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50代・60代 健康の為に大切な運動習慣 寒い冬でも運動を続けるための2つの考え方

わか子ライター

今年は暖冬と言われていますが、それでも毎年1月、2月頃は冷え込みが厳しくなってきています。雪が降らない地域でも、明け方の最低気温は氷点下になる日があるのもこの季節であり、朝に運動をする習慣の人にとっては外に出るのも寒さとの戦いになってきます。そして、せっかく始めた運動習慣にも関わらず、寒さとの戦いに敗れてしまい、習慣をやめてしまう人が出るのもこの季節です。

寒いから外に出て運動が出来ないのが理由であれば、一番寒い時間帯である早朝の運動習慣の時間を昼間に変えれば良いじゃないのかと、思われる方もいらっしゃると思います。確かに、冷え切った空気の中で運動をするより、日中の日差しがある暖かい時間に外に出て運動が出来るのであればそれに越した事はありません。時間に融通が利くのであれば、日中の時間をお勧めし、寒い冬でも運動習慣を続ける方が良いと思っています。しかし、平日は仕事をしていたり、所用があったりで、時間がとれない人もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身も平日は仕事をしているので、平日の日中に運動をする時間は取れません。なので、日中に運動をするなら休日に限られてしまいます。しかし、日々生活をしていると、休日の昼間は何かとすることがあるので運動をする時間を確保するのが難しいと感じており、毎年やってくる寒い季節には運動を続けるのは大変だと実感しています。

そんな、毎年やってくる寒い季節でも運動習慣を継続させるため考え方です。

1、極寒の中で無理をしないでも良いのではないか

冬でも運動習慣を続けましょうという内容から逆の考え方になりますが、思い切って極寒の冬の間は運動を休んでも良いと言う考え方を、持っても良いと思っています。

理由は、運動を続けられない自分に対する思いがストレスになるからです。

せっかく運動を初めても、極寒の寒さの中では中々続けられないものです。それにより、自分が続けられない事に焦りを感じストレスになるのは辛いです。また、家族や知人などの周りの人に三日坊主等と続けられない事を指摘されると、さらに自分に自信が無くなってしまいます。しかし、無理な事は無理、寒い日は寒いのです。きちんとした理由があれば、自分がやり始めたことなのに続けられないと落ち込む必要はありません。

そして状況的にも、寒い中で体が硬くなっていれば筋肉などにケガをしやすくなりますし、雪の中や氷が張っている場所があれば滑って転倒するかもしれないので運動をする方が危険です。転んで骨折でもしたら本末転倒になってしまいます。何事も安全第一です。

運動を休んでも良いのか

せっかく始めた運動習慣なのに、休んでも大丈夫なのか。せっかくついた体力なのに、運動を休んでしまえば落ちてしまうのではないか、と思われる方もいらっしゃると思います。
頑張って運動をして、自分の体についた体力や心肺機能。運動を休むことで元に戻ってしまうのではないかと心配になるのは当然の思いです。これまでの運動習慣の期間や運動量、そして、自分自身に望む体力や運動能力にもよるのなので、一言で表せませんが、最終的には自分が自身に望むものでもあります。高い状態を望めば差は開きますし、ある程度の低下はやむを得ないと考えれば、現実との差はある程度縮まるかもしれません。要は、自分が望む状態と現実に生じることの違いにストレスを感じない方が、寒さが和らいだ後に運動を楽しく再開できるのではないかと。
そして、極寒に季節に運動習慣を休むのは仕方がないと考えても、自分の生活習慣や人生の中で運動を辞めてしまわない方が良いのではないでしょうか。寒い間は休んでも、寒さが和らいだら運動を再開する。アスリート等であれば考え方は違うと思いますが、これからの自分が健康でいるための運動習慣であれば、運動をやめないで、出来ない時は休んでもまた再開する。自分が行ってきた運動習慣でついた体力や心肺機能などは、少しのお休みであれば自分が思う程の低下は無いのかもしれません。健康の為の運動であれば、何事も安全第一で長く続ける方が健康寿命は長くなるのではないでしょうか。

