【札幌市北区】一気に秋が進む北大構内。大野池も見逃すな。
お久しぶりです、ゆべーるです。数日前に、本州のツアーから1ヶ月少しぶりに戻って来ました。
今後もツアーの期間などはPCの前にいることができなくなりますので、時々行方不明になるのをお許し下さいね。そしてこの秋より、全国通訳案内士、炭鉄港ガイドに加えて、サッポロコンシェルジュ事業のアドバイザーも担当する事になりましたので、インバウンド視点や鉄道交通関係の視点だけではなく、街歩きの魅力的な大都市「札幌」としての視点からもあちこち紹介して行きたいと思います。
さて、久々に戻って来た札幌。北大の秋が一気に進んでいましたね!
今回はハイキングツアーの一環で9/27に行きました。現在はもう銀杏ももっと深い秋色になり、金葉祭も終わって紅葉黄葉も後半に差し掛かっていると思われますので、慌ててその時のメモを掲載します。
今回はメキシコから来たゲストをお連れしました。そもそも秋に樹木の色が変わるなんてないそうですから、大興奮です。
銀杏並木には、と言いますか北大構内にはそもそも「観光での車両入場」はできませんので、今回は歩いてお邪魔しました。
今年は例年よりも、黄葉だけではなく特に赤い色が綺麗な気がしますが、いかがでしょうか?
ちょうど、緑、黄色(金色)、赤あるいは橙色のコントラストが楽しめる地点もありました。
大野池まで、足を伸ばそう。
サクシュコトニ川
北大構内にはサクシュコトニ川があります。かつては自然河川でしたが枯渇したものを2004年に再生しました。現在は北大構内にそのスタート地点がありますが、かつてはもっと南の清華亭、偕楽園跡地、旧伊藤亭あたりのメム(アイヌ語で「湧水地」)が起点でした。豊平川扇状地の伏流水が、この地点でまた地表に出て来ていたのですね。今は新川に注いでいますが、かつては石狩川水系に所属していました。
大野池
大野池は、そのサクシュコトニ川の一部に接続する形で存在しています。昔は「ひょうたん池」と呼ばれていたらしいですが、一度サクシュ琴似川が「消失」した時には沼地になったのを、川の再生から少し経った頃、工学部の大野教授が発起、アピールして現在の形になったようです。
したがって、よくゲストからこれは人工の池か?と問われるのですが、厳密にいうと、元々この水系にあった池がベースになったものという事でしょうか。
というわけで、自然河川水系の風情が残るエリアです。
大野家の有名な睡蓮の花の見頃は8月頃。今回はそれほど華やかな季節ではないものの、銀杏並木の奥に続くこの池の秋色は(虫などはそこそこ多いものの)なかなか風情があります。
大野池、そしてサクシュコトニ川については、また季節毎の風情を紹介していきたいと思います。
さあ、それでは銀杏並木経由で構外へと戻りましょう。
銀杏並木の注意事項を守って、楽しく安全に歩きましょう。
■大野池■
所在地:札幌市北区北12条西8丁目
大野池を含む北大構内の観光情報については、こちらの「ようこそSAPP_RO」などをご確認ください。