第２回世界ほしいも大会とは

「”ほしいも”から食の未来を考える」をテーマとした大会です。2023年3月18日（土）に、阿字ヶ浦ふれあい交流館（旧 阿字ヶ浦中学校）で行われました。主催は一般社団法人ほしいも学校で、前大会から７年ぶりの開催です。

事前申し込み制の講演会・対談・産地報告会（参加費1,000円）のほかに、入場無料のほしいも学校展示、ほしいも食堂、ほしいも販売もありました。

ほしいも販売コーナー

今回は「ほしいも販売」コーナーに立ち寄りました。青空の下で全国・世界各地の干し芋が販売される予定でしたが、雨天のため室内で行われました。雨にもかかわらず、たくさんの人でにぎわっていました。

ほしいも公式飲料

まず入り口付近で、午後の紅茶レモンティーを無償提供されていました。なんと、午後の紅茶レモンティーは「ほしいも公式飲料」として認定*されたそうなんです！

自宅に帰った後に、ほしいもを食べる前後に飲んでみました。ほしいもを食べた後に飲むと、スッキリとした後味になり、「確かに合う！」と感じました。

ただ普通に飲むだけだと甘く感じるので、ほしいもと一緒に飲食することで相乗効果があるように感じました。こちらの商品に決まる過程についても知りたいなあと思いました。

外国産のほしいも

「世界ほしいも大会」と題されているだけあって、海外で栽培から生産まで行われているほしいもの出品もありました。こちらはタンザニアで作られているほしいも。

アマ二のほしいもは、昔ながらの玉豊（たまゆたか）という品種で作られたほしいもです。

外国産ほしいもの試食ができるブースもありました。日本で作られたものと見た目も味も遜色なく、おいしくいただきました。

皮剥きロスをゼロへ

これは何だと思いますか？干し芋製造工程で不要となった「干し芋皮」です。「サツマイモは皮の近くが一番糖度が高くて、甘いんです」と教えてくれました。

「ひと口どうぞ」と言われ、恐る恐る口にしてみたら、お菓子みたいで甘くておいしい！！パリッとした食感も好みです！見た目で判断してごめんなさい。

永井農芸センターでは、干し芋製造工程で不要となった「干し芋皮」の有効活用（アップサイクル）を推進しています。

環境を考えた再利用への取り組みは素晴らしいと思います。

ただ、「干し芋皮」は本当においしかったので、なんとかそのままでも商品化されないかなあと個人的には思っています。

丸干し芋

丸干し芋は希少価値だと聞き、購入してみました。

食感はしっとりしていて、平干しのようなかたさはありません。かたいのが苦手な方にいいと思います。

ほしいもはそのままでもおいしいのですが、フライパンやオーブントースターで加熱してからいただくと、表面が飴色にカリッとして、また一段とおいしさが増します。お試しあれ。

ほしいも学校

今回の主催をしている一般社団法人ほしいも学校では、ほしいも学校推奨のほしいも（神社仕様、700円）やほしいも神社御守（500円）を販売。

ほしいも学校の本も販売されていました。

会場で無償配布されていたほしいも新聞（2021年7月5日茨城新聞により発行）によると、

との記載がありました。

ほしいも食堂

購入した商品を会場内でいただけるスペースも用意されています。食堂は、どこも人で埋め尽くされていました。

世界ほしいも大会は初めて行きましたが、販売コーナーだけでも興味深く、見応えのある内容でした。

ほしいもは食べる専門でしたが、種類や歴史はもちろん、今後の可能性にも興味が湧いてきました。これからも地元の産業を応援していきたいと思います。

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