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【ニセコ】窯焼バターフィナンシェ/高橋牧場のミルクの延べ棒!バター風味じゅわっ!なお金持ちスイーツ

伊達千歳地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

みなさまこんにちは、ニセコの洋菓子ライター伊達千歳です。

先日ちょっと来客がありまして、お茶うけのお菓子を探していたのです。

最近の趣向を凝らした珍しいお菓子もいいけれど、やっぱり王道ってありますよね。

これからの季節では一番人気の、秋口にぴったりのお菓子を紹介します。

【ニセコ】窯焼バターフィナンシェ/お茶うけやプチギフトに最適

今日も観光客が多かったです
今日も観光客が多かったです

やってきました高橋牧場。

思い立ったその日に製造元のお菓子をダイレクトに購入できるなんて、なんて素晴らしいことでしょう。心の底からビバニセコ。

バターフィナンシェ5個入1050円(税込)※金の延べ棒ではありません(笑)
バターフィナンシェ5個入1050円(税込)※金の延べ棒ではありません(笑)

アイスクリームを販売しているメインの施設「ミルク工房」では、自慢の牛さんのミルクから作ったお菓子がたくさん販売されてます。

いやあ、牛乳メインでこんなにお菓子が作れるんだなあと、毎回驚きです。

今日は基本にかえって「バターフィナンシェ」にしてみました。

【ニセコ】窯焼バターフィナンシェ/ミルクの延べ棒

1個ずつバラ売りもしてます(1個210円(税込))
1個ずつバラ売りもしてます(1個210円(税込))

ニセコ地域は常にいろいろな新しいグルメが出てきます。

全国の多くのお菓子屋さんで取り扱っている定番のお菓子ですが、高橋牧場のフィナンシェは一筋縄ではいきませんことよ。

フィナンシェと似た焼き菓子にマドレーヌがありますが、違いはフィナンシェは卵白のみの使用であることと、焦しバターとアーモンドパウダーが使われていて、香り高い風味になっていること。

味の決め手となるあらかじめ黄金色に焦がしたバターは、より一層コクと風味をアップさせます。

もちろん北海道産バターを使用。

おフランスの焼き菓子
おフランスの焼き菓子

フィナンシェの起源はおフランス。

フィナンシェとはフランス語で「金融家」・「金持ち」等の意味があるそうで、確かに英語で財政・財務・金融を意味するファイナンス【finance】という単語に似ていますね。

表側
表側

「フィナンシエ型」と呼ばれるこの台形の形が、色や形において金塊や金の延べ棒に似ているため、パリ証券取引所周辺の金融街から広まったからと言われています。

なるほど確かに似ていますね、高橋牧場のパッケージの箱が黄色なのも、このあたりに理由があるのでしょうか。

ほどける食感
ほどける食感

温めると、バターとアーモンドの薫りがはじけます。

普通のフィナンシェは外側がカリッ、中身はしっとり……という形容になるのですが、このフィナンシェは全体がやわらかくてしっとりしています。

まるでミルクの金塊
まるでミルクの金塊

ひとくちでまずじゅんわりと、バターが染みている味が伝わりますが、はむはむと食べ進めていくと、もうですね、ミルクミルクミルクの風味。

小麦粉とバターと砂糖の化学反応の産物を通して、なぜにこれほどのミルク味がするのか。

食べているうちにミルク風味が強烈に脳に響きます。

これはもうですね、ただの「金塊の形をした焼き菓子」ではなくもはや「ミルクの延べ棒」と呼べるレベルのもの。

あら知らなかったわ、牛乳って焼き菓子からも摂取できるんだ。

【ニセコ】窯焼バターフィナンシェ/牛乳も飲めるフィナンシェ

オーブン金庫から取り出されるミルクの延べ棒(高橋牧場インスタグラムより)
オーブン金庫から取り出されるミルクの延べ棒(高橋牧場インスタグラムより)

全体が柔らかいのはですね、やはり新鮮な牛乳を使って、外側のカリカリ感を犠牲にしているからだと思います。

しかし柔らかいだけではなくて口当たりがこれまたすばらしく、この絶妙な空気の含み具合によるほろほろとしたほどけ方がおいしいこと!

意外と通販してないのですが、高橋牧場ミルク工房や道の駅ニセコビュープラザ、あとは各百貨店などの催事でお買い求めください。

高橋牧場のミルクの延べ棒を、由来の金塊に見立ててピラミッド型に積んでお客様にお出しするのも面白いですよ!

高橋牧場の窯焼バターフィナンシェ
1個    210円
5個入り 1050円

高橋牧場ミルク工房
住所:北海道虻田郡ニセコ町曽我888-1(地図はこちら
TEL:0136-44-3734
FAX:0136-55-8808
営業時間 : 9:30~18:00 (*冬季は~17:30)
公式HP:niseko-takahashi.jp/milkkobo/

地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

おいしいものと新しいことが大好きなサラリーウーマンです。試され続けている北の大地のお店や人を応援するため、たくさんの話題スポットをご紹介します。

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