こんにちは、仙台情報クリエイターのドジボです。
今日ご紹介するのは、仙台市青葉区にある牡蠣の専門店「牡蠣小屋ろっこ東一市場店」。三越仙台店の近く、一番町アーケードから東一市場という横丁を抜けた辺りにあります。

暖簾の「かき」という文字にまず惹かれます。ブラックボードにはなんと「牡蠣1個110円」と書かれています。これを見てしまったら、牡蠣好きなら素通りできないでしょう。

さらに「お通しなし」「おひとり様大歓迎」の文字も。カジュアルで入り易そうな雰囲気もあって、つい吸い込まれてしまいました。

店内は小ぢんまりとしていて、1階がカウンターのみで8席、2階はテーブルが5卓で14席です。

飲み会前の景気付け0次会や、軽く飲みたい2次会、また一人でのちょい飲みに丁度良さそう。

カウンター席に座りメニューを見ると、ちゃんと「宮城県産 生牡蠣110円」とあります。おぉ、ほんとにこの値段なんだな。当たり前ですけどね。でもあまりにも安過ぎるので、本当なのかちょっと心配したのです。疑ってすみません。

美味しそうな料理が並んでいますねぇ。イカ、タコ、ホタテ、ハマグリと海鮮がいろいろあります。そそられますが、ここはやはり牡蠣でしょ。生牡蠣と蒸し牡蠣(110円)とカキフライ(200円)を2個ずつオーダー。

それほど待つことなくやって来た牡蠣は、とってもぷっくらしてるではありませんか。

110円とは思えないほど立派。美味しそう。

早速食べましょう。レモンやポン酢をかける人も多いでしょうが、私は何もかけない派。牡蠣の塩味だけで食べます。

箸で持ち上げると、こんなにぷっくり。ぴかぴか光ってます。

牡蠣は一口で食べます。あむっ。厚みがあるので噛んだときの食感がとてもいい。そして口いっぱいに広がる潮の香り。濃厚な味。まったく臭みなんてありません。だって朝獲れの新鮮な牡蠣ですもの。

蒸し牡蠣も温かいうちに。

これはこれで、味がさらに凝縮されて旨い。堪りませんなぁ。

そうこうしてるうちにカキフライも到着。

衣サクサク、中ジュワッ。熱々でホフホフしながら味わいました。熱が通った牡蠣も美味しいですねぇ。また蒸し牡蠣へ戻り、最後は生牡蠣で締めました。

冬になると居酒屋では必ず牡蠣を頼み、焼き牡蠣食べ放題の牡蠣小屋に何度も行くほど牡蠣を食べ慣れていて、牡蠣にはうるさい宮城県人の私でも、納得の新鮮さ。

いや～美味しかった。美味しいし安いし……よし、お代わりしよう。と言うことで、ちょい飲みのはずが、生牡蠣と蒸し牡蠣を2個ずつお代わりしたのでした。

追加の生牡蠣が来ましたが、あれ？ 3個あるぞ。スタッフが言うには「小さいサイズのは2個で1個分となります」とのこと。なんて良心的なんでしょう。これもあっという間に平らげちゃいました。ごちそう様。

普段使いできる良い店を見つけました。これからもちょいちょい来ようと一人ニコニコしてたら、ふと疑問が。牡蠣の旬って冬だと思うんだけど、夏はどうするんだろう。

「すみませ～ん、夏って牡蠣はあるんですか？」

スタッフの方が親切に教えてくれました。夏には夏の美味しい牡蠣があるそうです。

産卵前で栄養をたっぷり蓄えた牡蠣。その旨みは冬のものよりも更に濃厚でクリーミーだと言います。その期間限定の牡蠣が「ちちこい牡蠣」と言う松島のブランド牡蠣。乳のように濃い味なので「ちちこい」と名付けられたとのこと。そんな夏の牡蠣があるなんて知りませんでした。シーズンオフだと思っていた夏の牡蠣、食べるのが楽しみになりました。

冬が終わったからそろそろ牡蠣も終わりかなぁ……なんて思ってる人、まだまだ美味しいシーズンは続くようです。牡蠣小屋ろっこ東一市場店で食べてみてはいかがですか。