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【交野市】駅前の「オアシス」になれるか 河内磐船駅前で猛暑対策の「パーゴラ」完成

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)

 年明け以降、JR河内磐船駅前や同星田駅前で進む猛暑対策工事についてお伝えしましたが、3月9日午前に所要のためJR河内磐船駅を訪れたところ、工事が終わっているのを確認しました。

JR河内磐船駅前で完成したパーゴラ
JR河内磐船駅前で完成したパーゴラ


 この工事は、交野市が進めていた「駅前広場猛暑対策工事」。同駅南側のロータリー前に、猛暑対策として格子状の屋根を持つ構造物の「パーゴラ」を設置するためのものでした。

黒い支柱で格子状の屋根を支えています
黒い支柱で格子状の屋根を支えています


 黒い色の支柱3本に、茶色い格子状の屋根が支えられています。前回取材した際に確認した工事看板によると、工期は3月4日までとなっていましたので、完成ホヤホヤですね。

冒頭の写真再掲。パーゴラの西側から屋根を見上げると、格子の間から上空が見えます
冒頭の写真再掲。パーゴラの西側から屋根を見上げると、格子の間から上空が見えます


 パーゴラの西側に立ち、東に向かって屋根を見上げてみると、格子の間から上空が見えます。これに対して、東側から西に向かって屋根を見上げると、上空は遮られて見えません。屋根は、あたかも1枚物の波型の板のようです。

パーゴラの屋根を東側から見上げると、1枚物の波型の板のように見えます
パーゴラの屋根を東側から見上げると、1枚物の波型の板のように見えます

 この日はあいにく曇りがちの天候のため確かめられませんでしたが、この屋根の構造なら、特に昼前から夕方にかけての強い日差しをさえぎる効果があるのではないかと思われました。格子状なので、屋根の下の気温上昇をある程度抑える効果も見込めるのかもしれません。

駅側から眺めたパーゴラ
駅側から眺めたパーゴラ


 猛暑の季節まであと3〜4か月。駅前のパーゴラは市の期待通り、猛暑対策のツールとして効果を発揮するでしょうか。夏が来たら改めて確認しに行ってみようと思います。 

フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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