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GWも花火が上がる!春旅で楽しむ?イベントで一日遊ぶ?おすすめ花火大会5選【2024年】

やた香歩里花火鑑賞士な旅ライター

2024年のゴールデンウイークは前半(4/27~29)と後半(5/3~6)にがっつり分かれちゃいますね。間の4/30~5/2もお休みをとって10連休!な方もいらっしゃると思いますが、暦通りという方も多いのではないでしょうか。

3、4連休は国内旅行にぴったり。宿や交通機関の予約もまだ間に合います。GWも各地で花火大会が開催されるので、旅先で楽しんでみませんか?

人出が多いときに遠出するのもなあ…と思う方は、朝から夜まで一日楽しめるイベント系の花火大会はいかがでしょう?

GWに楽しめる花火大会を5つ、ご紹介します。

※開催情報は記事執筆時点のものです。最新情報を公式サイトなどでご確認ください。

4月27日(土):FUKUOKA東区花火大会(福岡)

開催日時:2024年4月27日(土)19:30~(15:00開場)
※雨天決行(荒天時中止。順延なし)
会場: 御島グリーンベイウォーク(香椎浜片男佐海岸)
アクセス:JR香椎駅・西鉄香椎駅から徒歩約15~20分
【公式】FUKUOKA東区花火大会

写真提供:Fukuoka東区花火大会実行委員会
写真提供:Fukuoka東区花火大会実行委員会

地域の方々の協力のもとに実施される、大きなスポンサーに頼らない市民手作りの花火大会。2023年は尺玉や音楽つきのスターマインも披露されました。2024年も約7000発の打ち上げを予定しています。

打上場所は香椎浜海上。香椎浜北公園には混雑を避けてゆっくり観覧できる有料席も設置されます。ペアシート席や、1席ずつの販売で人数にあわせて購入しやすいエキサイトシート、指定イス席が販売されています。

旅も楽しむならここへ!

福岡にはこの時期にぜひ行っておきたいスポットがあります。それは、青いネモフィラが一面に咲く「海の中道海中公園」、そして藤の絶景で近年注目を浴びている「河内藤園」

【海の中道海浜公園】(福岡市)
花火大会が開催される、福岡市東区にある公園です。春は花が一番輝く季節。4月下旬は、花の丘を青く染めるネモフィラが楽しめるかも!?
アクセス:JR海ノ中道駅から徒歩すぐ
海の中道海浜公園公式サイト

写真提供:福岡県観光連盟
写真提供:福岡県観光連盟

【河内藤園】(北九州市)
アメリカCNNで「世界の最も美しい場所31選」に選ばれ、世界的にも注目されている藤園。大藤棚や藤の花トンネルが特に人気です。4月下旬~5月上旬が見頃になることが多いですが、気象状況に大きく左右されるので、開花情報にご注意ください。
なお見頃期間はチケット制が実施されます。あらかじめ確認・購入の上でお出かけください。
公共交通機関でのアクセスが難しいので、自家用車でない場合はレンタカー・タクシー・バスツアーを利用しましょう。
アクセス:北九州都市高速道路 大谷lC・山路ICから車で約20分
北九州市八幡東区河内藤園|公式サイト

写真提供:福岡県観光連盟
写真提供:福岡県観光連盟

他にも、パワースポットなら太宰府天満宮(太宰府市)宗像大社(宗像市)、近年話題の宝満宮竈門神社(太宰府市)恋木神社(筑後市)もおすすめです。

4月27日(土):大曲の花火 春の章(秋田)

開催日時:2024年4月27日(土)19:00~20:30(開場は16:00)
※荒天時は4月28日・29日のいずれかに延期
会場:「大曲の花火」公園(大仙市大曲雄物川河畔)
アクセス:JR大曲駅から徒歩約40分
【公式】大曲の花火 春の章

花火のまち大曲が誇る質の高い花火、若手花火師による新作コレクション、国内ではあまり見る機会のない海外業者の花火と盛りだくさんな花火大会。夏の「全国花火競技大会」とはまたタイプが異なりますが、充実した内容で見ごたえがあります。個人的には時期や見やすさ、チケット代含めたコスパ面から、春・夏・秋の「大曲の花火」の中では一番のおすすめ。

チケットは現在発売中で、イス席、4名テーブル席が販売されています。残念ながらカメラマン席は完売。また観覧券を購入すれば、観覧会場内有料駐車場の駐車券も購入できます。

旅も楽しむならここへ!

大仙市は秋田県の内陸部にあり、秋田屈指の人気の観光地・角館(仙北市)へは新幹線で1駅(10~15分)、在来線でも約20分。さらにもう少し足を伸ばせば田沢湖乳頭温泉郷にも。時間をかけてじっくり回りたいエリアなので、GW旅行にぴったりです。

【角館】(仙北市)
風情ある武家屋敷通りが人気で、桜の季節や紅葉の頃は一段と多くの人を集める魅力的な街。年によっては4月下旬はまだ桜が咲いていることもあるのですが、残念ながら2024年の予想ではGWより少し前に終わりそう。
ですが、落ち着いた武家屋敷には輝く新緑がよく映えますよ。
アクセス:武家屋敷通りまではJR・秋田内陸鉄道角館駅から徒歩約15分

