膝は伸ばす？曲げる？　体重移動とスイング軸の安定が両立する脚の動きのポイントとは【ゴルフ】

ゴルフ活動家

2022/3/27(日) 15:01

膝は伸ばすべきか曲げるべきか

スイング中、下半身は左右に大きく動き過ぎないように注意しながら回したい。では、スムーズに下半身を回すためには、膝はどのような状態が理想的なのだろうか。

多くのゴルファーは下半身を安定させようと、両膝の角度をキープしようとする傾向にあるようだが、フィジカルスキルによっては、両膝角度キープはスイングバランスを崩すことにつながりかねない。

胸椎や股関節の可動域、体幹の強さが高水準でない場合は、膝は適度に伸ばして使った方が、スムーズにバランスよくスイングできるだろう。

バックスイングで右膝を、フォロースルーで左膝を伸ばすことで体を回しやすくなる。

股関節で体の回転を受け止められないと、前傾角度の崩れやリバースピボット（ギッタンバッコン）につながる。

バックスイングで右膝の角度を、フォロースルーで左膝の角度を保つことで、前後左右上下の重心管理がしやすく、スイング軸を安定させられる。

柔軟性や体幹の強さなどがアスリート並みの水準に達していない場合、体を回すことが難しくなりやすい。無理に体を回そうとするとスウェイや伸びあがりなどにつながる。

「フィジカルスキル問わずバランスよく体を回せる」という点で、多くのゴルファーが採用するべきは「伸ばして使う」方だ。

ただ、松山英樹は小さいころから「バックスイングで右膝の角度をキープ」することを重要視していた。このようなことを例として挙げられるように、膝を曲げて使うことが合っている人もいる。

膝をどのように使うかは、体の柔軟性や体幹の強さを確認しながら決めていくと良いだろう。