衣装の絵を描いて形を確認しよう コスプレ衣装制作講座3
コスプレ衣装の作り方の中ではわかっているつもりが、実際は全然形を把握していないことってよくあります。
実際の形を見ず絵を描いてみよう!というゲームをすると、実際に描いてみたら家にいる猫ですらうろ覚えだったりするんですよね。
資料を集めても眺めてるだけだとちゃんと把握していないので、型紙用意しようと思ってもどんな型紙を買えばいいのか理解できなかったり。
形を勘違いして全然違う形で作り始めて、形になり始めてからなんか違う!という事もあります。
よくある例
希望はストライプの全円のフレアスカートが作りたい。
でも3次元で実際に再現するならギャザースカートでなければ綺麗にストライプが出ない。
なぜならストライプを円になるように切ると、仮に正面が縦線になったとしても、脇は横向きに柄が出るんですね。
ギャザースカートだときれいにストライプの柄が出ているでしょう?
自作を始めたばかりのレイヤーさんはなぜか
【スカートは全円じゃないといけない病】にかかっている方が多いです。
この場合ギャザーの線が掛かれていない場合、
省略されている
と認識して作るといいです。
2次元の衣装は必ずしも全部の線が描かれているわけではありません。
よく胸の切り替え線とかは書いてたりしますが、普通の洋服にあるはずの肩やそで底の縫い目は結構省略されていたりするんですよね。
なので、書かれていないものは存在しないのではなく省略していると解釈すると作りやすくなると思います。
実際と脳内のズレをなくそう
あくまで形を把握するだけなので、プロのファッションデザイナーみたいなおしゃれなデザイン画じゃなくていいんです。
資料を見ながらここの部品は上に重なってるなとか
ここに金具がついているぞとか
よく見たらスカートじゃなくて前の部分はつながってないぞ。
という感じに、観察して確認するための物です。
自分だけが分かればいいんです。
重ね着している衣装はこんな感じで分解して書いておくとより把握しやすいです。
なぜなら上の服で隠れている部分を把握していないと、分からないから作れないという状況におちいります。
上着を脱いだりして、普段見えないところが見えるシーンがあるかもしれません。
資料になるものがあればそれを参考に、なければ見えないところなので、自分の作れそうな形を考えるといいと思います。
絵を描くと輪郭が分かるので型紙を探しやすくなります。
基準が分からないと探しようがないですからね。
似たような輪郭の物から型紙を絞っていきます。
詳細な部分を見て行って、ボックスプリーツは前は似ているけど後が違うな。
それにボックスプリーツだと型紙のどこを切ったらいいか分からないなという事があるかもしれません
じゃあミニスカートのかたがみを切って縫い代つける方が分かりやすいぞ!
みたいな感じで絵を描くと作りたい形が明確になるので、型紙も探しやすくなりますよ!