【倶知安町】やまぐち菓子舗のすあま/一途なピンクに一目惚れ!ちょっとお先にお皿に春を咲かせましょう
みなさまこんにちは、ニセコの和菓子ライター伊達千歳です。
日が長くなり、そろそろ春の足音が近づいてきそうです。
少しずつ明るくなってくると、むしょうにピンクが恋しくなりませんか?
3月になると春、春は桜を連想し、そのつながりでピンクに思考が向かいます。
桜の花にはまだ2か月はお目にかかれないニセコエリアンに、甘さ控えめピュアピンクで、春を先取りしちゃいましょう。
【倶知安町】やまぐち菓子舗のすあま/心が一足先に春を求めてやまないニセコエリアンの手のひらにピンクを!
こちらは倶知安町内の数少ない老舗和菓子店「やまぐち菓子舗」。
ワンオペおばあちゃまの接客が特徴的なお店です。
なお、DCM倶知安店内「北の百貨 しりべしや」でも、やまぐち菓子舗さんの和菓子を少し取り扱っています。
ういういしいピンクの和菓子が個包装で売られています。
近所のスーパーで購入できる大量生産のすあまはもう少し安いですが、やまぐち菓子舗さんのすあまは、1個150円。
季節の変わり目に、ちょっとだけゼイタクしましょうよ。
すあまは、見た目も可愛らしく、甘さ控えめでシンプル味わいが特徴的なため、甘味が苦手な人でも食べやすいです。
東日本特有の和菓子らしく、西日本では珍しいそうです。
すあまは「寿甘」とも書いて、お祝い用のお菓子として用いられ、色がピンクなのはそのためだとか。
本当の祝儀用や贈答品は「まんまる」の形が主流になりますが、巻き簾で成形した表面の波形は、普段用ということでいいのかな?
和菓子にしては固いといえる弾力のある食感と、余計な餡や過度の砂糖を入れない素朴で控えめな甘さは、意外と男性にも喜ばれるのではないでしょうか。
スーパーなどで見かけるすあまはピンクとホワイトのツートンカラーが主流ですが、やまぐち菓子舗さんのが好きな理由は、このようにパーフェクトピュアピンクなところ。
多くの余物を除いたシンプルなピンク和菓子。
私は、春を感じられるようになって心がピンクを求めて我慢できなくなった今の時期に、やまぐち菓子舗さんのこのピンクすあまを1度は購入しています。
すあまはスーパーでも手軽に購入でき、お土産やプレゼントにもぴったり。
このピンクすあまがひとつふたつ、テーブルの上に出されれば、そこから春が始まります。
独特の口当たりと甘さに、やみつきになりますよ!
ホワイトオンリーだった世界に、そろそろほんのり色づけを始めましょう!