みなさまこんにちは、ニセコの中華ライター伊達千歳です。

ニセコにはステキすぎるお店が多すぎて、仕事そっちのけで仕事中においしそうなお店を探し回っている今日この頃です。

そんなある日、ＳＮＳで毎日毎日すごくオシャレな中華料理の写真がアップされているお店があります。

これは一度行ってみたい、でも敷居が高そう……というジレンマを覚えるお店ですが、混雑時間帯を避けてこっそり入店するコツをラーニングしたので、本日は高級感あるニセコの中華をレポートします。

【ニセコ】イチセコダイニング／高級コンドミニアムに併設されているレストラン

調べてみると、スノーシーズンの海外観光客の方々メインの「イチセコ」という高級コンドミニアムに併設されている「イチセコダイニング（ICHISEKO DINING）」というお店で、本来は滞在客向け用のレストラン。

それを、外部のお客さんに対してもランチができるよう、グリーンシーズンについては門戸開放してくれています。

公式ＨＰはオールイングリッシュで、あまり日本人の宿泊自体を想定していない様子。

宿泊エリアはオートロックでセキュリティ体制が敷かれているため、立ち入ることはできません。

ここはそういう宿泊施設の開放された一区画。

コロナ前にも何度か行ったのですが、当時は「カフェ・ベーカリー」のお店で、右側の空のケースの中にはパンがたくさん陳列されていました。

ベーカリーはスノーシーズンに復活する予定とのこと。

料理人さんが変わったようで、グリーンシーズン中は中華料理をメインに提供しています。

コックさんはフィリピン人、ウエイトレスさんは中華系の明るい人で、2人とも日本語はちゃんと話せるので安心。

店内は空気が澄み渡るような空間。

もともと宿泊客用のダイニングなので、通常のカフェとは違った、ゆったりまったりした感じの雰囲気です。

「どうぞご自由にお過ごしください」的な部分が強く、少々開放的というか、私たちが良く行くタイプのカフェとは違った「放っておかれる」感が、人によっては慣れないかもしれません。

ノンノン、まだまだニセコビギナーですねっ。

それは、建物のつくりやテーブルをよくよく見るとどれもとても凝った高級仕様であることから、お客さんにゆっくり寛いでリラックスしてもらおう、というこだわりによるものと思われます。

スノーシーズンの高級感の余韻が夏季になっても残っていると言えますね。

【ニセコ】イチセコダイニング／洗練されたルックスの中華料理

さて、こちらがイチセコダイニングのランチ。

本日は「黒酢豚定食」をオーダーしました。

本当に中華料理かしら？とびっくりするくらい洗練されたルックスです。

メインの酢豚がかなり黒々と見えて、一瞬「何？」と思ってしまいますが、これは野菜が入っておらず豚肉のみの調理だから。

メインの酢豚の、この黒々とした光沢をご覧ください、

あんはややさらさら系ですが味は濃いめ、お肉は団子状の豚肉で、表面はこんがりでカリッと揚げられていて美味しい！

甘酸っぱさとコクが口中に広がり、さっぱりといただけます。

日本の酢豚って豚肉のブロックを角切りにカットしたものをそのまま使いますが、中華料理の酢豚は肉団子を使うことも多いですよね。

このお店の肉団子はその中華風。

歯ごたえがあって、ぎゅっ、ぎゅっ、と噛みしめられる食感がいいです。

こちらのシェフ、中国で有名な方だそうです。

シャキシャキと食べられる、中華料理の定番の青菜の野菜炒め。

ただ野菜を炒めただけの料理なのに、どうしてこんなにシャキシャキポリポリとさわやかな音がするのか。

料理に「歯ごたえ」を求める性格の私的には、とてもポイント高いです。

とうもろろこしのスープがついてきました。

これが、びっくりするくらい甘かったです。

砂糖を入れているのではなく、とうもろこしの甘味だけで十分に甘いのです。

これが「素材の力」というものでしょうか。

【ニセコ】イチセコダイニング／メニュー一覧表

イチセコのランチは、全て1580円で統一されています。

プラス100円でごはん大盛りにできます。

定食には自家焙煎のコーヒーが付いてきますが、こちらもプラス100円でカフェラテに変更できます。

このほか、単品でドリンクメニューが充実しています。

人気メニューは麻婆定食と唐揚げ定食とのこと。

メニューは先ほどの写真の一覧表だけで、見本を見ることができなかったのでイメージがよくわからなかったです。

しかし、ランチの見本はこのように、カウンター上のｉｐａｄの画像で確認できます。

時代は進んでますねえ……。

【ニセコ】イチセコダイニング／まったりアンニュイチャイニーズ

こちらのお店はやはりお客さんは外国の方々が多いものの、もちろん日本人のお客さんもよく見ます。

この日は売り切れいているメニューがいくつかあって、実は隠れた人気店。

ウエイトレスの女性がとっても明るくて和むし、高級感あるまったりムードでデリシャススローチャイニーズしたい人には、うってつけのお店ですよ。