【ニセコ】カルデラウンジ/キロロのカフェランチで国際交流!ポーランド料理のザピカンカ国内ではここだけ
みなさまこんにちは、ニセコのポーランドライター伊達千歳です。
いやーニセコのランチタイムって制限が厳しいんですよ、ラストオーダーがほとんど14:30までなんです。
14時頃までに目当てのお店にたどりつけなかったらその日のランチはもうゲームセット、家の冷蔵庫がカラだったらコンビニに泣きつくしかありません。
その日はどうもあきらめがつかなくて、15時以降も営業しているお店をネットで探したらびっくり!
15時以降もランチできるお店が近くにありましたよ!
赤井川村に。
【ニセコ】カルデラウンジ/キロロエリアのポーランドカフェ
赤井川村は小樽市と俱知安町の間に位置し、なんといいますか、我らがニセコリゾートの同盟国ともいえるキロロリゾートがある村です。
倶知安町からは車で約30キロ、20分くらいの距離。
ニセコ地域の住民はだいたい車を所有しているので、この距離は普通の日常風景です。
道道393号線をがーっと走っていくと、やがてカラフルなテントが見えてくるはず。
周囲は森が近く、のどかな農村風景の真ん中にある、こちらが「カルデラウンジ(CALDELOUNGE)」です。
道道側からテント、トイレ、カフェの順に並んでます。
札幌方面から来た場合、壁にキノコの絵が描かれている建物が見えると思いますが、そこです。
建物に入るとまず広いホールがあり、こちらはイベントを催した時に使う空間。
カフェは、奥の部屋になります。
こちらがイートインスペースのカフェ。
収容人数は最大10名程度で大きくはないですが、ぬくもりのある落ち着いた空間です。
赤井川村周辺は、赤井川カルデラと呼ばれる200万~160万年前の火山活動によるくぼ地のような形状になっています。
それをもじって「カルデラウンジ(CALDELOUNGE)」と名付けられました。
【ニセコ】カルデラウンジ/ザピカンカとは「おコゲちゃん」という意味
こちらが今回オーダーした「ザピカンカ」。
ポーランドの郷土料理で、バゲットの上にさまざまな材料を乗せてオーブンするピザパンで、日本語に訳すと「おコゲちゃん」という意味らしいです。
バゲットは余市町のお店のものを使っています。
ザピカンカには3種類あって、ミート味にしたのですが、くりぬいたバゲットの中身いっぱいにカレー味がついた牛ひき肉がぎっちり詰まってます。
上に無添加ナチュラルチーズがたっぷりとかけられていて、これはうまうま。
ポーランドのファストフード的なもので、アメリカのハンバーガー、イギリスのフィッシュアンドチップス、メキシコのタコス、日本の江戸時代の蕎麦や寿司と同じですね。
複雑な料理ではないのにとっても美味しいので、パーティーなどに作っても楽しいかもしれませんね。
セットでついてきたフライドポテトで、ほんのり塩味。
薄めのくし形切りで、この形状のフライドポテトを初めて見ました。
こういう細かいところに、お国柄が感じられるなあ、と思います。
【ニセコ】カルデラウンジ/メニュー一覧表
【ハンバーガー】※プラス300円でポテトと飲物付き
道産和牛ハンバーガー 800円
ラムバーガー 700円
【ワッフル】
プレーン 300円
ストロベリーフィールド 600円
キャラメルファンタジー 600円
ドリンクがかなり充実しています。
【コーヒー】
ゲイシャ豆 アメリカーノ、エスプレッソ 400円
ゲイシャ豆 ラテ 500円
【紅茶】
アールグレイブルー、ブラックチェリー 400円
フルーツティ 600円
レモンアイスティー 400円
その他、ビール600円、ノンアルコールビール350円、ウオッカやテキーラ(1ショット300円)、カクテル各種(700円~)など、酒類も取り揃えています。
ウォッカ……ウォッカを出すカフェ……。
さすがポーランド、寒い国です……。
こちら、今回オーダーした「ザピカンカ」で、3種類あります。
【ザピカンカ】※プラス300円でポテトと飲物付き
クラシック 800円 (トマト、バジルペースト、モッツアレラチーズ、ナチュラルチーズ)
ポモドーロ 700円 (玉ねぎ、マッシュルーム、ナチュラルチーズ)
ミート 900円 (玉ねぎ、牛ひき肉、カレーソース、ナチュラルチーズ)
私たちの生活にすっかり馴染んだハンバーガーのポーランド版と捉えていますが、チーズをよく使っていてヘルシーですね。
他にも季節によって、いろいろなメニューが臨時的に追加されています。
右側にはいかにもインスタ映えしそうなブルーベリーワッフル(700円)が、先ほどインスタグラムを見たら、トマトジュース(400円)やバナナピークワッフル(600円)など、目を引くセンスのいいメニューが充実しています。
【ニセコ】カルデラウンジ/店主は北海道ポーランド業界の重鎮でした
こちらはカルデラウンジの店主の「数井バルバラ」さん。
なんと生粋のポーランド人で、学校を卒業してインターン生として20代で来日し、そのまま日本に移住してしまったとのこと。
いつしか故郷ポーランドの風景に似ているという赤井川村に惹かれ、農業を営む日本人男性と結婚し、現在は子育てとお店の切り盛りに忙しい毎日。
昨年赤井川村の土地と建物を購入し、カルデラウンジの営業スタートした北海道におけるポーランド界の重鎮は、大変明るく話しやすい方でした。
もちろん日本語などドペラペラで、冬にはスケートリンクも開設したい、という熱意あふれる女性で、明るいファイトに私は惚れこんでしまいました。
キロロ王国とポーランド共和国と、まとめて友好を深められるお店です!