
県庁はちょうど前橋城の跡となり、今でも大規模な土塁が残されています。
このほかの紹介地(八幡山古墳ほか)
【ブラタモリ前橋 全ロケ地】巨岩、古墳、消えた前橋城#227(とらべるじゃーな!)
4/1 汐留
ブラタモリ前橋編の見どころは、浜離宮庭園。
写真は、商業施設のカレッタ汐留46階の小さな展望スペース(無料)からの景色です(1/1、1/2は全館休館。ほかは10時~22時頃)。
※展望スペースは混雑することがあります。
浜離宮庭園は、東京駅からJR線を使い新橋駅下車徒歩10分。片道合計わずか12分ほどです。
浜離宮庭園は、徳川将軍家の別邸だった場所。大名屋敷の庭園によく見られる、池をぐるりと回ることができる、池泉回遊式庭園があり、高低差のある池の周囲を巡ると、池のさまざまな顔を楽しむことができます。
年末年始穴場度=混雑(11~15時に混雑しやすい)
※12/29~1/1休園、午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
浜離宮庭園は、海水を取り込むことで、庭の景観に変化をもたらす技法が採用され、京都からの客人も大いに驚きました。
東京湾に鯨があがったときには、目の前の海まで連れてきて、将軍に見せたこともあります。また、吉宗の時代には、現在のベトナムから、本物の象も招かれました。
このほかの紹介地(新橋発祥の地=新橋跡ほか)
【ブラタモリ汐留 ロケ地】タモリさんが浜離宮や空港新線を歩く#231(とらべるじゃーな!)
4/22 下北沢
ブラタモリ下北沢編の見どころは、駅から南へ徒歩5分にある、珍しい六差路です。
高い台地と、川が削った谷が入り組んだ下北沢の複雑な地形がよく分かる場所。下北沢駅は、渋谷から急行でわずか3分です。
年末年始穴場度=混雑
川が作った谷に沿って、グニャグニャした道と、小さな店ができました。
タモリさんは、六差路のすき間にある細長い、昭和を感じさせる古着屋さん(黄色い自転車が走っている場所)を訪ねています。
このほか、江戸時代の初期に建てられた森巖寺を訪ねています。江戸時代には、お灸で有名な寺院で、多くの人が遠方から訪ねていました。
年末年始穴場度★★(穴場)
このほかの紹介地(お茶も販売している齋田記念館ほか)
【ブラタモリ下北沢 全ロケ地】タモリさんが変化する町の原点を探る#232(とらべるじゃーな!)
7/8 佐野
ブラタモリ佐野編の見どころは、絶景が楽しめる唐沢山城。佐野氏の居城だった場所で、難攻不落の城として知られました。
年末年始穴場度★(やや穴場)
高い崖を作ったのは、チャート。海洋プレートから離れ、縦になったチャートは風化しにくく、鋭い山を作ります。
山上は、現在は唐澤山神社となっており、初詣にもおすすめです。また、猫が飼われていることでも知られています。
浅草駅から東武特急に乗り館林駅下車。普通で田沼駅へ。徒歩約55分。(クルマでの訪問が便利です)
このほかの紹介地(佐野厄除け大師ほか)
【ブラタモリ栃木・佐野 全ロケ地】タモリさんが佐野のほしいモノを探る#241(とらべるじゃーな!)
7/15 行田
ブラタモリ行田編の見どころは、さきたま古墳群。
東京駅から高崎線で吹上駅へ。朝日バス・行田折り返し場行きのバスに乗り佐間団地で降り徒歩13分。片道合計1時間40分前後の道のりです。
年末年始穴場度★★(穴場)
タモリさんが最初に訪ねた「丸墓山古墳」は、日本一高い円墳。登ることもできます。
ブラタモリでは構成の関係上あまり触れませんでしたが、石田三成が忍城攻めの陣を構えた場所と伝わります。
最大規模の二子山古墳。古墳の数が多く景観も美しく、古墳に全く興味がない同行者がいても、問題のないスポットです。
このほかの紹介地(忍城ほか)
【ブラタモリ行田 全ロケ地】タモリさんが埼玉の原点(古墳、忍城)を歩く#242(とらべるじゃーな!)
11/18 目白
ブラタモリ行田編の見どころは、目白不動金乗院。元は別の場所にあったご本尊が、火災で移されたものですが、目白の地名の由来です。
目白駅は、新宿駅からJR山手線で6分。徒歩約16分で目白不動金乗院に到着です。
年末年始穴場度★★★(超穴場)
崖の上にある目白エリアには、神田川が削り取った、急坂が数多くあります。写真はそのなかの1つ、のぞき坂です(映画『天気の子』にも登場、ブラタモリでは未紹介)。
目白駅から、目白不動金乗院へ向かうときに、立ち寄ることができます。
日無坂は、ブラタモリ目白編では未紹介でしたが、タモリさんの著書『タモリのTOKYO坂道美学入門』に登場。
江戸時代からある坂で、その名の通り、木がうっそうと茂り、日差しが入り込まない薄暗い坂道でした。目白不動金乗院から徒歩7分です。
このほかの紹介地(ホテル椿山荘ほか)
【ブラタモリ目白・全ロケ地】タモリさん学習院、急坂を極め雲海の庭園へ#255(とらべるじゃーな!)
12/2 世田谷
ブラタモリ世田谷編の見どころは、豪徳寺。舌状台地の先端に建てられた、世田谷城の跡地一帯にあたります。
豪徳寺は、新宿駅から京王線で下高井戸駅へ。東急世田谷線に乗り換え、宮の坂下車徒歩4分。片道合計で25分強です。
年末年始穴場度=混雑
豪徳寺の名物が、たくさんの招き猫。
彦根城のひこにゃんは、実はこの招き猫がモチーフ。江戸時代の世田谷は、井伊家が治めており、豪徳寺は井伊家の菩提寺だったのです。
井伊家代々の墓所は、一般の人の墓参もできます。「どうする家康」で活躍した井伊直政の墓地はありませんが、大坂の陣に参戦した2代井伊直孝(井伊直政の次男)の墓地はここにあります。
豪徳寺の参道からは、よく注意すると、世田谷城の土塁が見えます。
歩くルートによっては、山門(正門)に直接出ることがありますが、振り返ると松並木が特徴の参道があり、その脇に土塁が見られます。
このほかの紹介地(サザエさんの桜新町ほか)
【ブラタモリ世田谷・全ロケ地】桜新町・世田谷城から招き猫まで#256(とらべるじゃーな!)
※上記のほか、ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 新春スペシャル2023では、江の島を訪ねています。
ブラタモリ×鶴瓶 2023新春スペシャル・江の島のロケ地(とらべるじゃーな!)
ブラタモリロケ地の都道府県別リストは、下をご確認ください。
【完全版】ブラタモリ 過去放送の一覧リスト|見る方法と全ルート・内容(とらべるじゃーな!)