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ヒルトンパタヤ宿泊記・エグゼクティブラウンジ徹底レポート!カクテルタイムは絶景テラス席がおすすめ!

タイ旅行ライター吉田彩緒莉タイ大好きトラベルライター

バンコクから車で2時間、スワンナプーム空港からならわずか1時間半程度のビーチリゾート・パタヤ。「休暇は短いけど、バンコクとビーチを楽しみたいな」とタイ旅行を考えている方にはぜひおすすめしたいリゾートです。
バンコク在住の友達やヒルトンのポイントプログラムに加入している友達の中には「確かにパタヤはバンコクから近いけど賑やかすぎて」とか「歓楽街があるのはちょっと」...と遠慮してしまう方がいるのですが、そんな方でさえ「でも、ヒルトンパタヤは凄く良い」と口を揃えます。
タイでもヒルトンブランドのホテルは珍しくはありませんが、なぜヒルトンパタヤが人気なのか。それはこちらのホテルのエクゼクティブラウンジのテラスが最高なんです!
バンコクから飛行機に乗らずに行けるリゾート地パタヤで、飛行機代が浮いた分、ちょっと贅沢しちゃいませんか?

パタヤビーチの中心地にあるヒルトンパタヤ

セントラルパタヤに直結。買い物もグルメも楽々アクセス
セントラルパタヤに直結。買い物もグルメも楽々アクセス

パタヤビーチの中心部に聳え立つヒルトンパタヤ。ハイブランドから比較的お手頃ファストファッション、高級フードコートに、チェーンレストラン、庶民派フードコートなど何でもそろうショッピングモール「セントラルパタヤ」の上に位置し、ホテルのフロントから直接出入りできる、至れり尽くせりな環境です。

ヒルトンパタヤの価格帯はタイ国内のヒルトンよりちょっとお高め

五つ星ホテルチェーンであるヒルトン。同じグループの中でも、ハイブランドにあたるコンラッドよりお得なのかと思いきや、ヒルトンパタヤはタイ国内のヒルトンやコンラッドより宿泊料金の設定がお高め。
パタヤにも日本進出で話題のセンタラグランドやデュシタニなどタイのハイブランドチェーンがあります。また、インターコンチネンタルホテルや、プルマン、ホリデーインなど、外資系のホテルもあるものの、立地の便利さと施設のお洒落さではヒルトンパタヤが、群を抜いているのです。もちろんそれはエクゼクティブフロアに宿泊した人だけのお楽しみ、エクゼクティブラウンジについても言えること。

チェックインからエクゼクティブラウンジの絶景にうっとり!

エクゼクティブフロアの宿泊者のチェックインはフロントではなく、エクゼクティブラウンジで行いますが、フロントにバウチャーを差し出すと、ラウンジ迄案内してくれます。33階のエクゼクティブラウンジはこの開放感!この時点で、かなり気分が高揚します。

入った瞬間から窓一面に広がる絶景にうっとり!
入った瞬間から窓一面に広がる絶景にうっとり!

筆者自身、泊る前から楽しみにしていた、ヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジのテラスですが「外に座りたい」と言うと、スタッフが案内してくれました。そこには、ころんとした楕円形の大きなソファーが!
このソファーは、他の記事でも紹介するホテル内のおしゃれな絶景バー&カフェ「ドリフト」、ルーフトップバー「ホライゾン」とも共通したフォルムです。車寄せ、エレベーターホール、ロビーから楕円形のオブジェがそこかしこに配されていましたが、それらに共通する柔らかな丸み。心憎い統一感あるおしゃれ心がたまりません。

ホテルのラウンジ好きの方なら一度は試したいヒルトンパタヤエクゼクティブラウンジのテラス
ホテルのラウンジ好きの方なら一度は試したいヒルトンパタヤエクゼクティブラウンジのテラス

まずはカフェラテをいただきながら、落ち着きましょうか。

海風と海景色がたまらーん!
海風と海景色がたまらーん!

エクゼクティブラウンジのフードプレゼンテーション

ヒルトンパタヤエクゼクティブラウンジのフードプレゼンテーションは以下。

朝食

平日6時30分~10時30分
土・日・祝日6時30分~11時

アフタヌーンティー

全日15時~18時

イブニングカクテル

平日18時~20時30分
土・日・祝日18時~20時

同じタイの他のエリアのホテルのタイムテーブルよりも、イブニングカクテルの時間が遅い時間設定してあり、非常に良き!多くのホテルは17時、または17時30分あたりから始まり、19時代には終了する印象です。それから夕食に流れる設定ですからね。
観光やプールで泳いで疲れた時は、お酒を飲むと、眠くなったりしませんか?20時頃30分にお部屋に戻ると、バスタイムや、スキンケアをしていたら22時。そのまま寝ちゃおうかな、なんて考える時間でもあり、早朝起きてビーチを散歩したい人には丁度良い営業時間帯だと思います。

