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【札幌市南区】1972年の記憶が2月限定でよみがえる!真駒内の聖火台点灯中!!!

ゆべーる地域クリエイター(札幌市)

札幌市民は、もしその時すでに生まれていたならば、みんな1972年の記憶を持っている。

1972年に札幌で開催された「第11回冬季オリンピック」は、皆さん覚えているでしょうか?

当時私は6歳。生地の小樽にまだ住んでいましたが、亡き父が札幌勤務だったため、地下鉄南北線の開業時や地下街の最初の頃(川や滝があった)の時代はよく覚えています。

私のオリンピックの思い出といえば。。。(個人的回想)

オリンピックの開会式は、今回訪れた「真駒内屋外競技場」(現在の「真駒内セキスイハイムスタジアム」)で開催されました。後日、記録番組を何度も見たのでリアルに行った時と後年のテレビの記憶が混ざってしまい、果たしてどれが本当の記憶なのか曖昧ですが、三善晃さんの素晴らしい金管ファンファーレがスタジアムでぶっ放されたのを覚えています。それが客席に何度も反響していて、もう大興奮でした。

あとはクーベルタンの文字が電光掲示板に照らし出された時ですよね。異常な興奮に包まれたのを覚えています。(その後の選手入場と山本直純さんのオリンピックマーチの演奏は、あまり記憶に残っていません。)

そして、やはりあとはお隣の「真駒内屋内競技場」(現在の「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」)でのフィギュアスケート大会ですね。目の前でジャネット・リンさんがお尻でくるくる回ったのは鮮明に覚えています。

そして、当時住んでいた小樽市南小樽駅付近にあった蕎麦屋さんでテレビ中継をやっていた時に見たジャンプの金銀銅と、どこで聞いたかわかりませんが、札響の演奏した素晴らしい廣瀬量平氏の祝典序曲。アイススケートリンクを優雅に滑るような、とてつもなくかっこいいトランペットのソロ、当時の札響の持っていたドライで透明な弦の響きにいきなりタンバリンが入る箇所、最後のホルンの大グリッサンド、そして私の第二の故郷である函館のガンガン寺(ハリストス正教会)の近くで育った廣瀬氏がその鐘にインスパイアされたと言われる、本当にけたたましいくらいにパーカッションが鳴り響くラスト。

もちろん真駒内に行く時に、霊園前駅(1994年に南平岸駅に改称)をあたりで地下鉄が地上に湧き出てきて、みんな、おおおおおーっと言ったのも覚えています。

みんながそれぞれ、当時の記憶を持っていますよね!

真駒内聖火台が現在、限定点灯中。

そんな札幌オリンピックの開会式で特に印象的だった柳宗理氏のあの半卵シェイプの聖火台は現在期間限定2月28日まで点灯中だそうです。「真駒内公園聖火台ライトアッププロジェクト」と言う名称です。

ちょうど2月の頭まで、このスタジアムでは冬キャンプのイベントがあり、(現在は終了してます)どうしても雪空の下で友人とBBQがしたかったのでこのイベントに参加するためにここに来たのですが、その時、「あれ?聖火台が点灯している?」と気づいたのです。

この冬キャンプがなかなか素敵でした。来年はぜひお勧めします!イベントがなくてもスタジアムは見ることができます。(時間などは事前に確認することをお勧めします。)

そこで見つけた、聖火台の点灯。。。LEDで点灯していますね!

このスタジアムは、夕方に訪問すると、とても綺麗です。今回は冬キャンプのため日没時間に行ったのですが、幻想的な美しさでした。

なるほど、LED点灯なので、色が虹のように変化していました。

今回はやはり屋外でチャコールでBBQをしたかったのです。やはり肉の美味さが段違い。ブルーチーズも軽く炙ったら美味しかった!

個人的には、このストロベリーのような赤い色が大好き。少しだけ周囲が暖かくなった気がします。

BBQの準備をしているうちにも、どんどんLEDは色を変化させていきます。もちろん厳密に言うと当時の光源とは違いますが、それでもなんだか暗闇の中に光が一条あるのって、ホッとします。

ちなみに話はそれますが、私たちのBBQの目的は北海道のワインとチーズを寒空の下で楽しみたかったのです。空知の山崎ワイナリーの華やかな木苺やカシスのように香るピノノワール2021、タキザワワイナリーの限定シードル(長沼のりんごを使った亜硫酸塩無添加)そして余市地区からはリタファームのメルローのロゼという豪華ラインナップ。チーズは新得のコパンの素晴らしい白カビタイプのナチュラルチーズと、江丹別のまるで粕漬けを思わせるようなブルーチーズ。個人的には山崎のピノノワールとコパンの相性が抜群で、まるでチーズが胡桃や杏のような味わいに変更するのが素晴らしかったです。

そして同席のシェフの友人が作った、隠し味に柚子胡椒をたっぷり入れた北海道野菜のスープが異常に美味しかった!

北海道の冬っていいですね!

夜になってくると、月はもちろん、金星も楽しめました。施設には休業日もありますし、遅くても17時、あるいは18時にはクローズしますので、確認の上訪問ください。

というわけで1972年を思い出しながら(その時生まれていない方は想像の世界でもよし)、去り行く今年の印象的な冬の名残を、聖火台を見ながら束の間過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。

■真駒内セキスイハイムスタジアム■

住所:札幌市南区真駒内公園3−1

電話番号:011-581-1961

営業時間、休館日などは公式サイトやツイッターの情報をご確認ください。

公式サイトは、こちら

公式ツイッターは、こちら

真駒内公園聖火台ライトアッププロジェクトについては、こちら

地域クリエイター(札幌市)

通訳案内士(全国&札幌)、そしてライターや町おこし組織の認定ガイドとして、いつも札幌市内の出来事やおすすめ情報を探しに歩いてます。コーヒーショップ、ワイン、レストランなどが大好き。またホルン奏者でもあります。

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