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【葛飾区】準絶滅危惧種のアサザが開花中!都内唯一の自生地、水元公園「ごんぱち池」に咲く黄色い花々

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

水元公園の「ごんぱち池」は、準絶滅危惧種の水生植物「アサザ」の都内唯一の自生地です。
こちらでは現在、可憐な黄色い花を咲かせているアサザを一般公開しています!
(写真はすべて2022年7月25日撮影)

水に姿を映すごんぱち池のアサザ
水に姿を映すごんぱち池のアサザ

一般開放が行われているごんぱち池は、水元公園の南東部にあります。
「水辺の生きもの館」を通り過ぎると、縦長のハス池が広がり、その奥にオニバス池とごんぱち池の区画が並んでいます。

ハス池の横の道を通って、オニバス池とごんぱち池の方へ
ハス池の横の道を通って、オニバス池とごんぱち池の方へ

ごんぱち池の入口。開放時間以外は閉門します
ごんぱち池の入口。開放時間以外は閉門します

ごんぱち池の開放期間は2022年7月2日(土)~9月4日(日)。開放時間は9:00~10:00です。
午前中に咲き、昼にはしぼんでしまう半日花のため、公開時間は1時間だけ!ご注意ください。

ごんぱち池
ごんぱち池

悠々としたごんぱち池の水面には、アサザの丸い葉がたくさん広がっています。
そのかたわらをよく見ると、キュウリの花に似た黄色いアサザの花が、水の上に花茎を伸ばして咲いています。

水の中から茎を伸ばして咲くアサザの花
水の中から茎を伸ばして咲くアサザの花

花と葉がどちらも明るい色を持つため、はじめは見分けにくいですが、目が慣れてくると花びらのふちにギザギザがある愛らしい花がどんどん見つかります。

自生している貴重なアサザの花を、しっかり目に焼き付けてくださいね!

左のアサザの花をよく見ると、ヤゴの抜け殻が…
左のアサザの花をよく見ると、ヤゴの抜け殻が…

なお、ごんぱち池の左隣にある「オニバス17号池・18号池」では、鮮やかな紫色のオニバスの花が咲いています。
こちらは「絶滅危惧種Ⅱ類」の水生植物。アサザと併せてご覧ください。

隣の「オニバス17号池・18号池」に咲く紫のオニバスの花
隣の「オニバス17号池・18号池」に咲く紫のオニバスの花

都内唯一のアサザの自生地、水元公園のごんぱち池に咲く可憐なアサザの花を、ぜひお見逃しなく。
水元公園のメインゲートからごんぱち池までは距離があり、公開時間も限られているので、お時間に余裕を持ってご来園くださいね。

名称: アサザの一般開放
所在地: 東京都葛飾区東金町5丁目53 ごんぱち池
開放期間: 2022年7月2日(土)~9月4日(日)
開放時間: 9:00~10:00
料金: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から京成バス(金63)で「水産試験場跡」下車 徒歩約3分(土・日・祝のみ運行)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

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ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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