【倶知安】梅月菓子舗で十五夜/月見まんじゅうで中秋の名月を楽しもう!地元のレトロな和菓子で原点回帰
みなさまこんにちは、ニセコのお月見ライター伊達千歳です。
あっというまに9月ですね、9月と言えば中秋の名月、お月見ですよね!
ニセコのあちこちで綺羅星のごとく誕生するグルメは言うまでもなく大好きですが、こういった日本の伝統行事も同じくらい好きです。
「中秋の名月」は旧暦8月15日の夜に見える月のことで、平安貴族の間で広がったお月見イベント。
昔懐かしのお店で、古き良きトラディッショナル(噛んだ)な和菓子を、こういった行事の時にいただいてみませんか。
【ニセコ】梅月菓子舗の十五夜/倶知安町の老舗の和菓子屋さん
こちら、倶知安町の中心にある梅月菓子舗(ばいげつかしほ)というお店。
倶知安駅前通りから歩いて行って、国道の交差点を少し左折したところにある、「倶知安十字街」のバス停前に年期の入った建物があり、その歴史は50年ほど。
こちら店内の様子。
基本は和菓子屋さんなのですが、洋菓子もバランスよく取り揃えられています。
季節の和菓子を安定的に購入できる、老舗の和洋菓子屋さんです。
ニセコ地域のあちこちで見かけるお菓子が「ああ、ここのお店のお菓子だったんだ」と後でわかることがたびたびあります。
ニセコ地域に昔から居住している地元民向けで、洗練された斬新さは確かにありません。
しかし、古き良き懐かしき伝統を失わずに、今の子供の好みをよく考えたデザインだな、と感心することが非常に多いです。
観光客向けの「〇〇ホテルの新作スイーツ」もいいけれど、昔ながらのお菓子屋さんが、近所の家族が喜ぶ姿を想像して作った、工夫をこらしたお菓子も大好き。
お月見といえばまずうさぎですが、なぜたぬきなのだろう?という疑問はさておき、このたぬきのケーキ、とってもユニークで愛嬌がありますよね。
【ニセコ】梅月菓子舗の十五夜/素朴な材料で作られたレトロな和菓子
お月見は供えた月見団子をいただくことで、月の力を分けてもらい、健康と幸せを得ることができると信じられていました。
月ではうさぎが餅つきをしている…という故事があるため、お月様そのものを眺めて楽しむこの行事には、うさぎがつきもの。
なので、今回は梅月菓子舗の「うさぎ餅」を購入してみました。
3個入りで390円、一羽130円の計算ですね。
3羽のうさぎちゃんが出てきました!
うるち米を材料とした上新粉で作られているので粘りはなく、歯切れのよい食感。
お餅の一部に切り込みを入れて、うさぎりんごのように耳を作っています。
お目めがピンクでかわいい~!
個包装のおまんじゅうも購入してみました(各130円)。
どうしてもうさぎの方が可愛くて、今年はうさぎまんじゅうだけを購入してしまって、今年のお月見はすっかりうさぎ尽くし。
素朴な材料だけで作られていて、子供の頃を思い出します。
普段は新しいお店を主に追いかけている日々ですが、時々このように地元の老舗のお店に寄って、原点に戻ることにしています。
この素朴な味は、ずっと続いて営業してほしい。
長く地元に根付いたお店には、時間と歴史が蓄積した「土地柄」のような、不思議な隠し味が加味されていると感じます。
それは舌だけでなく、不思議と心のどこかに響く味です。
昔ながらのお店が好きな者にとっては、古くなっていくお店のほうが、少し心配でもあります。
梅月菓子舗
住 所:北海道倶知安町北1条西1-20(地図はこちら)
営業時間:8:30~20:00
定 休 日:日曜日
電話番号:0136-22-0342