【ニセコ】カフェ有島記念館×高野珈琲店/絶景に囲まれてレッツテレワーク!コーヒーと歴史を味わおう
ニセコ大好き皆さまこんにちは、ニセコ超絶大好き伊達千歳です。
本日紹介するのは、旅行ガイドによく掲載されている「有島記念館」の中にあるカフェです。
農地開放、相互扶助で知られるニセコ町の偉人・有島武郎の資料館の中に、絶景が素晴らしいカフェがあります!
【ニセコ】カフェ有島記念館×高野珈琲店/緑と山と青空と~時間を忘れてくつろいで
ここは羊蹄山とニセコアンヌプリの両方が見える場所。
そんな最高のロケーションにキュートな塔(有島タワー)を持つ建物、それが有島記念館。
ここは文学者・有島武郎の生涯を紹介する資料館で、彼の文学作品を紹介するだけでなく、農地を小作人に解放した先駆的な取組が紹介されています。
周辺は広大な公園となっていて、緑豊かな景色が一望できます。
入館料に別途500円かかりますが、館内を道なりに奥へ奥へ歩いて行くと、まもなくカフェに行きつきます。
羊蹄山やニセコ連山が一望できる大きな一面のガラス窓、明るい開放的な空間が、最高に素敵。
イスとテーブルは木工デザイナー・高橋三太郎さん作のもので、本棚はラム工房(ニセコ町)や湯ノ里デスク(蘭越町)の作品。
余裕を持って椅子やテーブルが配置されていて、時間を忘れてくつろげる、たいへん気持ちの良い空間になっています。
カフェのオーナーは、地元で人気の「高野珈琲店」で、まさにニセコ尽くしのアートホール。
高野珈琲店のオリジナル焼き菓子(300円)は、どれも個性的。
有島武郎の著作やオリジナルグッズなどが取り揃えられており、ニセコ連峰を一望しつつオリジナルの自家焙煎コーヒーを味わうことができます。
蔵書には、有島作品はもとより、北海道やニセコの歴史にかかわるものもたくさん。
おいしいコーヒーを飲みながら読書に耽ったり、青々とした芝生の上のお子さんと歩いたり、ドライブの休憩などにお立ち寄りください。
メニューはコーヒーをメインにソフトドリンク少々、アイスクリーム類が充実してます。
特に有島武郎の作品をモチーフにした
一房の葡萄ブレンド(浅煎り)
生まれ出づる悩みブレンド(深煎り)
小さき者へデカフェ(カフェインレス) ※全て450円
が、ユニークです。
【ニセコ】カフェ有島記念館×高野珈琲店/メインの展示ブースのことをちょっとだけ
有島記念館は、主に大正時代に活躍した文学者である、有島武郎(ありしまたけお)の文学館。
代表作として「或る女」「生れ出づる悩み」「カインの末裔」「惜みなく愛は奪ふ」などが有名ですね。
もともと東京生まれの人で、横浜で当時最先端の海外の異文化に思う存分触れられる環境に育ち英語はぺらぺら、学習院中等高校、札幌農学校を経てアメリカのハーバード大学に留学、ヨーロッパにも遊学したという、当時の超エリートです。
学習院なんて日本の歴史教科書に出てくるような「●●家の子孫」がたくさん通うような名門校で良質な人脈をたくさん持っていて、大正天皇の御学友にまで選ばれた凄い人。
私は文学のことには詳しくありませんが、素人なりに展示内容を眺めていくと、失恋を引きずったりキリスト教に入信⇒農業⇒文学に流れ、最後はよその奥様と心中してしまうあたり、良い育ちである分繊細な人で、確かに東京で大出世するようなガッツガツのファイトがあるタイプではなかったかも。
しかし、ここまでの高い教養にあふれた人が、当時原始北海道のさらに一地方の原っぱ同然である広大な農場を経営してニセコの大地主やってたってことは、なかなか認識にミッシングリンクがある気がしてなりません。
そもそもニセコの歴史は、『阿倍比羅夫(日本書紀)⇒パウダースノー(現代)』くらいの認識しかない方も多いと思います。
……あまり間違ってませんが、この有島記念館にお立ち寄りいただけば、『阿倍比羅夫(日本書紀)⇒有島武郎(大正時代)⇒パウダースノー(現代)』と、ニセコの歴史をアップデートできます。
【ニセコ】カフェ有島記念館×高野珈琲店/羊蹄山を眺めながらテレワークにいかが?
それにしても素晴らしいのがブックカフェ。
ブックカフェに立ち寄るため、資料館への入館料が別途500円が必要であることから、少し立ち寄りづらいかもしれません。
(でも、年間パスポートを購入すれば、800円でカフェをたくさん使えます!)
でも、「ワンコインで利用できるテレワークスペース」として考えれば、ここは最高に贅沢な環境です、きっとお仕事もはかどることでしょう!