【モノ語り#27】HHKBの公式キーボードルーフをパームレストとして活用する
そのモノが、良いとか、悪いとか。それはもういいかなって。伝えたいのは、ぼくにとって、なんなのか。いわゆる "レビュー記事" とは違った、ぼくの道具にかける想いをただただ自分勝手に語る「モノ語り」。どうぞお付き合いください。
どうも。パームレストおじさんです。なんだか納得のいくパームレストに出会えなくて四苦八苦していたけれど、ようやく「これだ!」と思えるものに出会えた。
それが「HHKB公式のキーボードルーフを、パームレスト代わりに使う」というものだ。
キーボードルーフとは、キーボードのうえに乗せるカバーだ。
キーボードにホコリが入らないように、あるいは、カバンの中に入れたときにキートップが何かに引っかかったりしないようにする。そんなアイテムだ。
素材は、透明なプラスチック。特殊な加工がされているわけでもなさそうだし、高級感があるわけでもない。なんの変哲もない、ただのプラスチックカバーだ。
そんなものに4,500円かけるのは、なかなかに勇気のいる決断だった。だが、ぼくの本当の目的は「保護」ではない。「持ち運びできるパームレスト」がほしかったのだ。
ルーフを外して、キーボードの手前におけば、パームレストの代わりとして使える。高さがすこし足りないが、使い勝手には何の影響もない。
しかしまぁ、本来の用途がパームレストではないので、ちょっと使いづらいところもある。
ひとつは滑り止め。HHKBを傷つけないために四隅にゴム足がついているのだが、滑り止め効果はほとんど期待できない。たまにつるつると動いてしまうことがあり、ちょっと不便さを感じている。
あとは強度にも不安を感じている。単純なプラスチックなので「手首を乗せて使用しては割れてしまうのでは?」という心配が頭をよぎる。
別に強い力をくわえるわけでもないので、おそらく問題はないだろうだ、何かの拍子にバキッといくのではないかと不安になる。
ただ、そんな使いにくさや不安も、「普段はカバーとしてHHKBと一緒に持ち運び、HHKBを使うときはパームレストに早変わり」という便利さには勝てない。
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
もし自分にスキルがあったなら、同じ形のキーボードルーフを、木材でつくりたい。そうすれば、いま感じている不安も解消されるだろうに。
いやでも、そうしたら今度は重くなって、持ち運びがしづらくなってしまうだろうか……。まだまだパームレスト問題はつづくのだろうか。