プロゴルファーのデータから学ぶ!大きな飛距離が出るドライバーショットの3つのポイント
飛距離三要素
飛距離はインパクト時の「ボール初速」「打ち出し角」「バックスピン量」の三要素によって決まる。この中の「ボール初速」は速ければ速いほど良く、ヘッドスピード、つまりフィジカルスキルが大きく影響するが、「打ち出し角」と「バックスピン量」はテクニックで適正値に近づけることができる。今回は「打ち出し角」に着目する。
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打ち出し角の適正値はボール初速によって異なる
打ち出し角の適正値はボール初速次第で変わる。
ボール初速が高いほど打ち出し角は低い数値が適正で、ボール初速が低いほど打ち出し角は高い数値が適正だ。ボール初速が高い米男子ツアー平均は約11度で、ボール初速が一般男性と同程度の米女子ツアー平均は約13度となっている。
ボール初速はヘッドスピードと直結するので、ヘッドスピードと打ち出し角の関係性についても同じことがいえる。
理想の打ち出し角にするための3つのポイント
ロフト角を生かす
過度なハンドファースト(手元先行)やハンドレイト(ヘッド先行)にならないインパクトが必要だ。過度なハンドファーストは、インパクト時のロフト角が小さくなりすぎて打ち出し角が適正より低くなる。過度なハンドレイトは、インパクト時のロフト角が大きくなりすぎて打ち出し角が適正より高くなる。
スウィートスポットでインパクト
打点も打ち出し角に影響する。ロフト角を生かせる形でインパクトできたとしても、打点がヒールやフェース上部では、打ち出し角が適正にならない。スウィートスポットでのインパクトが必要だ。
レベルからアッパーブローのヘッド軌道でインパクトする
レベルブローから適度なアッパーブローの軌道でインパクトすることで打ち出し角が適正になりやすい。
強くたたこうとし過ぎると理想の打ち出し角が得られない
飛距離を出そうと強くボールをたたこうとすると、打点がずれたりして打ち出し角が適正になりにくい。
ヘッドスピードを上げてボール初速を上げれば、大きな飛距離が出ることがあるが、打点がずれやすいのでミスヒットが出やすくなる。それに腕力でヘッドスピードを上げようとしたところで、実際はあまり上がらないのが現実だったりする。
力みを抑えてバランスよくスイングすることで、安定して打ち出し角が適正になりやすくなる。
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