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【ローソンストア100】焼鳥愛好家が話題の新商品「だけ弁当 焼鳥」を実食!1週間限定販売

今回、冒険するのは焼鳥屋……ではなくてコンビニチェーン「ローソンストア100」だ。お目当てはおかず1種類だけのシンプルさと、税込216円の低価格で話題の「だけ弁当」。なんでもシリーズ累計販売数500万食を記念し、2024年2月14日(水)~20日(火)までの1週間限定で「だけ弁当 焼鳥」を発売するのだというのだ。

「だけ弁当」は仕切りもない潔さ

かれこれ2年以上ぶりに買った「だけ弁当」。そのときはウインナーだったなぁ。そんなことを考えながら改めて見てみると、パッケージ越しでも本当にシンプルだと感じる。仕切りもバランもない。税込み216円を実現するために製造コストを「これでもか!」と削っているのが、ひしひしと伝わってくるようだ。

茶色と白色のコントラスト。焼鳥とごはんだけ。串に打っているわけでもないし、もうもうと炭火で焼いているわけでもない。これは言ってみれば「焼鳥風」だ。それでも焼鳥と聞くとどうも気になってしまうのは、もう〝性〟なんだから仕方ないよなぁ……。

思ったよりもボリュームのある鶏もも肉

弁当にはパッと見るかぎり焼鳥は5個入っていた。「ローソンストア100」の広報によると焼鳥は約95g(4~6個)なんだとか。とすれば、コンビニのレジ横にある焼鳥(たれ)の2倍ないし、それ以上のボリュームはあるんじゃないか。

しかも、そのどれもが鶏もも肉ときた! さらにコストを削ろうと思えば鶏むね肉を使えばいいのだけど、それを選ばないことに商品開発のこだわりを感じるばかり。

噛んでみれば、ほどよくやわらかく、ほどよくしっとりと。焼鳥らしく醤油ベースの甘辛いたれがからんでいるのだけど、それが思ったよりもあっさりしていることに驚いた。誤解を恐れずに言えば、もっとジャンキーな味なのかと予想していたわけだ。

誰にも食べやすいし、最後まで飽きがこない。老若男女問わず味わえるやさしいコク。それでいて、しっかりとごはんが進むバランス。そうそう。ごはんといえば、焼鳥がくっついている部分にたれがしみてうまいんだよな。

家に七味唐辛子があれば味変しても

家にあった七味唐辛子
家にあった七味唐辛子

ふと思い立って、台所から調味料を取ってくる。若鶏もものたれ焼鳥といえば、七味唐辛子は鉄板中の鉄板。ふくよかな香りは味変にはもってこい。焼鳥とごはん。単調な作業にも思える往復なのだけど、それがシンプルにうまいんだ。

そういえば、この「だけ弁当 焼鳥」は炭火焼鳥の香りがしなかった。焼鳥屋で焼いたもの食べているわけじゃないのだから、当たり前といえば当たり前なのだけど、そういうことじゃない。

焼鳥商品には「炭火焼」風をうたうために、チャコールオイルなどの調味料を使うものもあるのだけど、これにはそれが感じられなかった。いや、むしろ感じられないことが良かったと思っている。この弁当は削ぎ落しているからこそうまいわけだ。

「だけ弁当 焼鳥」は採算度外視?

「だけ弁当」はこれまで、ウインナーをはじめメンチカツやミートボールなどを商品化してきたようだけど、そのどれもがミンチ肉。それが今回は、鶏ももの塊肉を使いながら同じく216円だというのだから、かなりお得なのかもしれない。ん? 1週間限定販売というのは、採算度外視だから?

いずれにせよ、味も価格も満足のいく弁当だった。複雑なのは「だけ弁当」の「主役になれないおかずをメインに」というコンセプトに焼鳥が当てはまってしまったことくらい。

そうさ。焼鳥愛好家にとって焼鳥はいつだっ「主役」以外ありえないのだから。

毎週、焼鳥三昧! 焼鳥を斜めに逆さ撮りする〝ヤキトリスト撮り〟は元祖にして名刺代わり! 「焼鳥は串柄、人柄」をテーマに、大衆的で気兼ねない町焼鳥から、鶏にこだわり1本1本に心血を注ぐ専門店まで焼鳥まみれの日々を送っています。焼鳥好きの方、フォローよろしくお願いします!

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