【札幌市中央区】「さっぽろ雪まつり」大通会場に響く音の正体は、カーリングだった!
昨日、仕事の合間に第73回「さっぽろ雪まつり」が開催されている大通公園1丁目あたりを通過していると、何やら「カチーン」という重く響く音が繰り返し聞こえています。
おや、なんだろうと覗いてみると、なるほど、その華々しい音から「轟音のスポーツ」と称されるカーリングの体験コーナーでした。大通り会場の解説は、こちら。
大通り1丁目会場「J:COMひろば」で開催です。テレビ塔のすぐ近くで、一般参加者の方が特別にしつらえたコースを使って、カーリングのストーンを投げる体験をする「さっぽろカーリング体験パーク」です。
そういえば2020年まではこのエリアにはスケートリンクがあったはず。調べてみると、今年は赤レンガプラザに移動したようです。
インストラクターの方がとても丁寧に、参加者にコツや簡単なルールを解説をしてくれます。花崗岩からできたストーン同士がぶつかって立てる硬質な音は、近くで聞くと「痛い」ほど響きます。その重さは20kgにもなるとか!
この花崗岩は特注品で、スコットランドにある無人島「アルサクレッグ島(アルサクレイグ)Ailsa Craig」からのみ採取される、ブルーホーン花崗岩なのです!5億年前の火山だそうです。カーリングのあの音は太古からのメッセージか?
そういえば昨年2022年8月に、北見市関連のモニターツアーで「アドヴィックス常呂カーリングホール」を見学させて頂いた時のことを思い出しました。偶然、ロコソラーレのメンバーの方が学生さんに混ざって練習するのを見かけたのですが、いやあ、人間の身体って、こんなにも流線形にしなやかに動くんだ!とびっくりしました。
本当にこのスコットランド生まれの花崗岩ストーン、近くで見るとかなり迫力があります。これをあんなにもしなやかに、軽やかに投擲(ショット)できるのですね!
一般参加者の方がショットしたカーリングストーンも、まるで空中を飛んで行くように滑らかに氷の上を動いていきました。
ちなみにこの氷にも特徴があります。地下街からの熱によって溶けないようにする必要があり、製氷された氷を幾重にも重ね、最終的には厚さ数十cmにもなっているとのことです。
そんな花崗岩と特別な氷の出会いであるならば私もカーリングをやってみたい!と思いましたが、無料体験ということもあり、長蛇の列。今回はじっくり観察をさせていただきました。
この「さっぽろカーリング体験パーク」は雪まつりの最終日である11日までオープンしており、その最終日には「第42回北海道カーリング選手権大会」優勝の「北海道銀行リラーズ」も登場するとのことです。
なんとなく雪まつりって通常と違って人も多いし交通規制もあるから面倒だな。。。と避けてしまう札幌市民も多いと思いますが、これを機会にカーリングの響き渡る音と、浮いているように滑るストーンを体験するため大通公園に来てみても面白いと思います!
■さっぽろ雪まつり■
開催期間
2月4日(土)~11日(土・祝)10:00~20:00
■2/6(水)~2/10(金)の14:20~15:45(予定):製氷調整のためカーリングコートはクローズ
■2/6(水)~2/10(金)の18:30~20:00(予定):エキシビション実施のため一般の無料体験はクローズ
■2/11(土)13:30~15:00、18:30~20:00(予定):カーリングトップチームによるエキシビション実施のため一般の無料体験はクローズ
利用料金:無料
※混雑時には整理券の配付等により入場制限を行う場合があります。また、荒天時やイベント実施時間帯は体験できない場合があります。
「さっぽろカーリング体験パーク」の情報は、こちら。
さっぽろ雪まつり全体の公式サイトは、こちら。
「さっぽろカーリング体験パーク」が開催される大通1丁目の「J:COMひろば」のサイトは、こちら。