【札幌市中央区&北区】札幌駅着エアポートのUシートにたった1人というレアケース!を活かして観察。
2/23の夜に新千歳空港から札駅まで快速エアポートに乗ったら、なんとUシートには私だけ!
片側のブースだけではなく、4号車全体が私だけ!
ということで写真をたくさん撮りました。
この機会に、快速エアポートの4号車、Uシートの情報をどうぞご確認下さい!
基本的な座席配列。
快速エアポートの場合、指定席4号車は、通 通路をはさんで片側2席づつ。
片側のブースが1から6列目までで、1列目は1席しかありません。1Aがあるけど、1Bはない。
そして通路を挟んだ1C,Dに当たるところには座席はなく、ラゲージスペースとなっています。
ブースを仕切る中扉と車両真ん中の出入口スペースを挟んで、反対側のブースは8列目から13列目です。
エアポートのUシートには7列目がないのです!つまりUシートは合計12列。
8-13列目のブースは1-6列目と逆の配置となりますが、ちょっと違うのは13列目にはC,Dがあるということ。こちらは反対側の1列目とは違い、2席あるんですね。
そして13A,Bに当たるところには、反対側の1C,Dと同様に座席がなく、ラゲージスペースです。
これは721系も733系も同じです。
各座席位置の特徴。
快速エアポートでは出発駅で、進行方向に向けて座席を向けてくれます。
札幌、小樽方面には13列目が先頭(今回のように)。
逆に新千歳空港行きは1列目が先頭です。
そうなると、新千歳空港から札幌方面に向かう場合、1Aの後ろ、2C,Dの後ろ、通路を挟んで8列目の4席の後ろには、少しだけスペースがあるということになります。
そして、6列目、13C,Dの前のテーブルが壁に固定式の少し狭いものになります。
反対に新千歳空港に向かう場合には、座席後ろにスペースがあるのは6列目、13C,D。
テーブルが壁固定式になるのが2C,D、8列目となります。
そして以前の記事にも書いたのですが、
窓側席のうち、1Aと13Dには出入口ドアの収納スペースがありますので、窓枠スペースが少し狭くなっています。
窓枠に缶コーヒーなどをおいて、たそがれたい方には不向きな座席と言えましょう。
なお、JR北海道の説明では、快速エアポートのUシートについては、普通車両に比べて足元を伸ばしやすいようにスッキリした構造になっているということです。
シートピッチそのものは変わらないはずですが、確信はありません。今度いつか測ってみようかな、721系の普通車両のシートの同じピッチかどうか。(733系の普通車両はロングシートなので、シートピッチは関係なし、ですね。)
また同じUシートでも、快速エアポートと特急電車のものは色々違いがありそうですので、これもまた整理したいですね。
ラゲージをめぐる戦い。
なぜ快速エアポートを利用する時、札幌から新千歳空港まで840円を払って乗る人が多いのかというと、
もちろん確実に座れるため
と、
もうひとつ、ラゲージスペースが2箇所あるから!
ではないでしょうか?
この2つが最も大きな理由だと思います。
ここで厄介なのが、通訳案内士の私が言うのもなんですが、一部のインバウンド観光客のマナー!
もちろん全員ではありませんが、残念ながら北海道に来るインバウンドの多くが、雪を撮りたい、花を撮りたい、=きれいな風景を自慢したい!という人が圧倒的に多く、まだまだ文化を深く知りたいという日本リスペクトなインバウンドは東京、京都が多いのが実情です。
率直に言って、日本人が50年前にそうだったようなお土産&思い出&自慢ツアー客が多く、旅の恥は北海道で掻き捨て!状態になる方も多いのです。
こうしたツアーで、お土産・ばらまき系お菓子・撮影用のための衣装を大量にスーツケースやキャリーに詰め込んだインバウンドゲストたちが、個人で運ぶには無理がある量の荷物を持ち運んでいるケースが多く、それが細かい出発遅延の原因になったり、時にはラゲージスペースの争奪戦になったりします。
これはガイドをやっていて気づいたのですが、大抵の日本人や良識あるインバウンドであれば、新千歳から札幌の移動のように短時間であれば、荷物もできるだけ手元に置くし、コートも脱がないという場合が多い、すなわち占有面積を大きくしないことを心掛ける場合も多いのではないでしょうか。
しかし残念ながら、荷物だけではなくコートすらもラゲージスペースにおいて、席ではリラックスしようと断りなしに思い切りリクライニングを倒して、隣の人のエリアに侵入ひて足を組んでしまうような、ちょっと困ったインバウンド観光客が多いのも事実。
先日、ある知り合いの通訳案内士への質問で、「ハイ、オーストラリアから家族8人でUシートに乗るんだけど、どうやったらラゲージスペースを確保できる?大きいスーツケースをみんな2つとスキーを持ってるんだ」という問い合わせがあったそうです。
その知り合いガイドは、まあ指定席であってもラゲージスペースは指定できないから、早めに行くしかないんじゃない?と答えたそうですが、まあ困ったゲストたちです。その量なら是非専用車を手配してもらいたいものです。
その他にも。。。
その他にも、Uシートでない車両から多量の荷物を持ち込んできたり、スペースないけど自分はリラックスしたいから上の棚に乗せまくって荷物が落ちたり、キャリーに付いている雪が溶けて水として落下になったり(私も被害を受けました)、ここは指定席だと車掌さんが言ってもがんと動かない人もいたり。。。
やはり日本に来たからには、そのマナーも何か学んで行ってほしいものです。日本もかつてはひどいものでした笑 しかし、長い間をかけて培ってきたマナーと文化は、少し参考にしてもらいたい。時々私はあまりにもひどい場合は注意する場合もあります。
快速エアポートだけではなく、北海道の鉄道、いや北海道全体が現在、一部のインバウンド観光客のマナーについて困っているのは事実でしょう。これはなんとか解消のお手伝いはしたいと思っています。
閑話休題。
そして、札幌駅降車でで別な難関も。
新千歳空港から札幌に向かう場合、一部のエアポートは、札幌から先の手稲、小樽方面に向かいますが、夜間にはエアポートから普通電車になる場合があります。
現在の時刻表では(3/16に大幅に変わります)夕方のラッシュが終わった夜の、エアポート187.195.197.203.217.221.223号が、新千歳空港から札幌まではエアポートで、そこから先は普通列車となります。
もちろん札幌までのエアポートもたくさんあります。
そうなると、札幌より先の手稲小樽市方面の区間は普通列車なので、Uシート4号車は、単に席の良い普通車となり予約はもちろん不要。
つまり札幌駅に着いた途端、この座席の意味が豹変するわけです。
と言うことで該当のエアポートが札幌駅に入線すると、札駅駅のホームの上では、多くの乗客が虎視眈々とその自由席化した座席を狙っているわけです。
ゆるりゆるりインバウンドやラゲージ出すのに時間かかるインバウンドが多い場合、彼らを待っていると、あっという間に乗客が飛び乗ってきて、出るに出られなくなることも!
新千歳空港からエアポートに乗る時、夜間の場合には必ず行き先を確認して、札幌止まりでない場合には、お名残惜しいですが豊平川を渡ったあたりで席を立ち、デッキでスタンバイした方が無難かもしれませんね。
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