とはいえパタヤは眠らない町。21時頃食事に出ても、何の不便もありません。まったり派にも、夜遊び好きにもマッチするタイムテーブルです。

チェックインタイムはアフタヌーンティータイム

タイのホテルは大部分が14時から15時にチェックインという場合が多く、エクゼクティブラウンジでチェックインするころは丁度アフタヌーンティーの時間。

ヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジのアフタヌーンティーは、ビュッフェスタイル。タルトやプチケーキが2,3種と、マカロンなどのスイーツ、フルーツ、そしてサンドウィッチが並びます。甘いものが苦手な筆者は、スイーツは無視。
初日はトルティーヤで巻かれたラップサンド、翌日はサンドウィッチをつまみながらワーケーションです。

ワーケーションあるあるですが、こういう時に限って会社にいる時より仕事が多く、ホテルの部屋で仕事をしていると「何のために旅行に来たんだろう」なんて思うことがありますよね。でもヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジのテラスなら、絶景カフェで海を眺めている気分。仕事中の孤独感や、ホテルにこもっている感はゼロ。リゾートを満喫している気分に!

バランスよく野菜が取れてヘルシーなラップサンドが一番おいしかった♪
バランスよく野菜が取れてヘルシーなラップサンドが一番おいしかった♪

一番のお気に入りはラップサンドでした。野菜も取れるしバランスよく、片手でつまめる気軽さが良し。

たっぷりのカニカマが挟まれた通称カニカマバーガー
たっぷりのカニカマが挟まれた通称カニカマバーガー

タイではカニカマが寿司の人気ネタに堂々のランクインをするほど、タイ人に愛されています。嘘でしょう?と驚きましたが、カニカマがこれでもかと挟まれたカニカマバーガーをビュッフェ台に発見。意外に美味しくて2個ペロリ。

スタンダードなサンドウィッチ
スタンダードなサンドウィッチ

旅行中、ホテルの朝食はついつい食べ過ぎてしまいます。だからランチはちょっとつまめる程度で十分。いや、ヒルトンパタヤのエクゼクティブフロアに泊まれば、よほど大食いの人でない限りは、そうなってしまいそう(笑)。

同じランクのホテルのラウンジで、アフタヌーンティーの時間はスイーツしか置いていないというホテルもあるのですが、ヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジは、甘党以外も安心できます。

エクゼクティブラウンジの華!イブニングカクテル

絶対に外してはいけないヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジのフードプレゼンテーションは、イブニングカクテルです。パタヤは夕日の名所。マジックアワー(空が日没まで刻々と色を変える時間)は席が空いていたら、テラス席に座ってください。太陽自体は、テラスや窓がある方向ではなく、反対側に沈むため日没そのものを見ることはできませんが、天気が良ければ空の色が変わっていく様を楽しめます。
人気の時間帯なので、アフタヌーンティータイムの最後の15分に入り、1杯ソフトドリンクを頼んでから、イブニングカクテルを迎えるのも良い席を確保する手段です。

ヒルトンパタヤのイブニングカクテルにはスパークリングワインあり

この景色ですよ!
この景色ですよ!

ホテルのエクゼクティブラウンジやクラブラウンジで提供されるお酒やお料理を調べて宿泊先を決めている方も多いことでしょう。そんな方は、もしやこの写真を見たら気付いちゃいましたか?はい!ヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジのイブニングカクテルには、スパークリングワインがあります。
リゾート地のホテルには、やはりスパークリングワインはほしい所ですよね。

バンコクのミレニアムヒルトンのエクゼクティブラウンジでも言葉を失うほどの絶景が楽しめますが、スパークリングワインがありません。筆者があえてヒルトンパタヤを選んだのは、スパークリングワインがあるかないか、でした。
お酒を飲まない人にはどうでもいい話かも(笑)。でもお酒を飲む人には重大なポイント。

クラブラウンジのイブニングカクテル(カクテルタイム、ハッピーアワーなんていう言い方をするホテルもあります)は、同じランクのホテルでも提供されるお料理は随分違うものです。日本のホテルもそうですよね。
そもそも「前菜」「カナッペ」「軽食」という案内を出しているので、ホテル側としては「お酒のつまみがあれば文句ないでしょ?」という感じだとは思いますが、その捉え方はホテルによって全然違う!さぁて、ヒルトンパタヤはどうなのでしょうか!

