【京都市伏見区】龍谷大学がリードするSDGs~人と人が繋がって実現する平和で豊かな未来~
旅する作家、つばめです(*^_^*)
先日開催された「龍谷大学 2024年度 事業戦略発表会」に行ってきました。
現代の人・社会・世界・地球が直面している様々な課題について、具体的にどんなアクションで解決を目指すのか?
龍谷大学のビジョンと取り組みからワクワクする未来が想像でき、とても楽しい時間になりました。
2039年に創立400周年を迎える龍谷大学は、その先の未来も見据えて長期的なプロジェクトを進めており、今回の発表会ではその詳細解説と成果発表が行われました。
龍谷大学の取り組みを知ることで、漠然とした未来への不安が、平和に暮らせる未来への期待に変わるといいなという願いも込めて、ここで一部紹介させて頂きます。
会場は伏見稲荷大社の近く、龍谷大学深草キャンパスの成就館4階。この建物の1階には一般の方も利用可能なカフェレストランが併設されています。
オフィスのような研究所のような、知的好奇心をかき立てる洗練された美しい学舎に感動しつつ会場入り。
発表会の概要は以下の通りです。(文末に大学公式HPで公開されている事業の詳細に関する記事のリンクを貼っています)
≪龍谷大学2024年度事業戦略発表会≫
2024年3月1日(金)開催
●龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言
●2027年竣工「共創HUB 京都」(京都駅前)
●#ツナガルアクリルプロジェクト
●発酵醸造技術を活用したアスリート食開発
~龍谷大学の創立から現代~
龍谷大学は1639年に西本願寺境内の学寮として創立、現在は深草・瀬田・大宮にキャンパスを構え、約2万人の学生が学んでいます。1989年に国内の仏教系総合大学で初めて理工学部を開設、2015年に農学部を開設、2023年には心理学部を開設し、現在は様々な分野が連携してプロジェクトを進めています。
★「未来へツナガル」
~龍谷大学ネイチャーポジティブ宣言~
地球上には多種多様な生物が暮らしていますが、その多様性と営みが私たちの生活を支えています。しかし、近現代ではその生物多様性が急速なスピードで失われつつあることから、国連では世界目標として2030年までの「ネイチャーポジティブ」を掲げ、私たち一人一人の行動を促しています。
龍谷大学が「地球の豊かな自然を次の世代に継承する」「持続可能な社会を実現する」という目標を宣言することで、その思いに共感する個人・組織・企業等と繋がり、協力し合うことで実現を可能にしたいと深尾副学長は仰られていました。
”自分達だけでは何もできないけれど、繋がれば多くのことが可能になる”
”ありたい社会と創り出したい未来を、一緒に作っていきませんか”
龍谷大学のネイチャーポジティブ宣言は、現代社会に対する提案であり激励でもあり、とても温かく希望にあふれていました。
★「社会とツナガル」
~共創HUBを京都駅前に建設~
龍谷大学は、大阪ガス都市開発株式会社、京都信用金庫と「共創HUB京都コンソーシアム」を組織し、京都市との基本協定を締結。京都市立芸術大学新キャンパス隣接地に、京都に根差し未来を創造・発信するイノベーションハブ拠点「共創HUB京都」を創設し、2027年度中の運営開始を目指しています。
1~2階には、シェアオフィス・アートスペース(寺田倉庫)・料理学校(ル・コルドン・ブルー・ジャパン)・カフェなどが入り、常駐するコミュニティマネージャーが、集まる多様な人々を繋ぐ役割を担います。
3~4階には、龍谷大学のキャンパス、他大学生や社会人にも広く開放される学びの場となります。
5~8階は、交流型賃貸マンション・学生寮が入り、ここで暮らした人々が、京都を中心とする多様なコミュニティを支え、社会課題の解決の担い手となれる場になることを目指しています。
