【倶知安町】タージエクスプレス/ディープインドをあなたの手元に即お届け!お店がそのまま出張最高級ナン
みなさまこんにちは、ニセコのインドカレーライター伊達千歳です。
国際色豊かなニセコは、今や国民食ともなったカレー料理についてもインターナショナル。
ネパール系やスリランカ系、もちろんジャパン系と、カレーの中でも細かくバリエーションに富んでおりますが、中でも最大は本家本元インド派閥。
札幌にお住まいの方ならサッポロファクトリー地下で営業している「タージ・マハール」というインドカレー店をご存じでしょうか。
このお店、実はニセコエリアに手広く展開中で、とっても立派なフードトラックを導入しています。
【倶知安町】タージエクスプレス/ニセコエリア随一のビッグトラック
ご覧ください、この威風堂々たるフードトラックを。
ニセコエリアのイベント時には、かなりの高確率で「タージ・マハール」のこの車が駆けつけてきます。
フードトラックを多く見かけるニセコエリアでも、ぶっちぎりのビッグサイズ。
大小2台持っているらしく、今シーズンはこの大きい方が大活躍。
「タージ・マハール」は生粋のインド人社長が1982年に北海道札幌市において創業し、その30周年記念にフードトラックを導入。
ちゃんと名前がついていて、その名も「タージエクスプレス」。
カウンターにはラジカセでインドミュージックが流されており、音楽に合わせてトランス状態になり体を揺らしながら料理を待つのが作法です。
左のおじちゃんはタージ・マハール倶知安店にお勤めの方。
ベテランさんなのでフードトラックを任されているようです。
日本語がカタコトなのでお話はできないですが、インドの空気を連想させるなめらかな動作でめちゃくちゃ美味のナンを焼いてくれます。
お店と全く変わらない質の料理が、フードトラックの奥から魔法のように出てきます。
夏は直接お店に行きますが、ひらふ坂に常駐している間はこちらに寄っています。
【倶知安町】タージエクスプレス/本格派本場のできたてビィィーッグサイズ・ナン!
かなり以前にサッポロファクトリー地下で「タージ・マハール」に入店した時から、私はすっかりここの本格派ナンの虜。
やはりスーパーやコンビニで売っているナンとは、当事者意識が違います。
今日はガーリックナン(700円)とバターチキンカレー(1250円)をオーダー。
厚手の透明ポリ袋に入って渡されます。
私の前の順番待ちだった女の子グループが嬉しそうに受け取っていて、ナンの袋を抱いて暖まっていました。
ポリ袋は片方が開いたままになっていて、お望みであればそのままその場でかぶりつけます。
フードトラックも特大ならば、ナンだって長さ30センチ×幅15センチ強のビッグサイズ!!
大きめの分厚いフェイスタオルのサイズ感で、その全身から香ばしいバターやインド料理でなければ使われない独特のスパイスの匂いが強烈にただよってきて、ああもうよだれが止まらない!!
これぜったいインドのマハラジャも食べてるやつですよ。
タージ・マハールは牛肉、豚肉は使用しておらず、防腐剤の入っていないヘルシーなキャノーラオイルを使用。
宗教に敏感なお国柄である背景をうかがうことができ、その配慮さえが八百万の神々信仰の日本人にとっては異国情緒をかきたてられるスパイスのひとつ。
バターチキンカレーは粘度は低く、スープカレーに近いさらっと感で、手加減のない辛さ。だがそれがいい!
日本人の好みに譲歩してくれてはいるのですが、「ここからが俺達インドの味」と一線を画すのを忘れていません。
バターやオイル、スパイス、チキンの、混沌としていながらも、あくまで「インドの論理」でまとめられた、平衡感覚がぐらつくようなディープな調和。
いつもいつも、料理から放出される本場インドの濃厚オーラに、顔からつっこむように味わっています。
タージエクスプレスのメニューは、基本的にお店と同じ内容。
フードトラックだからといって省略されていないのですよ、すごい。
値段もお店と同じで、ひらふ価格にはなっておりません。
メニューの内容が多いので、主なものだけ参考に抜粋します。
【ナン】
プレーンナン …400円
ガーリックナン …700円
チーズナン …800円
ガーリックチーズナン…900円
【カレー】
ベジタブルカレー …700円
チキンキーマカレー …750円
チキンカレー …800円
バターチキンカレー、サーグチキンカレー…1250円
チキンマサラカレー …1600円
ラムローガンジョシュ …1400円
サーグパニール …1100円
チャナマサラ …900円
【倶知安町】タージエクスプレス/札幌が支店、ニセコが本店!
タージ・マハールは倶知安町に2店、ニセコ町に1店、喜茂別町に1店の支店を持っており、これもう札幌が支店でニセコエリアのが本店でしょ、って言いたくなるくらい怒涛の勢いで展開中。
ひと冬の間ひらふエリアをうろちょろして思ったことですが、「タージエクスプレス」は、たいへん勤勉に一生懸命に営業していました。
どのお店よりも早く開店し、夕方休憩はあまりとっているようには見えず、一番最後にクローズ、まるで昔の日本人を思い出すよう。
現在はほかのフードトラックは全て撤退しておりますが、「タージエクスプレス」だけは、GW頃までひらふ坂で営業を続けています。
経済的に日本はすでに衰退して久しく、現在中国がアジア覇権国の地位にありますが、次はインドに移るだろう、とささやかれているのも納得できるあり方。
他のお店が取りこぼしたお客さんをきちんと吸収し、しっかり感謝マネーを集めていました。
マンスカニ・ダニエル代表取締役の方針なのでしょう、地域に密着した活動をコツコツと継続し、タージ・マハールの知名度は、ニセコエリアに着実に浸透しています。
タージエクスプレス
住所:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ190-18 (地図はこちら)
営業時間:11:00~22:30(冬季のひらふ営業)
※paypay可
※その他、イベント時に随時出張中