【千葉市】知る人ぞ知る紅葉スポット「石橋記念公園」は風情たっぷり
千葉市の地域情報発信ライターちはなです。
千葉市中央区宮崎町にある『石橋記念公園』。
江戸時代初期から続く旧家「石橋家」の居宅跡と屋敷林を整備した公園で、秋には美しい紅葉が楽しめるということで先日行ってきました。
JR「蘇我駅」東口から徒歩で15分程の住宅街に公園はあります。
公園専用の駐車場がないので、公共機関を利用して行ってくださいね。(記事最後の交通案内を参考にしてください。)
公園に近づくと、研ぎ澄まされた空気を感じます。
石橋家最後の当主、故石橋三知子様は自然や緑をこよなく愛していました。
平成14年に81歳で生涯を終えられたあと、約14ヘクタールもの土地を千葉市に寄付されました。
千葉市はこの土地を保全するとともに市民の憩いの場として活用するため、「石橋記念公園」として整備し開放しています。
代々使用した門や蔵は修復し、当家の趣をできるだけ残しています。
門から覗く景色は、まるで額縁の中の絵のようです。
門をくぐると洗練された空間が目の前に広がり、思わず息をのみます。
そして厳かな雰囲気を感じつつも、どこか心が和む、不思議な感覚を覚えました。
筆者が訪問したのは、11月下旬。
モミジやイチョウが鮮やかに色づいていました。
とても綺麗に管理されており、筆者が訪問したときも落ち葉の掃除をされていました。
あまりに綺麗だったので、わんちゃんとのお散歩が可能かを聞いてみると、放し飼いにせず、糞などの処理をきちんとすれば問題ないそうです。
筆者が特に気に入ったのは、門と蔵とモミジを園内から見た景色です。
四阿(あずまや)でのんびり腰を下ろして園内を見渡すのも良いですね。
こちらの四阿は、破風飾り(はふかざり)や欄間(らんま)などを使用して造られました。
園内にはトイレもあります。
こちらのトイレは、当家の敷石が使われています。
園内には、散策できるように整備された道があります。
より自然を感じられる場所ですね。
公園の敷地は大まかに見て3か所に分かれており、こちらの写真は広場のある場所から道を挟んだ所になります。
遊びに行かれる際は、地図を見ながらゆっくりのんびり散策すると良さそうです。
こちらの公園では、例年12月上旬頃まで紅葉が楽しめるようです。
この場所にいるだけで感性が研ぎ澄まされ、パワーをもらえる素敵な公園でした。
紅葉の時期だけでなく、1年中楽しめるのではないかと思います。
みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
『石橋記念公園』
住所:千葉市中央区宮崎町611ほか
交通案内:
◎JR「蘇我駅」東口より徒歩約15分
◎京成千原線「大森台駅」より徒歩約15分
※駐車場はありません