【倶知安町】やまぐち菓子舗のべこもち/子供の日はクマザサ味の串団子と組合せ!ぬくもり1個150円
みなさまこんにちは、ニセコの和菓子ライター伊達千歳です。
カタカナスイーツがどうしても多くなるニセコエリアにおいて、思う存分和菓子ライフを満喫できるのは、だいたい年初から、端午の節句の今の時期くらいまでなんですよね。
本日は端午の節句、こどもの日、思う存分和菓子を味わえるデーです!
ですので、ぜひこちらのお店にお立ち寄りください!
【倶知安町】やまぐち菓子舗のべこもち/どこもかしこも可愛らしい
こちらは「やまぐち菓子舗」。
JR倶知安駅の北側、通称『メルヘン通り』沿いにあり、コンビニの向かい側にあります。
ニセコエリアで珍しくなってしまった昔ながらの和菓子屋さんで、倶知安町民はこのレトロ感にメロメロです。
今日も、いつものワンオペおばあちゃまに接客していただきました。
こちらが山口菓子舗のべこもちです。
この激しいインフレの中でも、今のところ1個150円の防衛線を死守してくれています。
このアルミのトレイにみっちりと並べられている様が、もう愛おしくてたまりません。
嗚呼全部買いたい。
山口菓子舗さんは串だんごが有名で、みなみなさま「絶品」と口をそろえて仰います。
その他はどら焼き・最中・まんじゅう、あんドーナツなど洋風の焼き菓子類が、ショーケースの中に並びます。
今回すごく気になったのが、串だんごの値札に描かれているイラストなのですが、この昭和レトロ風味なお店の雰囲気に、この令和スカッシュな可愛らしさは反則だと思います。
【倶知安町】やまぐち菓子舗のべこもち/男の子は熊笹だんご、女の子はべこもち?
このお店の主力商品である串だんごは、5種類あります。
しょうゆ・こしあん・ごま・コーヒー・熊笹 …各 100円(税込)
店頭には薄いフィルムにくるまれた状態で陳列されてますが、そのままレトロな紙袋に入れていちご柄シールで封をされて渡されます。
プラスチックの容器などは使わないのですよ、そのまま薬袋のような紙袋に入れられるのです。
非常にエコでありながら、型崩れしない驚異の包装技術。
まずべこもちですよ。端午の節句ですから。
しかしこの、この恋する乙女の肌ようにみずみずしいべこもちは、いつも思うのですがいったいどういうことでしょう。
甘さは控えめ、大きさは小ぶりで手のひらにちょこんと乗る感じ。
子供の日(端午の節句)は、お子ちゃま(主に男の子)の健やかな成長をお祝いする行事ですが、女の子がいるおうちは「ここのべこもちで美しく成長することを願う日」ということにしてもいいと思いますハイ。
今回の串だんごは、笹だんごを渋くしたようなちょいシブ風味の熊笹だんごと、コーヒー味をチョイス。
子供の日(端午の節句)の行事食には、他に「ちまき餅」というものがあります。
葛粉や米粉で作った長いおだんごを笹の葉でくるんだ西日本の和菓子で、北海道ではあまりなじみはありません。
しかし、山口菓子舗さんのこの「熊笹だんご」は、そのちまき餅に近いつくりなるので(笹+だんご)、男の子はぜひこの熊笹だんごをいただきましょう!
いやもーご覧ください、このふぞろいのだんご粒を!
一本一本手づくりしている証拠で、手づくりのぬくもりが伝わり、一粒一粒が可愛らしくて可愛らしくて。
そして嗚呼なんて柔らかいのでしょう、画像から伝わりますでしょうか、もっちり・むっちり・ぷるんぷるんが。
今日はぜひもっちもっちと控えめの甘味と弾力を思う存分味わい、お休みの時間をお過ごしください!