Yahoo!ニュース

【ガンプラ改造】最初の組み立てで仕上がりに差がつく!?仮組みの基礎を紹介!

よじーずほびーるーむ(よじほび)ガンプラビルダー/動画クリエイター

皆さん、こんにちは!ガンプラビルダーYouTuberのよじほびです!
よじほび流のガンプラ改造方法を共有!

今回のテーマは・・・。

仮組み!!!


パチパチと組み立てた状態を”パチ組み”、ディティールを追加したりせず組み立てることを”素組み”と呼んだりと似たようなワードがありますが、あくまで改造する前段階ということで、ここでは”仮組み”と呼ばせていただきます。
ここでの工程が後の作業効率UPにもつながりますし、改造に手をつけるまでは飾って楽しんだりしています。

今回はこの仮組みの際に必要になる道具や、基礎となるポイントを紹介します♪

では仮組みで使うツールからご紹介していきます!

・ニッパー
・デザインナイフ
・ゲートくず入れ
・パーツケース

ニッパー

パーツを切り離すのに必須とも言えるニッパー。
ニッパーと一重に言ってもさまざまな用途・形があり、ホームセンターや100均でも手に入りますが、中でもホビー用の精密ニッパーがおすすめです。
さらに言えば”先細薄刃ニッパー”と呼ばれるタイプのニッパーは、細い刃先が狭いところにも入り込みやすくプラモデル向きである事が特徴です。

デザインナイフ

改造の工程に入ると、個人的にはニッパーより圧倒的に使用頻度の高いデザインナイフ。
パチ組みの段階ではパーツをランナー(枠)から切り離した時に残った”ゲート”という出っ張りを除去したり、”バリ”と呼ばれる、例えるならたい焼きのはみ出た部分?笑を削ったりするのに使ったりします。

ゲートくず入れ

残ったゲートを切り離した時に出る、小さなゲートくずをためておくのに使います。
物はなんでも大丈夫で、それこそプラモデルの空き箱を使ったりしていましたが、いざガンプラを作るとなるとランナーや広げた説明書、ツール類でデスクを広く使うので小回りの効く小さいものがおすすめです。
最後に捨てるか再利用するかだけですが、処分の際は小さなパーツを間違えて捨てないように注意!!

パーツケース

よじほびは説明書に沿ってパーツを切り離して組み立てるのではなく、いったん全てのパーツを切り離してからその後に組み立てるような方法にしています。
組み立てきれなかったパーツをこの100均に売られているケースに入れておけば、すぐ作業も再開できますし、仕切りが付いているものであればランナーごとにパーツ分けができて便利です。

★仮組みの手順

組み立てていく工程は説明書に沿って作業しますので、その前段階のポイントを解説します。

ゲートカット

まずはパーツをランナーからカットする際は、極力パーツから離れた位置をカットしておきます。
こうすることで「切らなくてもいいところを切っちゃった!」なんていうアクシデントを防ぎます

そして残った部分をもう一度カットします。
このゲートを2回に分けて切るまでの工程はその名の通り”2度ぎり”と言います。
上述した誤カットを防ぐことと併せて、ランナーから切り離した状態であれば視認性も良くなるので、深く切りすぎてしまって表面がえぐれてしまうなんてアクシデントを防ぐことにもつながります。

2度ぎりまで処理した状態が上の写真。
まだ少しゲート跡が盛り上がっているように残っています。
今回はデザインナイフを使いますが、この残ったゲートをやすり掛けで取り除いていく方法もあります。やすりを使ったゲート処理は【ガンプラ改造】改造の全てはここからスタート!初めてのやすり掛け!でチェックしてみてください!

残ったゲートをデザインナイフを使って平滑になるように削ぎます。
ここまでやっておくと、組み立ての際にこのゲートが干渉する事もなくスムーズに組み立てられます。
※デザインナイフは非常に鋭利ですので作業時にはケガに注意して作業しましょう。

ダボカット

近年のガンプラは”スナップフィット”と言って、接着剤を使用せずともパチパチと組みられられるような設計になっています。
素組みであれば特に必要がない工程かもしれませんが、このダボというパーツ同士の接着部をニッパーで切れ込みを入れておけば、改造する際や、パーツを間違えて解体が必要になった場合でも解体が容易になります。この工程は”ダボカット”と呼ばれています。
ただ、パーツ同士の噛み合わせが緩くなりすぎてポロポロ取れてしまったりする場合もありますので、複数ダボがある所では一つはダボをカットせず残すようにしています。

パーツをケースに入れる際に、一緒にランナータグを切って入れてあげればパーツがどのランナーから切られたものなのかも分かりやすくなります♪

ここまでできたらあとは組み立てるだけ!

★よじほび流パーツカットまとめ!

・ランナーからカットするときはパーツから離して誤カットを防ぎ2度ぎり時の視認性も◎!
・残ったゲートはデザインナイフでカットして平滑にすれば組み立て時にゲートが干渉しない!
・ダボカットしておけば解体が容易になる!
・ためておいたゲートくずの処分時にパーツが紛れていないかチェック!

いかがだったでしょうか?
今回は仮組みの基礎を紹介させていただきました。
基礎とはいっても、道具も違えば手法も人それぞれ。
キットは同じでも、そういった違いが面白いガンプラの世界でもありますので、自分に合ったやり方を探してみるのもまた醍醐味!

ぜひみなさんも仮組み時の基礎をマスターして、より楽しいプラモデルライフを共に送っていきましょう!

それでは次回の更新でお会いしましょう。

SEE YAH !!!!!

ガンプラビルダー/動画クリエイター

ガンプラ改造歴3年目のガンプラビルダー。どうすればさらに作品をカッコよくできるか日々試行錯誤中。ガンプラ改造の様子をYouTubeにも投稿しております。

よじーずほびーるーむ(よじほび)の最近の記事