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【倶知安】夜のひらふ坂はエリア全体が毎日ハッピーニューイヤー!

伊達千歳地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

みなさまこんにちは、ニセコのひらふ坂ライター伊達千歳です。

コロナが収束しつつあり、雪も降り、数年ぶりに活気が戻りつつあるニセコエリア。

コロナ前と比べてインバウンドは8割方回復したようですが、以前の活況を知る方々からは、「ひらふの本気はこんなものではない」と聞きます。

本格的な回復までもう少し時間はかかりそうですが、現時点のひらふ坂の様子をお伝えします。

ロマンティックひらふ坂
ロマンティックひらふ坂

日が落ちてから倶知安町側からひらふエリアに入る時は、ニセコアンヌプリ山正面のグラン・ヒラフスキー場と、南側の国際ニセコアンヌプリスキー場のリフト照明が山の斜面に沿って煌々と輝き、全体がライトアップされている光景を見ることができます。

ニセコアンヌプリ山全体が巨大なクリスマスツリーのように見え、ウインターシーズンを通してニセコエリアを見渡すシンボルのようになります。

1日の滑りを終えて腹ごしらえ?
1日の滑りを終えて腹ごしらえ?

もうこの頃になると、ひらふ坂エリアにはほとんど海外からの観光客しかおりません。

年末年始にニセコ入りするのは欧米系の方々が多く、彼らが一度帰国した後はアジア系の方が入ってきます。

倶知安町とニセコ町内では普段は見かけない、ひとまわり大きいサイズの車が次々と入ってきて、特にひらふエリアは駐車場が不足しがちになります。

ハート型オブジェ
ハート型オブジェ

ホテルはもちろん、近くに少し広めの駐車場を持つコンビニも満車状態。

もともとが狭いエリアなので仕方ないのですが、私も近くに来た時は車を停める場所にいつも困ります。

しかしそこまでしても来る価値があるのがニセコという場所。

地元側も観光客を精いっぱいもてなそうと、イルミネーション装飾をはじめとした街の美化に懸命に取り組んでいます。

このハートのオブジェを背景に写真を撮っている人をよく見かけます。

95%くらい外国語
95%くらい外国語

ひらふエリアが盛り上がるのは日中より夜です。

世界中から集まる観光客を目当てに、地元はもちろん近隣地域からも個性豊かなキッチンカーが続々と集結。

特にセイコーマート横のこの広場は、ちょっとしたお祭り騒ぎのよう。

日本人はお目当てのものを買って食べてその場を立ち去りがちですが、海外の方々はフードに舌鼓を打ちながら、あちこちでコミニュケーションを楽しんでいます。

ひらふ坂を歩いていて一番よく聞こえるのはBGMではなく、テンション高い楽しそうな外国語なのです。

けっこう大きな声で笑い合っているので、小さなパーティーがそこかしこで催されているかのようで、エリア全体が毎日ハッピーニューイヤー。

お正月が過ぎても、ここに来れば3月までお正月気分が味わえるくらいの特別な世界。

すごい混雑
すごい混雑

日本人は少し気後れしてしまいますが、私は金曜日の夜などにひらふ坂に来て、よりどりみどりのフードを食べつつ、リッチな雰囲気を味わって元気をもらっています。

ひらふエリアは山の中腹なので、夜になるととても寒くなりますが、仲のいいお友達と一緒だったら寒さも思い出になりますね。

チーズ専用棚が出現
チーズ専用棚が出現

余談ですが、ウインターシーズンが始まると、ニセコエリアのスーパーやコンビニは、いきなりチーズ商品が充実します。

酒類やパスタ類、調味料の品揃えにも変化がありますが、特にチーズの仕入れ量と種類が格段に増加。

写真はローソンひらふ店のものですが、このような専用棚を見るようになると、「ああ、冬が来たんだなあ」と実感します。

駐車場もそうですがレストラン不足でもあるので、コンビニも大混雑。

お友達の分のホットコーヒーを、コーヒーメーカーで20杯くらい入れている外国人男性を見かけました。

あちこちで観光業スタッフ不足の悲鳴が聞こえてきますが、来シーズンには解消してくれるといいですね。

本格的な回復は次シーズンかな?とも思いますが、まずは今年のウインターシーズンを楽しみたいと思います。

ひらふ坂
北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ(地図はこちら

地域グルメと観光旅行ライター(札幌市)

おいしいものと新しいことが大好きなサラリーウーマンです。コロナで試され続けている北の大地のお店や人を応援するため、たくさんの話題スポットをご紹介します。

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