【倶知安】ベルサントール/バレンタインには甘~い花束を!感動を運ぶコミュ力入りチョコの渡し方を体験
みなさまこんにちは、ニセコのクレープライター伊達千歳です。
そろそろバレンタインが近くなりましたね、どんなプレゼントを考えていますか?
バレンタインにまさにドンピシャ!の、ウインターシーズン限定のお店を見つけたのですよ。
本日は、とっても素敵なクレープ屋さんを紹介します。
【倶知安】ベルサントール/胸ときめく演出いっぱい!花束のようなクレープを贈られるお店!
こちらは毎度おなじみひらふ坂。
ひらふ十字街南側の、第2キッチンカーエリアです。
本日も、車を半分雪に埋もれさせながらも、各店たくさんの種類のおいしい料理を振舞ってくれています。
山の中腹の真冬ですから、だいたい温かいメニューが多いはずですが。
その中に、クレープ屋さんがあるのです。
クレープって確か冷たい系のスイーツですが、ニーズあるのかな?と思って観察してると、けっこう人気なのですよ。
お客さんがちょくちょく入っていくので、興味をそそられて近寄ってみました……というか、バチっと目が合って視線で引きずり込まれました。
控えめに言ってアイキャッチが強力すぎ。
こちら、「ベルサントール」のオーナーの畑さんという男性。札幌からの参戦です。
たいへん明るくておちゃめでノリが良く、「北海道フードトラックヤード共同組合」会長かつ、この第2キッチンカーエリア……正確には『フードトラックヤードフェス in ニセコ』の仕掛け人の大御所さんだったのです。
畑オーナーが呼びかけて有志を募り、今年からこの場所でフェスをスタートしたとのこと。
始めに「頭に雪が積もってますよ」と話しかけたスキに私を「お嬢さん」と呼び心を通わせようとするコミュ力、最初の目力に加え地元の者だと伝えたらすかさず名刺を渡されローカル割引してくれる営業力、札幌とニセコの話題を織り交ぜて情報交換するトーク力。
なんというか、自分の今までのサラリーマン人生を反省してしまうほど、ビジネスマンとしての各種スキルが高い人です。
このくらいでなければ、人を集めてキッチンカーフェスなんてできないんだなあ、と終始感心しておりました。
そしてオーダーしたクレープがこちら。
花束をもらったのかと思いました。
本当に、すっごい笑顔で、両手で花束をささげるように渡してくれるのですよ、不覚にもときめいてしまったじゃないですか。
クレープそのものの可愛らしさ・美しさはもちろんですが、商品をいっそう際立たせているのは、このクレープを渡されるまでの、畑オーナーとの短くも楽しいコミニュケーションの時間なのです。
ほんの少しの言葉のやり取りで、ただのクレープが素敵な花束に変身するなんて、なんという不思議マジックを使うお店なのでしょう。
食べるのがもったいなくて眺めながら歩いていたら、中国の方に英語で「その綺麗なクレープどこで買ったの?教えて!」とテンション高く聞かれたくらい。
しばらくはとってもいい気分でひらふ坂を歩くことができました。
【倶知安】ベル・サントール/メニュー一覧はこちら!
雪に隠れてしまっている部分もありますが、メニューはこちら。
1 チョコレートバナナ 800円
2 キャラメルバナナ 〃
3 チョコレートストロベリー 1000円
4 キャラメルストロベリー 〃
5 ブルーベリー 〃
6 キウイ 〃
7 クリームブリュレ 〃
8 ビーンペースト 〃
9 ツナマヨネーズ 〃
10 サラミチーズ 1200円
11 キャラメルデラックス 〃
12 チョコレートデラックス 〃
ビール、ホットチョコ 各500円
ツナマヨはとにかくサラミチーズのクレープって初めて見ました。
ひらふの海外からのスキー客に人気のあるクレープはどれですか?と聞いてみたら、キャラメルデラックスとチョコレートデラックスとのことです。
定価1200円ですが、ローカル割引で1000円にしてくれました。
【倶知安】ベルサントール/渡す方も渡される方も、バレンタインの予行演習はぜひこのお店で!
クレープを待っている間も、畑オーナーさんは次々と顔なじみのスキー客に挨拶していて、すっかり仲良し。
英語はまったく話せないそうですが、その強靭なオープンハートで周囲の人を次々にとりこにしていく勢い。
こういう人に「この世にたった一人の大事なお客さん!」というテンションでクレープを作ってくれるものだから、不覚にも感動してしまいます。
このときめきの演出手法は、まさにバレンタインにぴったり。
そして同時に思ったのです、渡される方もそれなりに場数を踏んでないと、この美しく渡された美しいクレープを美しく受け取れない、と。
バレンタインデーの決戦の日は、チョコを渡す方も受け取る方も、一度このお店に寄って畑オーナーに接客してもらえば、学ぶこともりだくさん!しっかり心構えができますよ。