【ニセコ】ひらふ高原中央公園/国定公園のふっかふかの芝生の上でのんびり避暑!地球の重力を感じる坂!
みなさまこんにちは、ニセコのひらふ坂ライター伊達千歳です。
本日の内容は、ウインターシーズンのリゾート中心地となるひらふ坂。
ひらふ坂の路線価の推移については、1平方メートルあたり2015年6.4万円だったのが、2021年には72万円まで高騰するというバブル状態が続いています。
そんな高級エリアですが、冬と夏の顔がまったく違うのも魅力のひとつ。
サマーシーズンは、青々とした芝生の上で、まったりのんびりと避暑ができる場所がありますよ。
【ニセコ】ひらふ高原中央公園/サマーシーズン随一の景勝地
ひらふ坂とはウインターシーズンになると海外からの観光客で大賑わいになる、ニセコリゾートの中心地。
しかし、サマーシーズンはこのとおり人通りが少なく、ちょっと一人で息抜きしたい時に寄るところとしては、意外といいエリアなのです。
特にひらふ坂の上の方は「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」という、国立公園に準じる景勝地として、法律に基づいて環境大臣に指定されている公園になってます。
高級ホテル「シャレ―アイビー」から細い道路一本を隔て、こちら側は国が管理するエリアとなっていて、規制が厳しく普通の建物は建てられません。
国定公園というだけあって、たいへん見晴らしがいい場所です。
この近くにはキッチンカーが出張営業していることも多く、お弁当やコーヒーを買ってそのままランチするにはもってこい。
非常に手入れが行き届いていて、ふかふかの芝生や綺麗な花壇があちこちに点在していて、目を楽しませてくれます。
近くにはホテルがたくさんあり、夏季でもランチ営業しているところがあるので、腹ごなしにお散歩してみませんか?
ここ、冬はすっかり雪の下になってしまうので、あまり注目されてないんですよね。
奥は小さな散策路が整備されていて、青い花(あじさいかな?)が植えられています。
山の裾野にあたる坂道なので、歩いていると重力の影響で時々身体が傾き、歩くだけで普段より少しだけ体力を使います。
無料駐車場に車を停めて外に出る時、山側にドアを開けると非常に重く、平地側にドアを開けるとガクッと一気に開いて驚きます。
ほんとに、地球の重力場を感じる坂ですよ。
隅から隅まで芝生の手入れが行き届いているので、敷物を持ってきて、そのままごろーんと昼寝したくなる場所。
海抜285メートルと標高が高いので涼しく、手軽に避暑ができます。
私的な印象ですが、こういった公園を見つけて利用して楽しむのは外国の方々の方が上手らしく、そういったご家族連れが多いですね。
本当は滝や池など水のオブジェがあるのですが、今年は水を止めているようで、乾いていました。残念。
この公園の手入れを委託されているとおぼしきご夫婦が、この日もお仕事されていました。
こちらは「放浪記」で有名な昭和の女流作家、林 芙美子の歌碑。
旅好きだった彼女は昭和9年5月25日、この倶知安の地に寄り、俱知安を舞台にした小説「七つの燈」「田園の記」を書いたくらいニセコの風光が気に入って、その印象を歌にしました。
『青き山なり ニセコの山は 吾心また青々 心涼しむ』
林 芙美子氏がこのように評したように、この公園は避暑に適しています。涼しいですよ。
この碑は、スキー場と国立公園の記念碑も兼ねていることから、横にシルバーのスキー板を模したオブジェがついています。
夜はこのようにライトアップするという倶知安町の力の入れようで、たいへん美しい公園です。
オススメのロマンティックなデートスポットと言えましょう。
サマーシーズンは観光客が少ないため、ニセコの隠れた避暑スポットです。
夏と冬の両方にに歩いた方が、比羅夫坂の雰囲気はよりわかるはずなので、是非冬にも来てくださいね!
ひらふ高原中央公園
住 所:北海道虻田郡倶知安町山田204−18(地図はこちら)
定休日:冬季閉鎖
駐車場:たくさんあり