【ニセコ】茶房ヌプリ/世界の観光地で昭和レトロ? アンティークランチでちょっとひといき
ニセコ倶知安地域の皆様こんにちは、ニセコに移住したい伊達千歳です。
本日は、昔ながらの喫茶店「茶房ヌプリ」を紹介します。
老舗のお店で、地元の人はもちろん、ニセコ常連スキーヤーの皆様方にも人気で、海外からの観光客が多いニセコ的には、「隠れ家的なお店」かもしれませんね。
ここのカレーを目当てに、様々な地域から人が来ます。
【ニセコ倶知安】茶房ヌプリ/ニセコ駅構内のレトロな喫茶店
「茶房ヌプリ」は、ニセコ駅構内にあります。
意外ですが、世界に名だたるニセコ駅を通過するJRは、1日7本という少なさです。
ニセコ倶知安地域には、皆さんだいたい車でいらっしゃいますが、もちろん駐車場完備。
向かいに側は町営の日帰り温泉施設があり、そちらの駐車場も広いので、駐車スペースの心配はありません。
温泉に入った後、こちらの喫茶店に寄って腹ごしらえをするのもいいですよ。
壁には振り子時計がいくつもかけられていて、観葉植物がたくさん配置されていてとても落ち着きます。
ちゃんと動いているのはひとつの時計のみというところが、また不思議な感じがします。
テーブルは全て古いミシン台で、足で踏むと脇の車が回ります。
なんでも先代の店主がアンティーク趣味で、このようなまったりとした昭和のレトロ空間になったとのことです。
【ニセコ倶知安】茶房ヌプリ/これがニセコの黒いカレー
このお店の看板は、なんてったってカレーです。
美しいでしょ。
濃い色のカレーを背景とした、焼き野菜のカラフルさを眺めるだけで、午前中の仕事の疲れが解消されます。
私はこのお店に来ると、だいたいこの「ヌプリカレー」を注文します。
この野菜の鮮やかさが見たくて、あまり他のメニューを注文できないのが困ったところです。
こちらは、ベーシックな「特製カレー」。
目を引くのはこのカレーの黒さ。魅了されずにはいられません。
デミグラソースをベースに使用していて、「ヌプリ」の店主が長年追求してきたこだわりのコクがありますが、生クリームとはちみつ、大量のたまねぎ、牛ひき肉を使っているそうです。
お皿もコーヒーカップもセンスがあり、目を楽しませてくれます。
都市圏のカレー屋さんにありがちな「細かい辛さ指定」がないところも、「ニセコのヌプリ」らしくて、また良いのです。
この個性のあるカレーが、人と人が行き来する駅構内というロケーションと、ノスタルジックなお店の雰囲気を繋げ、ますます旅人の心をつかむのでしょうか。
【ニセコ倶知安】茶房ヌプリ/メニュー表
こちらが「ヌプリ」のメニュー表になります。
カレーがあまりに評判なので忘れられがちですが、喫茶店なので他にもいろいろあります。
ハンバーグセット、ステーキセット、どんぶりもの、チャーハンなどがあります。
特製カレー … 850円
ベーコンエッグカレー、ソーセージカレー、長いもとベーコンのカレー … 1200円
ハンバーグカレー … 1300円
Aセット(ヌプリカレー+サラダ+コーヒー) … 1400円
Bセット(長いもとベーコンのカレー+サラダ+コーヒー) … 1700円
ハンバーグセット … 1300円
ダブルハンバーグセット … 1700円
和風ステーキセット … 2000円
鳥のてりやき丼、豚丼 … 1000円
チャーハン、うどん … 800円
ネギと生姜の卵とじうどん … 900円
土日祝日のランチタイムは混雑して順番待ちになりますので、気を付けてくださいね。
【ニセコ倶知安】茶房ヌプリ/世代交代に成功したニセコ物語のカレーをぜひ召し上がれ!
「茶房ヌプリ」は、2022年4月から店主が交代し、現在は平手さんという、まだ30手前の若者がカレーを提供しています。
平手さんはもともとニセコ町の出身で、大学進学のために一度町を出たものの、最近戻ってきて「茶房ヌプリ」を継承。
先代の店主とは特に親戚関係ではないそうなのですが、もともとニセコ町民なのでお互いの信頼もあり、今年1月から弟子入りして修行に励み、長年愛されているローカルなカレー味を無事受け継ぎました。
とてもいい話だと思いませんか。
居心地が良すぎて、まるで時間が止まっているかのように感じる「ヌプリ」の空間ですが、その中にいる人の顔触れは確実に、しかも良い流れで変わっています。
変わらない風景の中に吹き込んだ新しいニセコの風を、あなたも是非味わってください。