早朝、夜明け前の公園
早朝、夜明け前の公園

2、寒さへの対処方法

寒い季節では寒さをどうするかが一番の問題です。これに関しては、地域によっては冬の間は積雪の問題もあるので、安全面を一番に考慮し、寒さを含めて外での運動をしないで運動習慣を続ける必要があります。積雪は無くても極寒の季節の早朝での運動であれば、気温は氷点下近くまで下がることもありますし、お天気によっては日中の最高気温も10度に届かない日もあります。寒い中でなく運動習慣を続けるには…

スポーツジムを利用する

最近、店舗数が増えてきたスポーツジムを利用して、筋力トレーニングなどもしながらトレーニングを続ける方法があります。各施設によって入会方法や月額利用料金も必要になりますが、寒い中ではなく温度管理された室内で運動が出来ることは魅力があります。長期にわたり利用するのも良いですが、寒い季節だけの利用になると短期でも利用出来るのか、契約内容を確認しておく必要がありそうです。

自治体の施設を利用する

自身が住んでいる市区町村に、プールやトレーニングルームなどがあれば利用しない手は無いでしょう。公共施設の多くは時間制で利用できるようになっているので、短期間の利用にとても良いですし、利用可能な時間に行けば予約も必要ない事がほとんどですし、何より自分が運動したい時に出来る利点があります。自治体の施設であれば利用料金もお手軽価格に設定されているので、極寒の季節だけでなく、他の季節でも天候が良くない日でも利用するもの良いかもしれません。

比較的暖かい時間に外で運動する

極寒の季節では早朝の日の出の時間に放射冷却がおこるので一番気温が下がります。一方で、日中で日差しがあれば、最高気温が10度近くになる日もあります。日中に時間がとれるのであれば、一日の内で暖かくなる昼間に運動することも良いです。運動始めは寒くても、体を動かしていると日差しとの相乗効果もあり、汗ばむほどになることもあります。室内でも運動も良いですが、外に出て運動をすると気分転換にもなり、気持ちもすっきりします。

それでも、朝の時間に運動をしたい

それでもやっぱり、朝に運動するが習慣になっている方もいると思いますし、私もその一人です。そうすると、この季節はどうしても朝の一番気温が低い時間に外に出て運動をすることになってしまいます。
先ずは、ケガをしないようにしたいです。運動をする場所に凍結が無い事は必ず確認し、転倒しないように注意します。そして、ストレッチやウォーミングアップもしっかりと行い、筋肉などの体の中のケガにも注意しています。年寄りの冷や水ではありませんが、若い頃のように体が柔らかくてしなやか…なんてことは、50年、60年間を共に過ごしてきた自分の体にはありません。水道のホースも長年使うと固くなるように、人間の体も年齢と共に経年劣化のように固くなる傾向はもちろんあります。
だから、若い人と比較する必要もありませんし、他人と若さを張り合う必要もないです。自分は、自分の体に合った運動を安全に楽しめば良いだけです。

早朝の、日の出前の空の色
早朝の、日の出前の空の色

早朝の寒さは大変ですが、暗い夜からだんだんと夜が明けて、暗い夜空が変わっていく空の色がきれいだなと思い、日の出の光を浴びながら景色を楽しみ、朝日に照らされている公園の中で運動するのも、まるで別世界に来たような気分になり非日常を感じます。
朝の7時ごろからだんだんと日の出の時間が早くなるこの季節ならではですが、極寒と共に得られる朝の日の出は楽しみの1つかもしれません。早朝の公園は人が少なくとても静かです。冷たい朝の空気を思い切り深呼吸しながら運動をしていると、自分の中に溜まっているストレスが自然と流れ出ていくような気分にもなります。

ライター

東京都在住のおばさんです。子育てが落ち着いてきた頃より趣味で登山や街道歩き等を始めました。歩く旅は大変だというイメージがありますが、歩く事で解る楽しみもあります。実際に歩く旅をして、歩く旅の楽しさをお伝えしたいと思っています。

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