ワインが進むぞ!豊富なコールドカット

エメンタールチーズやミモレットチーズ、ブルーチーズ、チョリソに生ハム、鶏むね肉スモーク、そして、タイ風サラミと解説ありの手作りネーム―、オリーブなどなど、お酒が進みそうなコールドカットが登場。フルーツやプチケーキもあります。お酒の飲めない人も、お付き合い可能ですね。

あたたかスープにがっつりホットプレート

この日はちょっと嬉しいマッシュルームスープが並びます。濃厚な上に、口あたりとろーり。パンも置いてあるせいか、かなりの人気。

ホットプレートには野菜のグリル、豚のグリル、チキンのグリル、エビの辛味炒めなどなど、もうこれは軽いディナーブッフェでしょ?と思ってしまうお料理が並びます。

海老の炒め物にはパプリカもたっぷり。お野菜がきちんととれる内容
海老の炒め物にはパプリカもたっぷり。お野菜がきちんととれる内容

筆者のセレクトは、ズドーンとボリュームたっぷり系。

ボリュームたっぷりメニューもあるので空腹さんも安心
ボリュームたっぷりメニューもあるので空腹さんも安心

この後景色をつまみに、スパークリングワインをおかわり!

肉盛りすぎ・・・
肉盛りすぎ・・・

茶色が多いね、野菜食べようねという身体からのサインを聞き、あわててサラダも物色します。

野菜もあります、ご安心を!
野菜もあります、ご安心を!

タイ料理もしっかり食べさせてくれる

イブニングカクテルはどうしても洋物のメニューが多くなるものの、しっかりタイ料理メニューも入ります。コロコロ丸い「サイクロークイーサーン」は豚肉のソーセージ。豚肉にニンニクと米を練り込み、発酵させます。それを炭火で焼くストリートフードの代表格。

サイクロークイサーン
サイクロークイサーン

辛いソーセージが食べたければ、トッピングの唐辛子と一緒にどうぞ!ただし青唐辛子は舌を刺されたような痛みを感じますよ。

他にもサテーガイ(鶏肉をカレー風味のスパイスに漬け込んで串焼きにしたストリートフード)も。

お酒がすすんで止まらない
お酒がすすんで止まらない

日本食が恋しくなったら巻き寿司も

こちらは別の日のメニューですが、和食多めの日もありましたよ。

ちらし寿司と巻き寿司
ちらし寿司と巻き寿司

ホテルクオリティだから期待したものの...うーん、自腹で泊まっているので、はっきり書かせていただきますが(笑)、巻き寿司に関しては日本のスーパーの海苔巻きの方が美味しい。いや、自宅で作った巻き寿司の方が美味しい。でもここはタイなので、マイペンライ(タイ語で気にしない)。毎日タイ料理だと、海苔とシャリの味が懐かしくなるし、主食として白飯が色気なく置いてあるよりは遥かに気を使ってくれていると感じました。たくあんもつまみにぴったり!

ちらし寿司はあえて取りませんでした(笑)。

また、もう一つあえて取らなかったメニューもご紹介しましょう。これです!ん?なにかって?たこ焼きだそうです。
やきたてのぱりっ、とろっ...はなく、蓋を閉じているので蒸気で「ふんにゃり」。

たこ焼き?ですってぇ?
たこ焼き?ですってぇ?

最近タイの方もたくさん日本に旅行してくださるので、タイ人も「え?」って思うはずなんですけど、筆者のタイが好きなポイントには、こういう「わが道行ってる」ような所が入っています。五つ星ホテルでも「おや?」という不思議ジャパンに出会えてしまうところ!
というわけで、筆者は巻き寿司以外は、おつまみ系をチョイス。

和・タイ・洋プレートでございます(笑)
和・タイ・洋プレートでございます(笑)

夕刻から夜景へ。ヒルトンパタヤが誇るエクゼクティブラウンジの絶景!

イブニングカクテルタイムの時間は時期にもよりますが、サンセットの時間から夜景が美しく光り輝く時間までを過ごすことができます。
夜の帳が下り、お酒もぐいぐいすすんでしまうのです。

スパークリングワイン、飲みすぎた。
スパークリングワイン、飲みすぎた。

眠らない町パタヤにとっては、夜景が燦然と輝き始めるの時間は、まだ宵の口なのでしょう。

燦然と輝くビーチロード
燦然と輝くビーチロード

何杯飲んだのか記憶も定かではありませんが、イブニングカクテルタイムの時間を堪能するのでした。
ヒルトンパタヤはホテルから一歩外に出れば、ビーチロード。レストランやパブが夜遅くまで営業しています。パタヤのメインストリートを巡回するソンテウ(乗り合いバス)も夜遅くまで走っているので、パタヤの大歓楽街ウォーキングストリートにも簡単に出ることが可能です。ただ、女性の場合、海外旅行先で酔うほどお酒を飲むのはためらわれることが多いですよね。でもラウンジアクセス付きのプランなら、多少酔っても部屋に戻るだけ。安心してお酒を楽しめます。
海風と夜景を楽しみながら、お酒片手に旅の計画を立てるのも、なかなかオツなものです。

