5月中旬に京阪交野線の私市駅を降りたところ、駅舎前のポスト近くに並べられているプランターが目に入ってきました。

　プランターは全部で6つ。植えられているのは、ビールの原料となるホップでした。緑の葉がとても元気そうです。

　掲示物を読むと、どうやら「私市産ビール」をつくるために栽培されているようです。記されたアドレスに連絡し、くわしく話を聞きました。

　取り組むのは、京阪ホールディングスを含む交野にゆかりのある企業・団体などで構成する「キサイチゲートプロジェクト実行委員会2023」。「私市産ビール」づくりは、私市駅前から交野のまちの魅力を発信するプロジェクトの一環です。

　同委員会の勝谷（かつたに）拓朗さんによると、ホップは、私市駅前の他、市民大学である交野おりひめ大学クラフトビール部の畑で栽培する分も使用。醸造後は今秋、私市駅前での開催を計画するイベントで販売の予定です。イベント終了後もビールづくりを続け、将来は交野の名産品の1つに育てることを目指しています。

　また、勝谷さんは「今後は交野の魅力を体感できるツーリズムも企画したいですね」とも。同委員会では、他にも交野の魅力を発信する様々な企画を構想中のようです。

　ともあれ「私市産ビール」、一体どんな味がするんでしょうか。今から本当に楽しみです。