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【長野県軽井沢町】ローカル本の宝庫!追分散策でふらりと立ち寄りたい「古書追分コロニー」

akariフリーエディター(軽井沢町・御代田町)

軽井沢駅からしなの鉄道に乗って3つ目、「信濃追分駅」で下車して歩くこと30分。

旧中山道沿いに趣味のお店や飲食店、寺社や郷土館などが並ぶ「追分宿」へ。

今日は静かなエリアの、そのまたさらに静かな空間、「古書追分コロニー」を訪ねました。

新緑が気持ちの良い季節ですね。「追分コロニー」外観
新緑が気持ちの良い季節ですね。「追分コロニー」外観

染め抜きの暖簾が素敵です
染め抜きの暖簾が素敵です

格子戸を開けると、いきなり迫ってくる古本棚
格子戸を開けると、いきなり迫ってくる古本棚

早速店内へ。こちらは、靴を脱いで上がるスタイルです。

営業は12時〜17時。ちょっと遅めのスタートですね。

入り口すぐにあるワゴンは100円ブックコーナー!といっても、どこにもそういった表示はないのですが。どれでも1冊100円なので多分そういうコーナーです。安心して物色できます。

文庫もハードカバーも雑誌も混ぜこぜ。夏目漱石全集もありました
文庫もハードカバーも雑誌も混ぜこぜ。夏目漱石全集もありました

うっかり買いたくなるものいろいろ
うっかり買いたくなるものいろいろ

さて、スリッパに履き替えて店内をぐるっと。本棚別にテーマがあって面白いです。探しているテーマが具体的にあったら、店員さんに聞いてみると早いです。

児童書や絵本も充実しています
児童書や絵本も充実しています

海外文学もしっかりと。詩集なども
海外文学もしっかりと。詩集なども

店舗奥は外光が入る明るい空間
店舗奥は外光が入る明るい空間

旅の本棚は、奥の奥にありました
旅の本棚は、奥の奥にありました

今の私の興味は軽井沢の草花。それと、軽井沢追分にゆかりの深い作家のこと。そのふたつがちょうど重なるのがこちらのシリーズ。

福永武彦 画文集『玩草亭 百花譜(上中下)』9,900円。はあ、なかなか手が出ないけど、この3巻のセットが素敵なんです。今日は店員さんに断って、中ページを見させていただきました。

函入りの3巻セット。大きなサイズで見応え十分
函入りの3巻セット。大きなサイズで見応え十分

「信濃追分 風物寫生帖 主として草花 1975なつ  FUKUNAGA」(福永武彦 画文集『玩草亭 百花譜(上中下)』より)
「信濃追分 風物寫生帖 主として草花 1975なつ FUKUNAGA」(福永武彦 画文集『玩草亭 百花譜(上中下)』より)

なんともいえないタイガーリリーの佇まい(福永武彦 画文集『玩草亭 百花譜(上中下)』より)
なんともいえないタイガーリリーの佇まい(福永武彦 画文集『玩草亭 百花譜(上中下)』より)

福永武彦さんが居た別荘は、ちょうど追分コロニーさんの裏手あたり。信濃追分が舞台の随筆や、こういった草花のスケッチを数多く残されています。福永さんの引く線はとっても愛らしくて、ほのぼのとした気持ちになります。

こちらが、軽井沢や信濃追分ゆかりの作家作品が並ぶ棚。入り口入って左手奥です。

福永武彦をはじめ、堀辰雄、立原道造、辻邦夫、室生犀星、加藤周一、佐多稲子、中村真一郎など挙げたらきりがないですが、おすすめの作品が並んでいました。そして、児童書のコーナーには石井桃子作品も。石井桃子さんの山荘も追分コロニーのすぐ近くにありました。

他にも、意外な作家が軽井沢と関係性が深かったりと、面白い出会いや発見もあります。

こういった文学作品の他に地域関連の資料本などを合わせると、まさにローカル本の宝庫。図書館とはまた違った本のセレクト。

周辺を散策しながら、ふらりと立ち寄って欲しい古書店です。

「古書追分コロニー」
〒389-0115 長野県北佐久郡軽井沢町追分612
TEL:0267-46-8088
定休日:火曜・水曜(祝日は営業)
営業時間:12時〜17時

フリーエディター(軽井沢町・御代田町)

東京から長野に移住して10年ほど。東京と軽井沢の2拠点生活のあと、現在は軽井沢の西側「信濃追分」に仕事場を設け、本に関わる仕事をして暮らしています。趣味は散策。古本と着物と温泉、浅間山麓の風土が好きです。

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