ホテルまで戻る、という移動を考えずに済むラウンジ飲みは最高
ホテルまで戻る、という移動を考えずに済むラウンジ飲みは最高

エクゼクティブラウンジの朝食は卵料理がアラカルト

フルーツはひと瓶にまとめられていて嬉しい
フルーツはひと瓶にまとめられていて嬉しい

ヒルトンパタヤのエクゼクティブラウンジの朝食は、品数は多くありませんが、欲しいものはきちんとある環境。

例えば、二日酔いの朝に嬉しいお粥。タイのお粥はジョーク(お米がポタージュ状態になっているお粥)とカオトム(お米の形が残っている雑炊に近いお粥)がありどちらか一つしか置いていないホテルも多いのですが、この日はお好みで選べました。必ずしも泊った日にお粥が2種あるか否かは不明ですが、タイの朝食はお粥と決めている筆者にとってはうれしい配慮。

お粥のタイプが2種きちんと用意してあって嬉しい!
お粥のタイプが2種きちんと用意してあって嬉しい!

インド系のカレーもありました。

このカレーがとーっても美味でした!
このカレーがとーっても美味でした!

卵料理のお供もビュッフェから。

主役の卵料理はアラカルトメニューから選びます。
オムレツ、エッグベネディクト、目玉焼きなどお好みで。1日目はエッグベネディクト、2日目はオムレツにしてみました。

程よいボリュームのエッグベネディクト。
程よいボリュームのエッグベネディクト。

エッグベネディクトはスモークサーモンかハムが選べ、筆者はスモークサーモンを選択。濃厚感はなくあっさり目のオランデーズソースで、ぺろりと平らげてしまいました。

全部入りオムレツ
全部入りオムレツ

オムレツは好きな具材をチョイスします。つい「全部入れて」と言ってしまうオムレツですが、具材は少ない方がその食材の味が際立ちますよね。次はチーズオムレツと言ってみたい!味は可もなく不可もなくの安定の王道オムレツです。

ついパンも味見したくなった
ついパンも味見したくなった

タイでの朝食はお粥派と、言った舌が乾かぬうちに、パンをゲット。美味しそうなのでついつい取ってしまいました。ちなみにこの時に泊まった際には14階にあるレストラン「Edge」か、ラウンジでの朝食が選べ、3日目は「Edge」での朝食をチョイス。

ここの景色も素晴らしい!
ここの景色も素晴らしい!

こちらのレストランの朝食もテラス席でいただくことが、一番リゾートの朝食の雰囲気を感じられますが、少しでも席を離れると、ものすごい勢いで鳥さんたちが朝食をつつきにやってきます。そんなこともあり、席に戻るとお皿を下げられている場合があり、食べきってからジュースや料理を取りに行くことをおすすめします。
また9時前になると大変な混雑なので「Edge」で朝食をとる場合は、7時ごろには入店しておきましょう。

エクゼクティブラウンジの朝食より遥かに料理の種類が多い「Edge」での朝食については以下の記事で詳しくレポートしているので合わせてお読みください。

ヒルトンパタヤはエクゼクティブフロアが断然おすすめ!

ヒルトンパタヤはパタヤの中ではお値段の張るホテルです。エクゼクティブフロアに泊まればそこそこの出費は必要ですが、これほどの絶景テラスで過ごせるエクゼクティブラウンジは、なかなか稀少。まるでパタヤビーチの上空を飛んでいるような浮遊感を楽しみつつ過ごすタイ旅行もオツなものです。

既にもう戻りたくなっています
既にもう戻りたくなっています

ヒルトンパタヤ
所在地:333/101 Moo 9, Nongprue, Banglamung, Chonburi Pattaya 20260 THAILAND
公式サイト:Hilton

タイ大好きトラベルライター

タイ旅行ライター。25年前タイにはまり「住んだら飽きるかも?」と1年住んで、ますますハマってしまいタイ大好き病が悪化。今も1年に数回はタイに行かないと手が震える重症に。タイ関連記事は旅行、映画、ホテル、タイ芸能人・文化人インタビューなど多媒体&多岐に渡る。個性あるタイのホテルが大好きで泊まり歩く日々。特に好きな都市はチェンマイ、チェンライ、カオラック、バンコク、ホアヒン。ライター・編集者歴30年。大手音楽事務所宣伝部を経て某バンドの会報ディレクション、映画情報誌・旅行誌・インバウンドサイト・旅行サイトなど多くの編集部で執筆・編集を行ってきたライター・編集ひと筋のヒト。

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