【田沢湖】(仙北市)
辰子姫伝説で知られる、美しい青い湖・田沢湖。国内で最も深い、神秘の湖です。こちらの湖、周囲約20kmの湖畔をぐるりと道路が走っているので、車はもちろん、路線バスでも周遊することができるのです。見どころの「たつこ像」や「御座石神社」近くにもバス停があるので、人気スポットもしっかり観光できます。田沢湖畔にはレンタサイクルもあるので、春は自転車で走るのも気持ちよさそう!
アクセス:田沢湖畔バス停まで、JR田沢湖駅から路線バスで約15分

現時点で大曲や角館に宿泊するのは難しいので、秋田市内に泊まる方も多いと思います。秋田駅近くのホテルに泊まったら、千秋公園ねぶり流し館(秋田市民族芸能伝承館)、藤田嗣治氏の大壁画「秋田の行事」が展示された秋田県立美術館などが徒歩圏内にあります。

少し足を伸ばせば、男鹿半島の男鹿温泉郷や、男鹿水族館なまはげ館などもめぐることができます。

   *   *   *

旅行に行くほど休みがない、どこにいっても人が多いので遠出はしたくない、家族みんなで一日楽しみたい…

そんな方は、もしお近くなら、以下にご紹介する花火大会はいかがですか?

5月3日(金・祝):よしもとしんきげきフェス「みんなの花火大会2024」(大阪)

開催日時:2024年5月3日(金・祝)20:00~20:45(開場は17:30)
※雨天中止
会場:万博記念公園(お祭り広場、上の広場、下の広場、b-base〈BBQ場〉)
アクセス:大阪モノレール「万博記念公園駅」からすぐ
【公式】よしもとしんきげきフェス

「よしもとしんきげきフェス」は、5月3日(金・祝)・4日(土)の2日間、大阪・万博記念公園で開催されます。その初日の5月3日(金・祝)に、「みんなの花火大会2024 GW~よしもとしんきげきフェス~」を実施! 約10000発の花火が打ち上げられます。

花火大会チケットは3月19日(火)より発売されています。BBQ付きスペシャルシートや、S席(指定エリア内自由席)・A席(指定エリア内自由・座席なし)を販売。

日中の「よしもとしんきげきフェス」ではお子様が楽しめるイベントも満載なので、家族連れで楽しむのにぴったりです。

なお、翌5月4日(土)には、同じく万博記念公園でFM802がプロデュースする「FM802 35th Anniversary Be FUNKY!! ACCESS!HANABI」が開催されます。
こちらについては下記のURLにて詳細をご確認ください。

「FM802 35th Anniversary Be FUNKY!! ACCESS!HANABI」

5月3日(金・祝):天空 de HANABI―オートポリス(大分)

開催日時:2024年5月3日(金・祝)19:30~20:30(入場は12:00~)
※雨天決行・荒天時中止(順延なし)
会場:オートポリスインターナショナルレーシングコース
【公式】天空 de HANABI―オートポリス

大分県日田市のサーキット・オートポリスで開催される花火大会。音楽に合わせたダイナミックな花火が約10000発打ち上げられ、尺玉も上がり、その規模は大分県内最大級です。グランドスタンドのほか、より花火に近い「星☆かぶり観覧エリア」「ホームストレートエリア」など、多彩な観覧エリアが用意されています。
当日は12時から開場され、ステージショーや動物ふれあい体験のほか、サーキットならではの二輪エクストリームショーや四輪ドリフトショーなども開催。飲食ブースも並び、子供も大人も一日楽しめるイベントです。

公共交通機関でのアクセスは難しいのですが、福岡方面からのバスツアーも企画されています(詳細は第一観光公式サイトの第3回「天空 de HANABI」inオートポリスのページにて)。

4月27・28日(土・日)・5月3~5日(金~日):ハウステンボス キングスウィーク花火(長崎)

開催日時:2024年4月27日(土)・28日(日)・5月3日(金・祝)・4日(土)・5日(日)20:30~20:45
開催場所:ハウステンボス(ハーバータウン海上で打上)
アクセス:JR大村線ハウステンボス駅から徒歩約5分
ハウステンボス|キングスウィーク花火

長崎県佐世保市の人気テーマパーク・ハウステンボスでは、年間を通して大小さまざまな規模の花火が打ち上げられていますが、GWにも5日間にわたり、音楽とシンクロした約2000発の花火が打ち上げられます。

テーマパークで花火を打ち上げるところは多いですが、ハウステンボスの花火は本格的なので、約15分間とはいえ密度の濃い内容が期待できます。
もちろん園内各所から見ることはできるのですが、しっかり花火が楽しめる特別観覧席も用意。1000円~なので気軽に購入できます。花火が好きな方なら特別観覧席からの方が落ち着いて細部まで楽しめますよ。

朝から入園してハウステンボスを満喫して、楽しい一日をぜひ花火で締めくくってください!

   *   *   *

GWの頃は気候が良いことが多いので、旅行にも屋外イベントにも最高の時期。ただ、夜は冷えることがあるので、花火大会の時には防寒にも気を付けてくださいね。

思い出に残る連休をぜひ!

花火鑑賞士な旅ライター

宮崎生まれの大阪育ち。人生の約半分を京都で過ごし、現在は千葉在住。もとからの旅好きが、関東移住を機に花火にはまり、旅の目的に花火鑑賞が加わりました。遠くへの旅行も好きだけど、身近なお出かけも好き。どこかで見た素敵なものを、誰かに伝えたい。知って欲しい誰かと知りたい誰かを繋ぎたい。ビアテイスターで日本酒ナビゲーターで温泉ソムリエで花火鑑賞士な旅人。

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