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【市川市】東京ドーム1.8個分!人と野鳥のオアシスで憩う~中国分 じゅんさい池緑地~

4番ピッチャー地域情報プロデューサー/編集者(市川市)

市川市国分。国府台などこのあたり一帯は古くは聖武天皇のころから下総の国の行政の中枢機関が置かれる歴史的な場所として知られています。その国分と国府台の台地の間に国分沼と呼ばれる沼がありました。この沼にはかつてじゅんさいが生えていたことから、じゅんさい池と呼ばれ、昭和の初期頃までは摘んで出荷されていたそうです。

その後沼の干上がりなどでじゅんさいは採れなくなりましたが、昭和54(1979)年に現在の姿、「じゅんさい池緑地」として整備されたそうです。

広いというより長く奥行きのある池があり、池を取り囲むように散策路や様々な木々が植えられています。梅の名所として知られており、桜、ツツジ、紅葉と季節ごとの自然を楽しむことができます。また、野鳥も飛来することから、都会の住宅地の真ん中でバードウォッチングできると、一部の愛好家からも知られているスポットです。

正門から入ると案内板や大きな灯籠が。総じて和テイスト満載。少し歩をすすめると思った以上に奥行きのある「池」が出現。整備された散策路ゆっくりと周回してみましょう。

池の中心あたりに小さな島があり、架かる橋も情緒があります。さらに奥まで行くと水生植物池のゾーンや梅林ゾーンが。

広さ約8.5ha。ということは、東京ドーム約1.8個分!(よく使われる東京ドーム〇個分は、ドームの外周を含む広さ約4.7haを指すことが一般的といわれています)

1周するにも結構な時間がかかりますが、ベンチで読書をする人や、お子さんとお散歩する人。散歩で体を動かす人など人それぞれ。まさに人も野鳥も憩う都会のオアシス。

これからもう少し経つと、もみじや楓が色づきますから、その頃が楽しみですね。

【じゅんさい池緑地】
住所:市川市中国分4-27

地域情報プロデューサー/編集者(市川市)

市川市在住。新卒から旅関連の事業に携わっており、日本国内は一部の離島を除いてすべて訪問しました。海外も10ヶ国30都市以上渡航しています。旅と歴史と散策。そして高校野球を愛する地域情報編集者です。

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