札幌駅の構内に、札幌らしい深煎りコーヒーと絶妙にマッチする厚切りトーストがあるカフェがある！と聞いたので行ってきました。

パセオイーストの地下一階の一番奥にある「トムズカフェ（Tom's Cafe）」です。札駅エリアの隠れ家カフェとも言われています。改札から徒歩5分と少し歩きますが、駅につながるビルディング内なので、雨や雪にも当たる心配はありません。

このカフェでは、西区にあるこだわりのパン工房「おかめや」から厚切りパンを取り寄せ、トーストに使用しています。

この工房では、中種法というしっとりした仕上がりになる方法を採用しており、これが自家焙煎の深煎りコーヒーとよくなじみます。

トーストは4種類。バタートースト、ハチミツトースト、ジャムトースト、チーズトーストです。

ハチミツトースト（コーヒーとセットで750円　税込）をオーダーしました。バターが溶けてくると、しっとりとしたパン生地に染み込み、更にハチミツの甘さととろみが加わり、コーヒーとあわせて一層リッチに。個人的にはイチオシです。

次は、ジャムトースト（コーヒーとセットで750円　税込）。溶けはじめたバターをナイフでジャムと混ぜると、甘さ、塩味、酸っぱさ、コクのハーモニー。ジャムの種類は時期によって変わるとのことです。

最後にチーズトーストです（コーヒーとセットで800円　税込）。こちらはクロックムッシュのあっさり版という感じの、食べやすいものでした。

パンの他には、スタッフさん手作りのガトーショコラもおすすめです（コーヒーとセットで950円　税込）。チョコの感触をあえてざっくりと残していて、それがコーヒーと合います。

今回オーダーしたコーヒーは、ビターブレンド（単品では580円　税込）。中南米の豆を中心に、その時の気候などに合わせて配合を変えているそうです。酸味はほとんどなく、ダークローストしたナッツやカカオ、あるいは干し柿のように深いコクを感じる一杯となっています。これが厚切りトーストと、ベストマッチ。おいしくて、おかわりしてしまいました。

魅力は、コーヒーやフードだけではありません。もう一つ、特筆したいことは、ここがゆっくりくつろげる居心地の良い環境だということ。カウンターはとても大きくしっかりしており、読書や書き物をするにはちょうど良い高さです。

たまには喧騒を逃れて、絶妙なトーストとコーヒーのアンサンブルを楽しみながら、この「隠れ家」でぼんやりしてみてはいかがでしょうか。

今回取材させて頂いたコーヒーとフードは、トムズカフェさんのご好意によりご用意して頂きました。

■トムズカフェ　Tom's Cafe ■

営業時間：午前10時〜午後9時

ラストオーダー：午後8時30分

定休日：札幌パセオに準ずる

住所：札幌市北区北6条西2丁目　札幌パセオ イースト地下1階

電話番号　011-213-5762

店内は禁煙です。

公式ウェブサイトはこちら