人・地域・組織・社会が繋がり、文化と経済の好循環が実現する場所が、京都に誕生。
この場所で出逢う人々の手で、どんなステキな未来が創られていくのでしょうか☆
★「人とツナガル」
~#ツナガルアクリルプロジェクト~
コロナ禍により流通した大量のアクリル板(300万枚以上)は、90%以上が焼却処分されています。リサイクル率10%以下という課題を受け、学生が中心となってアクリル板をコミュニケーションツールに再生する「#ツナガルアクリルプロジェクト」を始動。
人と人を隔てる物を繋げる物にリサイクルするという発想の転換です◎
●アクリル板は、ホワイトボードのように書いたり消したり出来ることから、メッセージボードとして設置し、コミュニケーションに活用。
●アクリルスタンド・コースター・レコード型のデジタル名刺等のプロダクトを作成。
●飲食店で使用されていたアクリル板は、駐車場の案内看板として加工し再利用。
●アクリル板を土台としたアートを作成するワークショップを開催。
様々なアイデア・プロダクト・活動によって、焼却処分されているアクリル板に新しい価値が生まれています。
★「健康と地域発展にツナガル」
~発酵醸造技術を活用したアスリート食~
世界的な発酵ブームを受け、滋賀の伝統発酵醸造食品製造の技術を活かしたアスリートのパフォーマンスを支える食品を研究開発。
発酵食品は腸内環境の改善に有用なだけでなく、保存性に優れている為、食品ロスの削減やエネルギー消費削減にも繋がり、地球温暖化防止へと通じます。
地域の産業が活性化し、地域住民の健康と豊かな暮らしの実現にも繋がっていく取り組みです。
この記事にも多様している言葉ですが「キーワードは”ツナガル”」だと入澤学長は仰っていました。
人と人という繋がりから、コミュニティ・社会・世界・未来へと繋がっていく、広く長いプロジェクトが着々と進んでいます。
発表会後は1階のカフェに移動し、大学発ベンチャー「RE-SOSIAL」が提供する鹿肉の試食会に参加しました。
自然豊かな場所で暮らすと直面する、鹿などの害獣課題。日本各地でその課題を地域活性に転換するアイデアが講じられていますが、
2023年6月9日に京都駅徒歩5分の場所にOPENした「NATURAL BAL MEAT UP」さんでは、京都産鹿肉を使った美味しいお料理を頂くことができます。試食会では「鹿肉のステーキ」「鹿肉のスパイスカレー」「鹿肉と鶏モモ肉のおつまみガパオ」が並びました。
私はステーキを頂きましたが、柔らかくて豊潤でとても美味しかったです。ソースがお肉にとてもマッチしており野菜も美味しく頂けて最高。ワインやビールに合うのだろうと思いますが、コーヒーにも合うなぁと感じました。(会場で提供されていたコーヒーも美味でした)
人や組織、社会と繋がるからこそ出来ることもあれば、個人の暮らしの中で出来ることもあります。
”どんな社会や未来を創りたいのか”ということを頭の片隅に置きながら、今ある繋がりや、日々の小さな行動を大切にしたいなと思います。
龍谷大学から広がる輪と始まる循環は、きっと、多くの人と地球環境の豊かさに繋がります。身近なところからぜひ”未来創り”に参加してみてください(*^_^*)
【名称】龍谷大学(深草キャンパス)
【住所】京都市伏見区深草塚本町67
【TEL】075-642-1111
(学長室:広報)075-645-7882
【公式Instagram】@ryukokuuniversity
【公式HP】龍谷大学
⇒ネイチャーポジティブ宣言について
京都鹿肉専門 やまとある工房が運営する本格ジビエが楽しめる自然派バル↓↓↓
―――≪店舗情報≫―――
【名称】NATURAL BAL MEAT UP
【住所】京都市南区東九条西岩本町16-3
【最寄り駅】各沿線「京都駅」徒歩5分
【営業時間】17:00~22:00
【定休日】月曜日
【TEL】075-671-2772
【公式Instagram】@meat_up_kyoto