インパクトでは、ボールをヘッドで押さない!少ないパット数になるストロークのポイント【ゴルフ】
パッティングストロークの基準としてはいくつか挙げられるが、その内の一つとして「左右対称の振り幅」、つまり「バックストロークとフォロースルーで、ヘッドの動く距離が同じストローク」がある。
しかし、多くのゴルファーは左右対称にならずに、フォロースルーの方が大きくなりやすい。
理由は、左右対称の意識が強すぎることや、腕力でパターの動きをコントロールしようとし過ぎていることがあげられる。
ヘッドでボールを押すイメージが強いと、左の方が過度に大きくなりやすい。
手でクラブの勢いを押さえつけるように、無理にフォロースルーを小さくするのは良くないが、インパクトが安定するのは、フォーロースルーの大きさが抑えられたストロークだ。
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フォロースルーが長くなる傾向
一般ゴルファーは、バックストロークよりもフォロースルーの方が、クラブヘッドが動く距離が長くなる傾向。打つ人の主観でいうと、左の方が大きくなっている。
パット解析器のCAPTO(キャプト)で、一般ゴルファー5名の、3メートルのパットのストロークを測定し、ストロークの長さの平均値を算出した。
結果は、バックストロークが20.67センチ、フォロースルーが29.86センチ。フォロースルーの方が大きい値となった。
ストローク全体も長くなる傾向
「バックストロークがとても長く、フォロースルーもとても長い」これでも左右対称にはなるが、これはこれで問題がある。
ストローク中、目でクラブヘッドの動きを確認すると、ストローク全体のヘッド移動距離が長くなりやすい。
振り幅やフェースの向きは重要だが、それはストローク中に確認するものではない。下手投げで箱にモノを投げ入れる動作中に、バックストロークの大きさや手の平の向きを確認しないのと同じだ。
パットは、動きやボールの転がりなどのイメージを打つ前に作り、打つ時はそのイメージに浸って打ちたい。
ストローク全体が小さめで、フォロースルーが小さい
基準のパッティングストロークは、ストローク全体が小さめでフォロースルーが小さい、としたい。
そうするためには、ヘッドでボールを押すインパクトイメージは捨てて‟落下するパターとボールの衝突”によりボールを転がすイメージを持てると良いだろう。
そうすることでリズミカルでテンポが良いストロークになりやすくなり、距離感や方向が合いやすくなる。
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