桜の名所・大岡川で有名な弘明寺かんのん通り商店街。商店街から路地を曲がり20メートルほどいったところにある薪窯焼きピザの店「Pizzeria Massa（マッサ）」。

大岡川プロムナードからお店までは徒歩4分、横浜市営地下鉄弘明寺駅からは徒歩2分で到着。青果店の2階に構えた店舗は2023年4月で12年目を迎えました。

今回私は1年ぶりに来店。久しぶりの店内、まずカウンターに並んだフィギュアに目が！ずらりと並ぶ鬼殺隊。写真ではさりげなく置いてあるように見えるかもしれないですが、実際に見ると数が多くて圧倒されます。

席はカウンター5席とテーブル席3つ。厨房には窯が備え付けられています。窯はイタリアから輸入したものだそう。

事前に予約をとり、来店。ランチタイムの開店（11時30分）と同時にぞくぞくとお客さんが訪れ、12時前には満席になっていました。

ランチタイムのメニューはひと月ごとに料理が変わるそう。前菜・メイン料理・コーヒーor紅茶のセットで1280円(税込)～。

まずは前菜のサラダ。「チーズとクルミのサラダ」と「ミニサラダとスープ」の2種類の中から選びました。

私は「チーズとクルミのサラダ」を選択。高級感のあるチーズと食感に変化を添えてくれるクルミがのっています。新鮮な野菜とドレッシングの味がさわやかで、野菜不足の私の身体に染みる味。サラダをメイン料理のおまけの位置づけでなく、丁寧に作っている感じがして好感度◎。

マルゲリータピザです。窯焼きでいい具合に焦げ目がついて、トマトソースの酸味のあるにおいに食欲がそそられます。塩気のある生地がモッチモチ！毎回注文してしまうぶれのないおいしさ♪

こちらは「鴨肉とネギ ブロッコリーのドリア」。ドリアも窯でアツアツに焼かれています。燻製の鴨肉がたっぷり入っていて、コクがある。贅沢な気持ちになるひと皿です。

この日は、食後の飲み物と一緒に12周年を記念したおやつのプレゼントもありました。

オーナーシェフにフィギュアが展示されている理由をたずねてみると、今、クレーンゲームにハマっているからだそう。自分で獲得したラジコンをお店に来た子どもにプレゼントして喜ばれたこともあるとか。

「フィギュアを話のきっかけとしてお客さまとたくさん会話したいから、いろいろ飾っているんです。人とワイワイやるのが好きなので」

そんなふうに教えてくれました。そういえば、以前に私が来店したときは、ウクレレにはまっていて、シェフから突然のウクレレレクチャーを受けたことも。人とワイワイ楽しむのが好きだというのが納得です。

今回は許可をいただいて厨房からの様子を撮影させていただきました。いつもカウンターから客席を見渡して、こんなふうにお客さんに目を配っているんですね。

料理の美味しさは安定して変わらず、オーナーシェフの趣味はどんどん変化し増えていくのがおもしろいお店。

気さくに話しかけてくれるシェフ。次に来店した時はどんなことにハマっているのか、またそれも楽しみです。