【ニセコ】The Fly fish!/フィッシュアンドチップス専門店でお腹を満たしてアゲインゲレンデ
みなさまこんにちは、ニセコのイギリス料理ライター伊達千歳です。
とうとうやって来ました、コロナの受難を耐え忍び、全開のウインターシーズン到来です!
観光客がほとんど来なかったここ数年の閑古鳥ぶりはすでに伝説となり、いつものニセコが戻ってきました。
オープンが間に合わずにあわただしく準備を急いでいるお店も多い中、スキー客が続々とニセコ入りしています。
【ニセコ】The Fly fish!/移動販売店スペースにあるイギリスの本格派ファストフード屋さん
世界のスキー客にその名を轟かせる「HIRAFU」ですが、実際に来てみると、思いのほか小ぢんまりとしたエリアです。
しかしその分、グルメのレベルは高く、近隣ニセコエリアはもちろん、北海道中の農家さん畜産家の方々がつくった渾身の食材がここニセコに集約され、雪で遊びに来たお客さん達にふるまわれているのです。
お値段はそれこそ様々ですが、私たち清貧のジャパニーズでも簡単に手が届く、お手頃価格のグルメもございます。
ひらふ坂まで来ていただければすぐに見つけられるセイコーマートのすぐ横に、移動販売車が6~7台ほど集まっているエリアがあります。
サマーシーズンはただの空き地ですが、ウィンターシーズンは屋台村に早変わり。
ウインターシーズンのお店も抜かりなくチェックしているのですが、今年は新顔さんの登場です。
2022年夏から開業した「Fly fish!(フライ フィッシュ)」というお店で、イギリスの代表料理である「フィッシュアンドチップス」専門店。
揚げ物のなんともいい匂いにつられ、ふらふらと吸い寄せられてしまいました。
代表メニューは上記のとおりですが、コロッケも売ってます。
フィッシュアンドチップス …1300円
フィッシュアンドチップス コンボ …1500(コロッケ2個つき)
ポテトフライ …600円
コロッケ …300円(2個)
なお、フィッシュアンドチップスの旨さを引き立たせるソースは、次の4種類から選べます。
モルトビネガー、タルタルソース、レモンソルト、ケチャップ
本格派はぜひビネガーで!
ドリンクも扱ってます。
ホットココア、コーンスープ…各300円
イギリスビール…800円
【ニセコ】The Fly fish!/トラディッショナルにひらふを歩こう
こちらが「The Fly fish!」でテイクアウトしたフィッシュアンドチップス。
大き目の黄色い袋にざっくりと入っていて、この気軽なざっくり感が心地いいです。
お店のお姉さんが、注文をとってから調理してくれるので、揚げたてのほっかほか。
手に持って湯たんぽ代わり、食欲をそそる香りかぐわしく、さっそくかぶりつきたい食欲の衝動を我慢するのにひと苦労。
脂っこくなく軽めのさくさく風味で食べやすく、ビネガーの酸っぱさが良く合っていて止まりません。
フィッシュアンドチップスは、言わずと知れたイギリスの国民食で、お酒のつまみやファストフードとして親しまれています。
基本スタイルはタラなどの白身魚のフライに、棒状のポテトフライを添えたもの。
「The Fly fish!」は、その王道スタイルを忠実に再現しています。
ちなみにフィッシュ・アンド・チップスの伝統的なテイクアウトは、フライの脂分を吸収するため、白い紙の外側に、さらに新聞紙を巻いた状態で渡されるのですが、本当にそのとおりのスタイルで感動。
今回は自宅まで持ち帰りましたが、こういう大きめの袋にざくっと入っているということは、食べ歩き用を想定しているのでしょう。
フィッシュアンドチップスを指でつまみながらひらふエリアを歩くなんて、ああなんておしゃれ!
内容はフライ2ピース、ポテトたくさん。
やはり海外からの観光客が多数なので、サイズも海外仕様。
こちらひとついただけば、ひらふのゲレンデを3往復くらいできるくらいのエネルギーはチャージできると思います。
【ニセコ】The Fly fish!/フィッシュアンドチップス頬張りながら坂を上って行こう!
俱知安の街中とひらふエリアは少し気候が違い、街はただの曇り空でもひらふでは大雪、なんてこともよくあります。
人が多くて賑わっているのですが、セイコーマート前からゲレンデにたどりつくまでは、雪降る急こう配のひらふ坂を「Fly fish!」のフィッシュアンドチップスを食べながら上っていく必要があります。
リフトが見える頃には、もうお腹いっぱい、身体も温まって、またトライできますね!